古酒の入り口・・グロのクロ・デ・レア | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

今月になってから2件もプレゼンがあり、ブログも本の原稿もちょっと止まっていた。
今月はじめには箕面市薬剤師会に呼ばれて、専門の話をしに行ったが、これはお手のものだ。

先々週土曜日(14日)には、知り合いの社長会社から依頼され、
循環器病の世界的権威である先生と2人で講演した。
こんな先生と並んで講演するとはわたしも偉くなったものだ、と言いたいところだが
わたしの役目はワインセミナーの講師である。

実は昨年に引き続いて2回目だが、昨年があまりに好評だったため(ほんまかいな)、
今年も実現の運びになった。
今年も20回くらいプレゼンしたが、この講演が一番受けたように思う。
本業以外が受けるとは、喜んでいいのかどうか分からないけれど。

本日はクリスマスイブだが、例年のごとくそんなことはわたしには関係がない。
しかし、今朝ようやく本の原稿を書き終えた。
出勤前にトイレから(M出版のSさん、ごめんなさい)、最後の原稿を送付して
ついに脱肛だ、じゃなくて脱稿だ。
あとは校正待ちである。

ブルゴーニュワインの本ならもっと面白いかも知れないが、単なる開業医向けのITの本である。
わが国にこんな本が1冊もないから書き出したのだが、体験談が多くて、
われながら大した内容ではない。
しかし、これから電子カルテを入れようとする先生には大いに参考になるだろう。

1ページあたりの文字数が1000文字で、200ページの本だから、かなりのボリュームである。
これを日常業務をこなしつつ、ワインも飲みながら書くのだから大変だ。

文字ばかりでは無味乾燥なので、イラストのネタを考え、家内に頼んで20枚くらい
書いてもらった。
脱稿はしたものの、もっとイラストのネタはないかと考え中だ。
まあ、これでようやく日常のブログ書きに戻れそうである。


「パソコン自作中」



ミシェル・グロ ヴォーヌ・ロマネ クロ・デ・レア 2001
購入日    2005年4月
開栓日    2013年12月21日
購入先    ヴェリタス
インポーター ボリニ・ジャパン
購入価格   5980円

さて、大事に残しておいたクロ・デ・レア最後の2001だ。
わたしはリバーさんほどではないが、古酒好きでもある。

これをもって古酒と言うにはちょいと早いが、うまい具合に入り口にさしかかっている。
良い保管状態で、ほのかなターメリックや胡椒香がする。
果実も明瞭ながら小さく滑らかになっていて、いとおしいことこの上ない。

2日目はわずかに毛羽立ってくるけれど、これならあと何年でも置けそうである。
やっぱりグロの1級ものは10年以上しないと真価は分からないと思う。

どうも最近忙しさにかまけて、新しい造り手の探訪を怠りがちである。
ルーミエやフーリエを高いお金を出して買い集めているようでは何の進歩もない。
大いに反省しているが、ワイン蔵には本数は多いものの造り手のバリエーションは減っている。

最近バックヴィンテージはほとんど買わなくなったけれど、
子供も1人独立して学費が要らなくなったし、これからもっとお金をドブに捨てる
努力でもしようかなあ。

怒り心頭の記事が増えるだろうから、まあ、ブログとしてはその方が面白いだろうけれども。