ドミニク・ロラン ブルゴーニュ・シャルドネ 2014
購入日 2016年8月
開栓日 2016年8月
購入先 ヴェリタス
インポーター ヴェリタス
購入価格 2280円
たまには本家ブルゴーニュの記事も書かなくては。
しかしこんなネガティブな内容で盛り下がってしまうのは残念である。
超有名な造り手であるドミニク・ローランではあるが、造るワインのレベルはピンキリで、
DRCのロマネ・サン・ヴィヴァンの畑のブドウを購入して造っているという話もあるが、
こんなひどいワインも造るというわけである。
黙って飲んだら3流造り手の産地不明のソーヴィニヨン・ブランかと思うほど浅い。
香りからシャルドネと判然としないくらいだから、このワインの酷さは推して知るべし。
ブルゴーニュのシャルドネとしては最低価格ではあるが、
こんなものにお金を払うくらいなら、チリのコノスルの
オーガニック・シャルドネ(金800円也)を3本買う方がはるかに幸せである。
コノスルのほうがずっと真面目に造られていて、シャルドネの魅力に溢れている。
ブルゴーニュを冠していてもこれではまったく存在価値が無い。
2000円そこそこしか出さないなら、まともなブルゴーニュは買えないという厳しい現実を
このワインは教えてくれた。
10年少し前だったら、この価格でアンヌ・グロのオート・コート・ド・ニュイ
キュヴェ・マリーヌが買えた。
それは今では5000円はする。
アホらしくて買う気にもなれなくなってしまったが、
ドメーヌ・ルフレーヴのマコン・ヴェルゼも今では5000円。
それ以上出さなければ、もはやブルゴーニュのシャルドネは飲めなくなった
ということだろう。
ピノ・ノワールは何が何でもブルゴーニュでなければならない、と思う。
しかし、普段飲みのシャルドネは別にブルゴーニュでなくても良いのでは。
本当にローラン自身が造っているのかどうか知らないが、
こんなくだらないシャルドネに自分の名前を冠することを恥だと思わないのだろうか。
1本しか買わなくて、本当に良かった。