掘り出し物 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


マリウス・ドラルシュ ペルナン・ヴェルジュレス・ルージュ 2003
購入日    2005年10月
開栓日    2006年3月8日
購入先    湘南ワインセラー
インポーター 山信商事
購入価格   2680円

ペルナン・ヴェルジュレスという村は、簡単に言うとコート・ド・ボーヌの北部にある。
まあアロース・コルトンの近くといえば分かりやすいか。

このドラルシュというドメーヌのことはまったく知らないし、このワインが初めてだが、
この1本だけで相当な造り手であると確信させられた。

今もわたしはこのワインを飲みながらキーボードを打っているが、
開栓後48時間も経っているとはとても思えない力強さがある。

そもそも開栓早々からしっかりと甘く、香り深く、時間とともにそっと酸味が侵入してくるさまが、
とても興味深いのである。

昨晩は、行きつけのル・ペガーズで深夜まで過ごし、日付が変わってから帰宅し、
ほんの1口このワインを確かめたのだが、ル・ペガーズで開けたアンリ・ペロ・ミノの
シャンボール・ミュジニー 1999より単純だが分かりやすく、とても魅力的だった。

そのパワーは開栓3日目の今晩も変わらない。
これがただの村名ワインで、価格も2000円台半ばとは、お買い得としか言いようがない。

このワインは湘南ワインセラーで購入したもので、この時期2003を開けても若いだろうと
思っていたのだが、今でも楽しめた。
新しいワインを好まないわたしが、なぜこんなものを開けたかというと、前日に2001年の
若年寄り、ジュリアン・メイエーを開けたからである。

この2本を比べると、わずか2年しか変わらないが、20年くらいの差があるような気がする。
同じドメーヌの1級畑のワインも購入したので、楽しみではある。

これほど良いワインを入れてくる湘南ワインセラーさん、
HPの煽りのコメント、何とかしてくれないだろうか。
たいへん興ざめで、せっかくのワインの魅力を損なっている気がするが、どうだろうか。

遅ればせながら、ooisotaroさんのご意見が身にしみる。