昼間は仕事に追われ、診療が終われば仕事場を飛び出して出かけ、
酒が入って帰るのでブログが野ざらしになってしまった。
書きたいことは山ほどあるのだが、原稿の校正などの仕事も後回しになっており、
時間を見つけて何とかするしかない。
昨晩は地元医師連合会の単なる懇親会があり、16人ばかりで盛り上がった。
参加者はもちろん全員医師で、最高齢は85歳、最年少は40歳くらいの２世医師である。
全員開業医だから、そんなに若い医師はいない。
最近、年金と引退と病気の話題が多くなってきた。
しかし、わたしと同世代の内科の先生が、午前４時間、午後４時間の受付時間で
20年近く診療されていると聞くと、尊敬の気持ちを抱かざるを得ない。
根っから診療が好きで人と接するのが楽しいと感じないと、こんなことはできない。
開業医は忍耐力と体力と根気がないと継続できない、と11年やってみて実感する。
診療レベルは落としたくないから、耳学問でも勉強しなくてはいけないし、
それができなくなったらさっさと引退しようとは思う。
さて、何度も何度も電話を入れても予約が取れなかった江坂の「つちや」に
一昨日久しぶりに訪問できた。
昨年から２つ☆になったことが、予約難になったことの理由の１つだと思うが、
店全体で洗練度を増しているように感じられた。
リストには無いが、店にもシャンパーニュがいろいろ置かれていて、
それ以外のワインも多く置かれているようだ。
この日は、下記の２本を開栓してもらった。
ベデルのアントル・シエル・エ・テールは新しいヴィンテージだと思うが、
ムニエ100だった頃の個性は影を潜め、酸が美しいものの、
凡庸なシャンパーニュとしか感じられなかった。
このおばさん（ベデルのこと）、もう冒険はやめたのだろうか。
最初にこのシャンパーニュを開けた時の、あの目も眩むような香りが懐かしい。
