微妙な熱入り・・デュジャック | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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デュジャック(ネゴシアン) モレ・サン・ドニ 2003
購入日    2005年12月
開栓日    2009年11月9日
購入先    フィッチ
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   4400円

水曜日から昨晩土曜日まで4連続何かイベントがあって、ようやく落ち着いた日曜日となった。
昨晩と一昨晩は勉強会で少しだけプレゼンをしたが、予想通りとはいえ
ピントのずれた質問にちょっと辟易した。

尿路感染症の「正確な」診断には、尿沈渣が必須であることぐらい医師の常識だと思うのだが、
いまだに一部の内科医から、尿沈渣をはしょって抗生物質を投与することを正当化することの
議論をふっかけられるので困る。
多分小児科ではそんなことは無いだろうと思うのだが。


さて、先月カランドリエで開けた同じ年のジュブレ・シャンベルタンがあまりに美味しかったので、
大いに期待して開けたモレ・サン・ドニである。

結果は微妙なハズレで、相当ブルゴーニュを飲み込んだ人でないと分からないレベルなのだが、
このボトルには僅かに熱が入っている。これは確信に近い。
しかし例のデュジャック香は健在で、果実味の表面が若干つるりとしているので
熱入りに気付く、という程度である。

そんな細かいことまで気にしていてはブルゴーニュが飲めない、と言われるかも知れないが
気がついてしまうからどうしようもない。

しかしこのデュジャック、有名な造り手の割にはネット上ではあまり見かけない。
ネゴシアンものでもドメーヌものでもどっちでもいいのだが、
この価格で手に入れば大喜び、ではある。

もうデュジャックの手持ちは残り少なくなってはいるのだが、置き場所もないし
今さら新しいヴィンテージを探す気にもならず、どうしたものか悩むところだ。