良酒は口に苦し???・・アヴリル | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


エリザベート・アヴリル ブリュット NV
購入日    2007年2月
開栓日    2007年2月19日
購入先    ウメムラ
インポーター ?
購入価格   3580円

最近泡もの勉強中のため、いろいろなものをテキトーに開栓する日が続く。
本日は、品揃えの豊富なウメムラさんご推薦のRMシャンパーニュである。
例によって、いかにこのシャンパーニュが素晴らしいか、ウメムラさんのHP では
美辞麗句が満載である。
それを信じてこんなものを6本も買ってしまったタワシがカバだった。

自宅に着いて1週間以内に開けたのがいけなかったのかも知れないが、
泡はけっこう暴れる。
それがまず心地よくないし、上質なシャンパーニュにあるべき柔和さというのがなく、
いろいろな要素がバラバラな印象を受ける。

しかし何より、後口の苦さがいただけない。
ここまで苦いと、もはや何をか言わんや、である。
どこかでひねて熟成でもしてしまったのだろうか。
よほどアクのある食材を持ってこないと眉をひそめてしまう、というレベルである。

良心的なショップだとは思うが、この店長のコメントに素直に同意できた記憶はあまりない。
このシャンパーニュに関しては、まさに先日hirozeauxさんが書かれていた印象に似る。
音楽でもそうだが、このようにして猜疑心が生まれ、評論家をあてにせず、
先達を信じることを捨て、自腹でいろいろ検証せざるを得なくなる。

うっかり買ってしまったあとの5本をどうしようかな。
わいわい言いながらワインが上の空の宴会で開けるか、思い切りしつこい料理に合わせるか、
数年置いておいて、シェリーもどきになるのを待つか、数十年置いておいて、
茶色くなった液体を、珍しげに開けるか・・・困ったものだ。