Appleの Mac Studio と Studio Display
電子カルテをMacで動くDopanet Doctorsにしてはや10年以上が経過した。
診察室のMacは、これまでずっとiMac 27インチを使用してきた。
10年で4台交換して使用してきたが、今回Mac Studioに交換した。
Mac miniと高さが違うだけで、底面積は同じである。
iMacのように一体型ではないので、モニタとしてStudio Displayを同時に購入した。
AppleがMac StudioとStudio Displayを世界同時予約開始したのが
日本時間2022年3月9日午前3時で、発売日は3月18日である。
わたしがApple storeで注文したのが予約開始日の午後9時。
予約受付開始18時間後である。
Studio Displayが届いたのが3月18日、Mac Studioが届いたのが4月1日であった。
予約殺到したのと、SSDを2TBにしたので、Mac Studioの到着が遅れたようだ。
これまで使用してきた iMac 27
1) iMac 27 初代のiMac 27 2009年 熱くなる分厚いモデル 1年半使用で売却
2) iMac 27 Late 2012 2年くらい使用
3) iMac 27 Late 2014 5K Intel Corei5 メモリ8GB
4 iMac 27 Late 2019 5K Intel Corei9 8コア メモリ16GB、フュージョンドライブ 2TB
電子カルテとして診察室で1日8時間くらい使用し、デジタル顕微鏡の画像表示も行う。
同時に個人用のパソコンとしても使用しつつ診療し、一度に多くのアプリを立ち上げるので、
高性能であることは必須である。
2019年に、当時としてはiMacの最高のスペックであったCore i9 8コアモデルを購入したが、
立ち上がりが遅いし、もたつき感があり、前機種と比べて体感的に速くなった気がしなかった。
光ファイバーの品質は可もなく不可もなし。
LANに問題があるかと思い、Panasonicの技術者であった優秀な後輩に来てもらって
調べてもらったが、大きく改善すべき点は見つからず。
その後AppleシリコンであるM1チップを搭載したiMac 24に交換することも考慮したが、
さほど高性能ではなく、ディスプレイが少し小さい。
M1チップを搭載のMac miniも考慮したが、適当な5Kディスプレイが存在しない。
LGの27インチ 5Kディスプレイはデザインが気に入らないし、15万円もする。
そこで今回 Mac Studioに飛びついたわけだが、CPUはM1 Max、
メモリは標準で32GB、SSDは2TBとした。
合計で315,800円(税込)
同時に購入した27インチStudio Displayは、199,800円もする。
ものすごく高いと思うが、非常に美しい画像を出せるモニタで、何年も使うのだから後悔はしない。
セットアップを済ませて2週間使ったが、このパソコンの速度はめちゃくちゃ速い。
たかが電子カルテ用のパソコンで、高画質の動画編集を行うのではないのに
こんな高性能機は不要だと思われるかも知れないが、それは大間違いだ。
体感的な速度改善は、自転車からフェラーリに乗り換えた気分だ。
フェラーリに乗ったことはないけれど。
Mac Studioを導入してから、患者1人あたりの診察時間が1分短縮した。
1日単位で考えると、毎日の診察時間が60分くらい短縮した。
これは大きい。
時間を金で買ったと考えると、こんな安い買い物はない。