これはひどい! | 物質の下僕

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語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered

乾電池プチッ!

見ての通り、乾電池です。ちぎれています。犯人はケイです。その証拠に、手が二酸化マンガンの粉で真っ黒けでした。
外被の金属も中心の炭素棒も決してチーズやバター並に軟らかいわけではないです。

今朝は3時に起こしに来たが、とりあえず撃退。その後も何度かチャレンジしてきたが、そのつどしのいで睡眠につとめていると「コトン」という固いものが床にあたる音が耳元でして一瞬で目覚める。ケイは私が気付いたと知ると脱兎のごとく部屋を飛び出して行った。これは怪しいと思い呼ぶと、戻っては来るものの口をしっかり閉じてなんとなく逃げ腰。捕らえて口を開けさせると写真左端のプラス端子部分が出てくる。最初はなんだかわからなくて、明かりをつけてまじまじと見ると...。「あっ!」と声をあげるとまたも逃走。さて、周囲を探すとはたして本体部分が見つかる。もう一度捕らえて精査すると両手が黒い粉にまみれている。「あ~ぁ」である。そのころには私の手も黒い粉があちこちについている。さっそく風呂場につれていってお湯で洗うがおちない。で、石ケンをつけるともう、真っ黒。かなり抵抗したがかまわず続行。おかげでこちらも朝の5時からびしょ濡れである。

今日は時間に余裕がないので、寝るのはあきらめて朝食。日の出まではまだ大分あるので食器を洗って時間をつぶすが、すぐに終わってしまう。キッチンの椅子で快適とはいえない姿勢でうたたねを...と思う間もなく目をつぶったとたんにやってきて足にかみつく。どうやら自分がないがしろにされるのが気に食わないらしい。これって甘やかされているってことなんでしょうか?
しばしにらみ合い。が、少し目を離してからふと見るとケイは居眠りを始めているではないか。なんと勝手なやつ。

ケイにとっては私の部屋は宝の山。抜本的な解決策を講じる時が迫っている。それにしても本気で噛んだら私の指くらいはプチッっていう感じで千切れてしまうんでしょうな(笑)。
いつも手加減してくれてありがとうね、ケイ。