私の母は、今年で88歳。いわゆる「米寿(べいじゅ)」のお祝いの年を迎えます。
ところが、こちらが「米寿のお祝いをしようね」と言うと、「年寄り扱いするな!」と本気で怒るのです。未だに毎日、鏡を見ては自分の姿にうっとりしています。
そんな母がまだ60歳くらいだった頃、周りに対して「私は40歳」と言っていました。
私に対しても「話を合わせなさいよ」と言わんばかりに、暗黙の了解で圧をかけてくるのです。それはもう、「もし本当の年齢を言ったら殺されるな……」と感じるほどの迫力でした(笑)
でも、おもしろいことに、当時の母は本当に若く見えていたのです。
若い頃に「ミス新潟」に選ばれるほど綺麗でスタイルも良かった母は、心の底から**「私は40歳で、綺麗で美しい」**と本気で思い込んでいたのだと思います。
これこそが、言葉の力。
言霊(ことだま)と自己暗示の、素晴らしさであり、同時に恐ろしさでもあります。
人間、本当に思い込んだものは現実になる。
これは、周りの人たちを見ていると本当によく分かります。
- 「眠れない」と言っている人は、本当に眠れない。
- 「疲れた」と言っている人は、いつも疲れている。
- 「お金がない」と言っている人は、本当にお金がない。
「本当にお金がないんだから、言っても仕方のないことじゃない」と思うかもしれません。
でも、「お金がない」「疲れた」「眠れない」といったネガティブな言葉は、たとえそれがいまの事実であったとしても、口に出さないほうがいいと私は思っています。
なぜなら、
言葉にすることで自分自身に強力な「自己暗示」がかかってしまい
その通りの現実をさらに引き寄せてしまう可能性があるからです。
自分が放った言葉の通りに、脳と現実がカチッとロックされてしまう。そう考えると、言葉ってちょっと恐ろしいですよね。
じゃあ、一体どーすればいいのよ?
「現実がそうなのに、嘘をつけってこと?」と思うかもしれません。
私はとりあえず、日常の小さな「心地よさ」のほうに意識をフォーカスするようにしています。
例えば、お風呂に入ったときの気持ちよさ。
ベッドに入ったときにつつまれる、何とも言えない安心感。
そこに意識を向けて、
「あー、気持ちいいなぁ」
「あー、安心するなぁ……」
と、あえて声に出して言ってみるのです。
声に出すことで、脳は勝手に「あ、いま自分は心地よくて幸せなんだな」と思い込んでくれます。
「人は、その人が口にしている言葉の通りになる」
私はこれを信じています。
せっかく言葉の力を味方につけるなら、自分をハッピーにする自己暗示をかけていきたいですね。
みなさんは今日、どんな言葉を口にしていますか?
もし現実が辛かったら
ただ辛いことにフォーカスしているだけ
楽しいことや安心することに
フォーカスする練習をしてみてね