重すぎ・若開け・・バルト | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

ドメーヌ・ギスレーン・バルト シャンボール・ミュジニー 1er オー・ボー・ブルン  2005
価格  12800(円)

購入日    2008年6月
開栓日    2019年2月28日
購入先    うきうきワインの玉手箱
インポーター ミレジム
購入価格   12800円(税別)

 

久々に開けたバルトのシャンボール・ミュジニーの1級もの。

開戦当日は、タンニンが強くてまるでボルドーのようなワインである。

 

わたしが手に入れた2002〜2004のこの作り手のワインは

ACブルゴーニュを除いてことごとく状態不良で、

それが嫌になって2005を最後に買うのを止めてしまった。

 

状態不良、すなわち熱入りだったわけだが、誰に責任があるのかは知らない。

2005まで買い集めたのは、たまたま購入した2001が香しくて軽やかだったからだが、

これはヴィンテージの影響が大きかったようである。

 

この2005はともかく重すぎて、ピノ・ノワールらしい香りも立ってこない。

開栓翌日にはそこそこ柔らかくなり、幸い現在の2005は熱入りから免れていたのかと

思われたが、それでもブルゴーニュワインとして魅力に乏しい。

 

ヴィンテージの特長もあると思うが、ここまでボルドーみたいになってしまった

ブルゴーニュに存在価値があるのか、わたしには理解できない。

ボルドーもブルゴーニュも、評価の高い作年のワインほど扱いにくいというのは

当たっているようだ。