あれ?酸味は?・・・メイエーのシルヴァネール | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ジュリアン・メイエー シルヴァネール ツェルベルグ・レルミタージュ(アルザス) 2004
購入日    2007年1月
開栓日    2007年1月27日
購入先    リカーMORISAWA
インポーター コスモ・ジュン
購入価格   2480円

わたしは良く言えば勉強熱心、悪く言えば人が飲んでいるものを試したくなるミーハーである。
経験不足は承知なので、先輩の経験を後追いして、自分で検証したくなるのである。

このワインもhirozeauxさんのブログで紹介されていたものだが、
実は前からAlcoholic ArmadilloのHPで2002が品切れになっていたのは知っていた。
わたしのワインの選び方、というのはかように他力本願なのである。

この造り手のワインは、新井順子さんのコスモ・ジュンが入れていて、
昨年Alcoholic Armadilloからピノ・ノワール「ハイセンシュタイン」の2000と2001を購入して
開栓したことがある。
もともとooisotaroさんから教えてもらった造り手だが、状態の良い方の2001は実に素晴らしく、
ブルゴーニュとは少し異なるとはいえ、ビオワインとして共通する魅力があった。

その印象から、なかなかの実力だなと思ったので、ちょっとこの白も試してみることにした。
わたしが購入したのは2004だが、どういうわけか今では2002が売りに出ている。

ブドウ品種は、シルヴァネールなのだが、例によってよく知らない。
リースリングより値付けはかなり安いようである。
あるHPによると、この品種はオーストリア原産で、おそらく17世紀にアルザスに持ち込まれた、
とあった。

一口目にふと複雑味を感じさせるが、あとはけっこうほっこりしたワインである。
もちろん甘みなどは乏しいのだが、予想より酸味も乏しくてちょっと拍子抜けした。
しかし旨味はちゃんとある。
2日目も3日目も、ちっともへばらないのだが、どこ吹く風といったそっけなさも感じる。
全体的には、ちょっと酸味と旨味が中途半端な印象もある。

最近日本酒の甘さ(辛口のものでも)、ねちっこさが気になって、量が飲めなくなった。
おそらく和食には合うと思われるこのワインを持ってくれば、魚料理などとの相性は
自然かも知れない。

微妙に自分の好みをはずしたワイン。
だが、TPOによってはいいかも。
今2002を開けたらどうなのか、ちょっと興味はある。