高コスト構造 | 物質の下僕

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語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered

以前にアルミ缶回収の現場写真をのせたことがあった。 アルミはその原料鉱石であるボーキサイトから精錬するとコストの6割が電気代ということである。 そのため、国際競争力を維持できない。 電力会社はいろいろ都合の良い統計数字をならべて国際比較での電気料金が高くないと強弁し続けているが、この一事をとってみても日本の電気が「高い」のは明らかである。 これら大口使用者に対しては値引きがさなれていてこれである。

それでいて、東京電力は住宅のオール電化を推し進めている。 実に頭に来る。 プロの有名料理人を動員してのコマーシャルは見るたびに不快である。 登場している料理人は私が個人的には好感をいだいているが、こんな欺瞞には憤りを覚える。 彼らは自分の厨房を絶対にオール電化なんかしないだろうから。

さてさて、こんな事情ですから、アルミ缶のリサイクルは大切です。 高い電気を使って電力各社を喜ばせないように、リサイクルいたしましょう。 特に、ビール、発泡酒などの消費者の方々は是非ご協力を。


昨年の冬から暖房をオイルパネルヒーターにしたので、冬の間の電気料金は月額20000円超です! 安全、クリーンといわれるこの暖房機が特にヨーロッパで普及しているのは、電気料金との関連もあると思います。