半年早いか・・バルト | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~
ドメーヌ・ギスレーン・バルト ブルゴーニュ・ルージュ 2004
購入日    2008年5月
開栓日    2009年12月4日
購入先    うきうきワインの玉手箱
インポーター ミレジム
購入価格   3180円

患者数は多くないのだが、1人1人に時間がかかって非常に効率の悪い仕事になっている。
周りの医師から信用ができたのか、厄介な患者さんが多く紹介されてくる。
毒饅頭を投げられているのかも分からないが。

今日も本業以外に忙しい1日で、朝っぱらから朝礼中のまいどの副院長に電話を入れ、
続いて診察中の医会事務局長にも電話を入れ、国会議員本人と東大教授にメールを打ち、
帰宅してまた議員にメールを打って一息ついている。


貧乏性のせいかACブルが続くが、疲れた時にワインにあまり気を遣いたくないから
開けるワインが平凡になってしまう。

ペロ・ミノより1年若い同じランクのワインにもかかわらず、造り手と畑が違うと
同じピノ・ノワールでも大きく違う、というワインである。
もっともそう思うのは自分のピノに対する好みがはっきりしているからで、
ボルドー好きから見たらどっちも似たり寄ったりに見えるだろう。

バルトのワインはうまくほどけた時期に開栓すると、香り華やかで女性的になるのだが、
早い時期ではけっこうタンニンを感じて芯が強く、男性的に感じてしまうのではないか
と思う。

開栓初日はまだ堅いものの、あとに残る香りが一瞬素晴らしく、タンニンとミネラルの奥に
柔らかなシャンボール・ミュジニーを窺い知る。
タンニンも樽香も控えめで、若飲み好きなラブワインさんだったら、
きっとこの初日の味わいを好まれるのではないだろうか。
しかし2日目には開ききって甘さを増し、分かりやすくなると同時に少し凡庸にもなる。

このあたりが最初から分かりやすいペロ・ミノとの大きな違いで、
どちらが好きかと言われれば、圧倒的にこちらである。

誰が買うのか知らないが、今やペロ・ミノのACブル2007が4700円などという
びっくり価格でネット上にあったりするから、もう価格はめちゃくちゃだとしか
言いようがないが、それを思うとこの価格は安いかも。

あと半年後に開けたら、初日からもうちょっと開いていいだろうな、と思うが
残りのボトル1~2本をうまくその時期に発見できるかが問題である。

年末の休みには、地下室にこもってワインの整理をしなければ。
今から考えても気が重い。