酸が足らず丸い・・ペノ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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マルク・ペノ VdTグロ・プラン「ラ・デジレ」 2005
購入日    2008年2月
開栓日    2010年1月3日
購入先    Alcoholic Armadillo
インポーター 野村ユニゾン
購入価格   1300円

昨日から仕事が始まった。
初日の午前だけ初診患者さんの山で大賑わいとなったが、それ以降は例年通り
比較的ヒマな新年の診療である。

さっき調べてみたら、昨年最初に開けたワインもペノだったが、期せずして今年もそうなった。
開栓したのは1月3日で、まだ風邪から完全には立ち直っておらず、
何を飲んでも美味しくない、という状況での開栓である。

そもそもアルコールを飲みたい、という気にもならず、ビールを飲んでもスカみたいな
味わいだった。
正月だしお節が中心の和食だから、適当に目についた白を開栓しただけなのだが、
それがたまたまペノだったというわけである。

味もよく分からない身体状況で開けているので、ペノさんには申し訳ないが、
値段をみてまたビックリ。
倒産前の価格だが、こんなに安かったのか、このワイン。

気がつけばはや2年が経過してしまっており、こちらが年を取った以上にこのワインも
経年による変化をきたしているようだ。
初日は酸も少なく丸くなりすぎていて面白くない。味にも深みは乏しい。
こちらの舌もまともではないが、そのくらいは判断できる。

その後4日かけて本日空いてしまったが、面白いことに4日目の今日は酸が復活して
ようやくきりりとした姿になっている。
こんなワインを4日もかけてぶつぶつ言いながら飲んでいるのに
何か意味はあるのか、と考えるとアホらしいのでこの辺でやめておく。

かくして今年のワインライフも、何となく始まったのである。
ボキャブラリーも底をつき、開けるワインも変わりばえしないが、
とにかく飲んだものを記録しないと忘れてしまうので、
今年も周りの評価など気にせずに記録を続けることにする。