ルロアの古酒 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ルロア ボーヌ ペリエール 1983
モード・ディ・ポンテヴェッキオ 大阪にて 2005年4月20日
価格 ないしょ
この時期はルロアはまだドメーヌを持っていないようで、白キャップ。

モード・ディ・ポンテヴェッキオは、西梅田にある地上30階のイタリアンである。
本店は昨年12月に天満橋から北浜に移転した。実はこの日も本店に予約を入れようとしたが、
1週間前で満席であった。平日なのにねえ。

そこでモード・ディ・ポンテヴェッキオにしたのだが、予約は取れたが行ってみると満席。
うまい表現が見つからないが、店の雰囲気はお洒落で明るく、若い客も多い。

メニューも凝ったものが多く、この日も大いに満足したが、開けたワインがこの1本。
何もイタリアンでルロアを開けなくても、と思うが、ソムリエのFさんとあ~だこ~だ、
と言っているうちにそうなった。

「トープノ・メルムのモレ・サン・ドニ 97はどうですか?」
「先週自宅で飲んだけれど、好みじゃない」
「う~ん、じゃあ、リストにないものを持ってきます」
という結果がこれ。

2時間で開いて、美しく去るという文法通り、最初はやや枯れた甘みを感じさせ、
やがて優しいブーケが立ち上ってきた。

Fさんも、開ける前はどんなものか自信がなさそうで、もしはずれていたらもう1本開けます、
とまで言っていたが、開けたあとは「今が飲み頃ですね」と満足そうだった。

もう少し前にピークがあったのか、それはわたしにも分からないが、
今も飲み頃であったのは疑いない。