冷や汗ものの祝賀会 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

泣く子も黙る団体、大阪府女医会の前会長が、文部大臣賞を受賞された。
大阪府女医会主催で、受賞を祝す会が昨日盛大に帝国ホテルで催された。

どういうわけか、わたしは主賓席の片隅に座っていた。
同じテーブルには、大阪府医師会長はじめ、錚々たる歴々ばかり。

わたしの左横は演奏を披露された著名ギタリスト、その隣は現会長、
右隣は関西医大の名誉教授、4人隣には女優の山本富士子さん。
初めて知ったが、山本富士子さんは前会長の実の妹さんなのだそうだ。

こんな晴れがましい場で、何でわたしがそんな席に座っているのか。
まったく場違いも甚だしいのだが、その理由はワインなのである。
わたしの肩書きは,「ワイン博士」であった。

この日の朝、ビンゴの景品のワイン15本を、自宅のセラーから出して、ホテルに搬入した。
1等賞はKRUG、2等賞はドンペリ、あとのうちの11本はブルゴーニュ、
最後の2本は、1,500円のロワールの貴腐ワインであった。

会終わって帰る際、山本富士子さんから
「ワインが当たらなくて残念ですわ」
と声をかけて頂いた。

「大女優に、1,500円のワインが当たったらどうしようかと思いました」
と答えておいた。