オランダにもワインはある! | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

オランダ・ベルギーに行くのは比較的楽である。
というのは関空から直行でアムステルダムのスキポール空港に入れるからだ。
そこから陸路でブリュッセルまで225kmだから、飛行機を乗り継ぐ必要がない。

ベルギービールは言うまでもなく、ハイネケンはオランダ産であるから、
ベルギーもオランダも、ビールは美味しいかも知れないがワインには期待できない。
しかし、オランダにも自国産のワインはあった。


アムステルダム中心部のオランダ料理店「ハーシェ・クラウス」で開けたオランダワイン

ほとんど埋立地で山がないオランダのどこにブドウ畑があるのかよく分からないが、
品種はピノ・グリらしい。
2013でも若開け感はなく、アルザス産のピノ・グリに似たキリリとしたワインである。
店での価格は28ユーロ(3800円くらい)であった。
ビールでも5ユーロなので、これは安い。





このハーシェ・クラウスという地元料理のレストラン、前日にホテルのコンシェルジュから
予約を入れて行ったのだが、店内は超満員であった。
料理の価格は1人4000円くらいで大変リーゾナブルである。


オランダは絵画の国である。
ストロボさえ使わなければ、多くの美術館でも写真は自由に撮れる。


フェルメール「真珠の耳飾りの少女」 マウリッツハイス美術館(デン・ハーグ)

このフェルメールは数年前に日本にも比較的長期間来ていたのでお馴染みだろう。
家内も兵庫で雑踏の中で見たことがあるらしい。
ここデン・ハーグではさほど観光客も多くなく、ゆっくり観ることができた。


ゴッホ「アルルの跳ね橋」 クレラー・ミュラー美術館(アムステルダム近郊)

ビゼーの「アルルの女」のレコードジャケットになっていたので、13歳から知っている絵だ。
いつかは本物を観たいと思っていたが、こんなところにあったのか。

クレラー・ミュラー美術館はアムステルダムから82kmほどの公園の中にあり、
アムステルダムからバスで80分くらいかかるので人が少なく、絵の前にはほとんど人がいない。
こういうのを贅沢な時間だと言うのだろう。