開けたてが一番美味しい・・ニーロンの1級 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ドメーヌ・ミシェル・ニーロン シャサーニュ・モンラッシェ 1er ラ・マルトロワ1999
購入日    2005年1月
開栓日    2007年7月14日
購入先    ヴェリタス
インポーター ヴェリタス
購入価格   7980円

つい先日ポンテベッキオで同じ造り手の村名シャサーニュ98を開けたので、
比較したくなって手持ちの99の1級畑を開栓してみた。
ふ~む、購入してからもう2年半か・・・

村名98に比してまだまだ若い気がするが、味わいの深さ、複雑さでは
こちらが明らかに上である。
開栓時の香りの豊かさでも一段上を行き、いらずもがなの樽香もない。
合わせた食事は鱧鍋だが、最近では吟醸酒よりこういうたおやかなブル白の方が好みに
なってきている。

欠点はと言えば、やはり翌日に変化してしまうことである。
酸化するとくたばってしまうわけではなく、キンキンと金属的になり、複雑味が
失われてしまう。
若開けの格下ワインみたいになってしまうのが面白いが、柔らかさが失われると
こっちの身体が受け付けなくなって、飲む気がしなくなる。

ブドウに力があって、まだ開けるのが早かった、と少し思った。
こういう繊細な白は、ほんとうに開栓時期が難しい。