今夜はお気楽に | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ブシャール・ペール・エ・フィス ポマール 1999
購入日    2006年1月
開栓日    2006年2月4日
購入先    ウメムラ
インポーター サントリー
購入価格   2980円

2週間前、六覚燈でこの造り手のコルトン1983を飲んだのは記憶に新しい。
ボーヌに地盤を持つこの大きなドメーヌ・ネゴシアンは、どうもとらえどころが無くて、
このワインもどんなワインかなあ、と思って開栓した。

ちょっと香りには品がなく、ポマールにしては比較的線が細く、酸味も強い。
99年にしてはうまく熟成している、とまでは言えないな、と思った。

一昨日に良いものを飲んでいる反動で、ちょっと厳しすぎる評価かも知れない。
決して不満ではないが、めっちゃよくできたブルゴーニュ・ルージュとどう違うの?
と考えると答えに窮する。
ま、グロフィエあたりのブルゴーニュ・ルージュより安いんだから、そんなものかも知れないが。

香りの奥深くに微妙な泥臭さがあるのを除けば及第点のワインで、
日常に飲むのに何ら不満はない。

価格にどれだけの隔たりがあるのか知らないが、同じ造り手のコルトンがあれだけ
素晴らしかったので、思わず厳しい評価になったかも知れない。

でも、価格が倍なら、若いヴィンテージでもコルトンが飲みたいなあ。
これがものすごく贅沢な話であることは、百も承知なのだが。