ワイン会追加報告 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

一昨日のオールドヴィンテージのボルドーについて、ワイン会に参加した
わたしのワインの師匠からメールでコメントをもらったので、ここに記載しておく。

  どちらの年も今後も語り継がれる程のよい年です。1982は80年代からすでに高値を
 呼んでいたワインで、23年経った今でも、全く枯れていない力強いワインでした。
 ブログに詳しくgriotteが書いているように、どんどん味が進化していくワインで、
 私は1982の方の、ブルーチーズのような香りが忘れられません。
 次第にまろやかになっていく変化は、超上等ボルドーワインの醍醐味でしょう。
 griotteが書いているように、葡萄そのものの良さは1990の勝ちという感じでしたが、
 最後の最後にほんの僅かだけ残っていたものを飲んだときには、1982のまろやかさが
 際だっていました。しかし、その時点での1990の方はすでに少し澱が入ったところを飲
 んだので、正当な比較かどうかわかりません。

なるほど、さすがはわたしの師匠、鋭いことを言う。
こういうメンバーとワインを開けるのが、最も自分の勉強になる、というものだ。

ちなみに彼の本職はフランス語教師で、当然フランス語は堪能。
よく仕事でフランスに出かけていて、なんとあのミシェル・グロとも知り合いだそうだ。

彼によると、グロはずいぶん親切なおじさんで、蔵を訪問した時も、
歓待してくれて、いろいろなワインを飲ませてくれたらしい。

わたしは大阪弁以外の言語は得意としていないので、
ぜひ彼の案内でブルゴーニュの蔵巡りをしてみていものだ、と心底思っている。