疲れた身体に・・ベデルのアントル | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


フランソワーズ・ベデル アントル・シエル・エ・テール NV
購入日    2007年4月
開栓日    2007年10月5日
購入先    うきうきワインの玉手箱
インポーター ヌーヴェル・セレクション
購入価格   6980円

同じワインの3本目である。
1本目は宇宙人とのワイン会で開けて一同の感嘆を誘い、2本目は1人で開けて
当日は香りが飛ばなくてちょっとがっかりした。
今回の3本目は、1本目と2本目の間にある感じである。

原酒のワインの良さをひしひしと感じる出来栄えで、液体がグラスに残って
少々泡が飛んだ状態で、しっとりと白ワインとしての奥行きが感じられる。
3000円台のシャンパーニュとははっきり格が違うし、同じ造り手の
ディ・ヴァン・スクレより1段格上の印象である。
香りも勝っているから、こちらの方が間違いなくお買い得である。

このシャンパーニュを開栓したシチュエーションは、福島県で学会発表を済ませ、
新幹線を乗り継いで6時間かけて帰宅し、23時に自宅にたどり着いた時である。
翌土曜日も通常の仕事があったのだが、思い切り疲れた身体にこれは効きました。

空腹で食に対して意欲満々に飲む酒と、疲れて寝る前に飲む酒とは、あたりまえだが
異なって当然である。
この控えめな芳香と細かな泡と微妙で繊細な原酒の味わいは、
食中酒としてだけ魅力的なわけではない。