わずかなコルク不良か・・デュジャック | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


デュジャック(ネゴシアン) モレ・サン・ドニ 2001
購入日    2005年8月
開栓日    2007年5月27日
購入先    ウメムラ
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   4180円

同じワインはちょうど1年前に1本目を開けている。
それは実直で真面目さを感じさせるワインで、すでに飲み頃でもあった。

あれからはや1年、何となく夕食時に開栓した。
キャップシールは良く回る。
コルクには少しカビがついていたが、これはよくあることである。
抜栓すると、全周にわたってではないが、最上部までワインが届いた形跡がある。

不安は的中し、グラスに注いでも香りが弱々しい。明らかに酸化が進んでいる。
飲んでみても、はっきりとそれが分かり、ヘタヘタではないが、果実のエッセンスを
中心に残したまま、立ち枯れに向かっている真っ最中のワインであった。

残された果実味は、悲しいかなとても美しい。
このボトルを去年開けた方が良かったのだが、抜栓するまで分からないから結果論だ。
本当だったら、相当に良くできたワインだった、というのは間違いない。

先のヴァン・ムスーと同じ日に開けたが、いずれも中途半端に欲求不満なワインとなった。
ま、これはしょうがおまへん。