ブログに記載できていないワイン会がいっぱいある。
会が不満だったからではなくて、単にこれまで時間がなかったから書けなかっただけである。
先週だって木曜と土曜に3つ星と2つ星の店を訪問したが、まだ書いていないし、
東京の2回のワイン会の記事だってさぼったままだし、カ・セントとHajimeに行った記事も
書いていない。
考えたら相当贅沢な食生活を送っているような気がする。
ブログに書いていないのは、原稿と学会に追われていたのが原因だが、
1つのことをすると他のことができない性格であることが、最近自分で分かってきた。
時系列がめちゃくちゃだが、いつまでも放置できないので、
まず手近な今日のホームパーティから記載することにする。
昨年春に、母校の美容外科学の教授宅での楽しく豪華なパーティに、夫婦でお招き頂いた。
今年はしないんですか、と奥様に奥ゆかしく?催促したら、本日実現の運びになった。
前回も書いたが、ご主人は乳房再建手術ではわが国の第一人者で、奥様も同業者で、
わたしの最後の勤務先の元同僚であり、今は地元の皮膚科・形成外科クリニックの院長である。
奥様とは地元医師連合会の役員ををいっしょにやっていて、勤務医時代から切れ目無く
親しくして頂いている。
われわれ夫婦といっしょにお邪魔したのは、去年と同じく母校の形成外科学の教授夫妻である。
この教授には勤務医時代に助けてもらって、手術の見事さに舌を巻いたことがある。
今やわが国の形成外科学会のボス的存在なのだそうだが、わたしにとっては大学の同期生だ。
彼はボルドーワイン党だったはずだが、今日は超レアもののルロワの古酒を持参してきて驚いた。
今まで知らなかったが、シェフが食材を用意してやって来て、自宅で調理してくれる、という
いかにも豪華なケータリングがあるのだそうだ。
今日はそれを初体験したが、写真のごとく本格的なフレンチである。
きれいなテーブルセッティング
お花まで入っているのが心憎い
アミューズ いろいろ
甘鯛と野菜のスープ
和牛のステーキ 3種のキノコ添え
チーズいろいろ
デザートもちゃんと出てきます
わたしが持参したシャンパーニュ2本 アンリ・ジローのコード・ノワールとクリュッグ
レアものと超有名グラン・メゾンの対決。
このクラスになるとさすがに不満はないが、久しぶりに開けたクリュッグには強い個性を感じず、
無難な造りをしているように思われた。
同期生の教授が持参したブルゴーニュ2本
ミシェル・ラファルジュ ヴォルネイ 2002
メゾン・ルロワ サヴィニー・レ・ボーヌ 1er レ・プイエ 1980
昨年わたしが持参したワインは,最後に開けたジョブロのジブリがブショネで、
「ホップ・ステップ・肉離れ (・o・)」と書いたが、今日のワインはいずれも大当たりであった。
ラファルジュは開栓後徐々に開いて、南のワインらしくしっかりした果実を楽しめた。
こっちはスタンダードのピノ・ノワールであった。
一方の31年もののルロワはサヴィニーの1級畑だが、30年以上前にこんなワインを造っていたのか。
コルクはさすがにボロボロだったが、状態は非常に良くて、
例の古酒香が一段落したら美酒に変身した。
快晴の春の日曜日、豪勢な料理を食べながら、楽しい仲間との会話を楽しみつつ
極上のシャンパーニュとワインを開ける。
こんな幸せな時間は滅多にない・・
と書こうとしたが、昨晩にもこれとは違う志向の幸せな時間があったばかりである。
その話はすでにUTAさんが書かれているが、また後日書くことにしよう。
さて問題は体重だ。
今週の食事は、ざるそばとおにぎりとカップラーメンだけで乗りきろう(ウソ)
シェフは平川さんというイケメンで、池田から来られたそうである。
こんな素敵な会を企画して頂いた、教授ご夫妻には深く感謝するとともに、
大先生なのにいつも楽しいボスの教授ご夫妻にも、改めて御礼申し上げます。
ぜひ次回もお願いします、と厚かましく書いておこう。