昨年から始まった日本のチャレンジャーシリーズ!
個人的には、何年もジャパン・オープンを10月の恒例行事として楽しみにしていた口だったので、ジャパン・オープンがチャレンジャーシリーズに変わったのは、残念という気持ちもありますが、、
一方で、「チャレンジャーシリーズを観戦してみたい」という気持ちは何年も(10年以上?)あり、ロンバルディア杯やネーベルホルン杯に行くことを考えた時期もありましたが、この円安物価高で海外旅行があまり気軽に行けるものではなくなった昨今、国内で見れるようになったのは、それはそれでいいかなとも思います。
昨年も観戦する予定でしたが、チケット取れず(ついでに大阪万博も行こうと綿密な計画を立てていましたが、思わぬところに落とし穴を経験しました)。。
今年は東京で開催ということで、チケット発売の情報には5月ごろからアンテナを張っていましたが、取れました。
金土日の3日間観戦!と行きたいところでしたが、昨年定年退職してバイトでチケット代を稼がないといけない身の上で、NHK杯や全日本のことも考えて、土曜日1日の観戦にしました。
CSテレビ朝日が映る環境もないので(有料のライブ配信もあるらしかったですが、金曜日曜は忙しく結局深追いせず)、感想は基本的には土曜日に見たペアのショート、アイスダンスのリズムダンス、男子フリーです。他の種目はYouTubeで見れたものに限って触れています。
まず、会場の名前を聞いて、おおっと思ってしまったのは、日本フィギュアファンの中で私だけ?
田中貴金属とは、20代の頃から金やプラチナの積立を利用していたとても馴染みのある会社。積立は10年以上前にやめて口座も解約していましたが、今年になって、20代の頃に購入して売却した取引履歴の取得を巡って何度もメールや電話でやり取りして、久しぶりに元町の店舗に行き、それをキッカケにまた口座を作って積立開始したり、いろいろ縁が久しぶりに復活した中での、こんなところで名前を見たという感じです。
辰巳アイスアリーナが田中貴金属アイスアリーナとなったのは昨年だそうですが、金や貴金属の価格の高騰が昨年ピークを迎えたと思いますが、田中貴金属さんも相当儲けて、こういう所に出資したんだと、なるほど〜と一人で感心してしまいました。
金やプラチナの積立って、売買で利益を得るというのもありますが、何となく優雅で上品なイメージがあって、若い頃やっていたのですが、フィギュアスケートに何となく共通するところがあります(特に昭和の時代のフィギュアスケートって、ヨーロッパ、優雅、ハイソサエティ、皇族とかやんごとない身分の方がやられるスポーツというイメージがとても強かった)。
そして、買ったのはスタンド席でしたが、何といわゆるVIP席、ボックス席の真上でした。アリーナ席のように近くではないですが、演技の全体がよく見渡せる良席だと思いました。ボックス席が配置されているのもよくわかりました(ボックス席に座る人がどれほど熱心に演技を見ているかは分かりませんが。。ああいう所に座る人って、社交により注力が注がれているような。。偏見?)。
ボックス席に知っている人(私が知っている、向こうは当然知らない)が座っているかなと見ていましたが、昔、フィギュアスケートの試合中継で解説をしていた平松純子さんっぽい人の姿を見かけました。平松純子さんの解説って、いかにも昭和の時代の優雅なフィギュアスケートを体現しているって思い出します。優雅にスカーフとか巻いて試合前に登場していたのが、特に伊藤みどりさんが初優勝したパリの世界選手権の時とか、今でも印象に。。
それは、ともあれ試合の感想、印象に残った演技などです。
ペア
ゆなすみの欠場は残念!ですが、久しぶりにロシアのペアの演技が見れました。
それ以外にも、私にはボーナスのようなペアの演技が見ることができました。
それは何かというと、今年の世界ジュニアに出場していた
デヴィソン&ボリソフ組です。男女ともに右回りの非常にユニークなペアです。ジャンプ系の失敗があって、成績的には最下位でしたが、今回デス・スパイラルも反対周りだったと気づきました。ペアスピンは、逆回りというのはよくやるので、右回りは珍しくないですが、右回りのデス・スパイラルはなかなか見られるものではなく、一人でおおっ、おおっと感心しました。
逆回りだと、練習もなかなか大変なのかもしれないですが、見守っていきたいです。
さて、久しぶりに国際試合に出てきたロシアペアですが、
先日JGPで優勝したロシアペアが、サイドバイサイドでルッツにフリップと決めて、すごい強さを見せつけたのに比べると、
久しぶりに国際試合に登場した
ボイコワ&コズロフスキー組は、北京オリンピック前のシーズンの頃に比べると、技のキレはないように思ったし、
ショートで1位になった
チマクレワ&イアンチェンコフ組も、特に印象は残りませんでした。
ロシアペアの中では、順位的には一番下でしたが、
ムホルトワ&エフゲニエフ組の演技が一番、私には良い印象が持てました。一つ一つの技が綺麗で、「いいペアの演技を見た」という印象が残りました。
そして、ノーハンドリフトが印象的で応援したくなる
プラザス&フェルナンデス組も久しぶりにじっくり演技を見れました。2年前に怪我でシーズン通して休むことになった後、昨年は復帰しましたが、昨シーズンも今回も思うのが、何だか登場した頃にパワーを感じないのは気のせいでしょうか?? ジャンプのミスは減ったようには思いますが、印象も減ったような。。。
フリーは、YouTubeでボイコワ&コズロフスキー組だけ見れたのですが、ショートよりは以前のキレは戻っていたような気がしました。ショートの時は久しぶりの国際試合で緊張していただけかもしれませんね。
ところで、今シーズンのルール改正については、全くこれまでISUのサイトをチェックしておらず、シングルの方はネットとかで色々漏れ伝わってはいましたが、ペアの方は情報が全くなかったので、大して変更ないのかなと思っていたところ、
ショートで、サイドバイサイドのコンビネーションスピンが、ペアスピンに変わってびっくりしました。サイドバイサイドのスピンって私はとても好きで、フリーの要素から無くなった時も残念に思ったのですが。個人的には要素を減らすなら、デススパイラルでもいいのではと思わなくもないですが、ISUはデススパイラルには相当なこだわりがあるのでしょうか? いちカップル競技ファンとしては、ペアスピンはアイスダンスでも見れるのだから、ショートとフリー両方なくてもいい。。。今回は、ショートはペアスピンで、フリーは今シーズンから色々な要素に追加された”ケオグラフィック”ペアスピンらしいですけれど、、
ISUのサイトをチェックしたら、ショートのスピン要素はデススパイラルのように毎年変わるようで、来シーズンはサイドバイサイドのコンビネーションスピンが復活するようです。これも、選手からすると大変なような。。。
アイスダンス
日本はアイスダンスが戦国時代ということで、四組出場!
(しょまりんも会場には来ていたらしい。。)
アイスダンスの観戦では、私としたことが、観戦ん10年の中で未だかつてないとんでもない失態を。。。
朝5時に起床して、お昼と夜の分のお弁当を作り、ピアノの練習して、昼少し前に家を出た私め。。食い意地が張っていて、会場についてからもどこで夜のお弁当を食べるかで頭がいっぱいなところがありました。製氷時間とかに周囲を視察。。
ペアが2グループで終わったので、アイスダンスも2グループだと思い込んでしまったのか、、
2グループ目の最終滑走の日本のカップルの演技直後にトイレに直行し、人もたくさん出てきたので、競技は終わったと思い込んでしまいました。その割には、外に出る人が少ないのは妙な気もしました。
次の男子のフリーまで、1時間近くある、ゆっくり夕飯が食べれるぞ、なんて呑気に近くの公園でベンチでお弁当を食べていました。
そういえば、「うたまさ」は欠場だったのかな、、なんて思って、姪からのラインが来ていたので返信したりして、、
だいぶ経ってから、Xでアイスダンスリズムダンスの結果を見て、うたまさが4位と出ていて、
「あれ??」
なーんと、最終グループを見逃してしまったというわけです。
そういえば、私が好きな
タシュレロワ&タシュレー組も出場のはずで、いなかったのに、何も気づいていませんでした。
食い意地が張って、全くもって![]()
![]()
![]()
![]()
うたまさの演技は、後でYouTubeでリズムダンスもフリーも見ることはできました。
うたまさ(吉田&森田組)の演技は、足元とか小技か効いているようなところが見受けられる一方で、リズムダンスもフリーもグッとくることはないというのが正直な感想です。リズムダンスの「死の舞踏」は、解散してしまいましたが、
イム&クアン組とか、強烈な印象の演技の記憶があるので、それを塗り替えるのは相当なものがないと、、そういうところからするとうたまさはお行儀がいいっていうのか、、、フリーも情熱系の音楽、テーマを選んできましたが、、、、何だろう、選曲が彼等にとってベストなのか、ちょっと疑問に思えてきますね。もうちょっと静の中で力強さとかをじわじわ出していくような音楽やテーマの方が合うのではと思ったりして。以上、単なる個人的感想です。
一方、私に刺さりまくったのは、いくこう(櫛田&島田組)です。リズムダンスのタンゴも好演でしたが、すごかったのはYouTubeで見たフリーの「ジゼル」。バレエのジゼルとはまた違う雰囲気で。。いやいや、高志郎選手は、シングルの時から役への入れ込みがすごいし、「ワンピース」のサンジ役のなりきりもすごかったし、今回は、私がイメージするアルブレヒトとは違うけど(バレエの演目ジゼルは好きではないので、元々どうでもいい)、でも伝わるものがものすごくありました。育良選手も負けない存在感があって、すごく良かったです。
アイスダンスのスケーティング技術とかは、よくわからないけれど、日本アイスダンスの私の推しは、今の所彼等ですね。
一方りかしん(紀平&西山組)は、発展途上という感じで、これからっていう感じはしました。
この二組は、NHK杯の出場も決まったようで、ジゼルを生で見るのが楽しみです。
さて、そんな中で優勝したのは、
デイビス&スモルキン組ですが、私には
な。まず、リズムダンスはタンゴでしたが、二人で滑っているのに、ソロ・タンゴを2つ見ているような、そんな印象を持ってしまったのは、私だけでしょうか? バイアス大アリだとは思うけど、同じタンゴないくこうの方が良かった。フリーダンスもYouTubeで見ましたが、何だかオリンピックで優勝したボードリー&シゼロン組のフリーを真似ている感じだけれど、彼等の圧倒的な芸術作品な演技に比べると、何だか普通っていう感じがしました。
男子
男子のフリーは、ちゃんと3グループ見ました(笑)。
最後の
中田璃士選手のフリーの得点は、ビックリでしたね。同じジャンプ回転が違っても3回飛べないという新たなルールがあったとは。。中田選手はショートはYouTubeで見ましたが、とにかくジャンプが安定して見応えあって、そういう点からしても、やっぱり彼はあこがれという宇野選手より羽生選手に似ている感じはしました。しかし試合前のインタビューで、「羽生選手のようなオールラウンダーになりたい」と言っていたのには驚き。何かの心境の変化か、周囲から何か助言があったのか??
フリーでのキング・オブ・パフォーマンスは、何といっても
ソ・ミンギュのシェルブールの雨傘でございます。彼の演技を生で見たのは初めてでした。ずっと中田選手とジュニアでライバルで、時々ノーミスの演技をして中田選手に勝って優勝する場面を見てきましたが、正直言ってこれまでは印象が薄かったです。テレビの画面でしか見たことがないからかもしれませんが。しかし、あのボックス席の上の位置でじっくり見させてもらって、ただノーミスの演技以上のものが彼のスケーティングにはいっぱいあると気づきました。最後の、キャンディローロスピンには、座布団4枚ですね。すっかり、ファンになりました。ショートも後でYouTubeで見ましたが、ジャンプの失敗はありましたが、全く違う演技をしていて、あれはあれで良くて、、、
私の中で、スター誕生です。
ソ・ミンギュの演技に次ぐ印象、ある意味それ以上の印象を残してくれたのは、
佐藤駿選手のポルタです。あれは、フラメンコのダンサーから仕込んでもらったのではと思うほどの動きのキレがありました。とにかく振り付けが細かいのに遠くで見てもしっかりその細かい動きが見えるのは、なんちゃってフラメンコのレベルではできないように思います。こちらも、グッグッと刺さりました。
久しぶりに登場したロシアの選手ですが、優勝した
ジキジは、元々出場予定のコンドラチェクに代わって出場でしたが、「ジャンプ決めた」という印象しかなかったです。ジャンプ自体も中田選手やソ・ミンギュのサルコウとか見たいな、ワオジャンプでないし、「決めた」っていう感じで。
ロシアの選手の中で演技の印象が残ったといえば、
グメンニクでしょうかね。ジャンプは乱調でしたが。フリーは、昨シーズンのマリニンのフリーを思い起こさせるような、セリフで始まる構成で、それがハムレットの有名なセリフというのが、何とも。。オリンピックの時にもプーシキンの小説「オネーギン」のストーリーを体現したフリーを披露したりと、文学好きみたいですが、最近では小説も漫画も映画もあまり見なくなった私には、重いっていうか、お腹いっぱいなプログラムでした。どちらも。
ところで、試合後に偶然にも、グメンニクがあのトゥクタミシェワと交際を今年公表したということを知って、そちらの方が、私にはビッグニュースでした。
女子
土曜日は女子の試合はなかったので、ライブでは見れませんでしたが、YouTubeで日本選手やロシア選手の演技は見れました。
島田麻央選手が、ジュニアからの国際試合連勝を伸ばしました。演技の印象としては、ドリーム・オン・アイスの時にも思いましたが、ジュニアの頃より一層伸びやかになった感じは、全体的にありました。そして、何と言ってもフリーの4回転トウループ、すごかったです。ワオでした。これまでも4回転を決めたことはありましたが、あんなに高くて遠くに飛んだジャンプはなかったような。これまで4回転トウループを決めた女子選手はいますが、それと比べても最高のジャンプだったのではと思いました。
中井亜美選手のショートは素晴らしい出来栄え。タンゴの古典曲「ポル・ウナ・カペサ」を可愛らしく、そして丁寧に滑っているのが印象的でした。
青木祐奈選手はフリーだけ見れましたが、曲の表現は相変わらず機微に飛んでいますが、ジャンプが不調だったのは残念。個人的には、彼女の音楽表現力を活かす他の選択はなかったのかなと思うところもあります。シルク・ド・ソレイユって、ある意味表現の幅があまりないような曲に思えるのですが、どうでしょう?
アレクサンドラ・イグナトワ(旧姓トゥルソワ)は、ショートの演技は別人のようでびっくりしました。本当にあのトゥルソワなのかと疑うほどでした。ショートの演技は、柔らかく、いかにも子供を育てている母親という雰囲気がありました。一方、フリーは、トゥルソワに戻ったという感じが。つまりショートではイグナトワ、フリーはトゥルソワ、なんて。彼女が、私がファンだったマカール・イグナトフ君と結婚、子供まで儲けるとは、今でも目が点です。彼女とコンドゥラチェクの交際は、違和感なくお似合いな感じがしましたけど。。
他にも何人か
や元
選手の演技みましたが、特に印象に残ったというのはありませんでした。
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
日本選手は、他の海外のチャレンジャーシリーズの派遣はないそうで、これからは全日本予選の地区大会が始まり、そしてグランプリシリーズというところです。
気になるのは、ゆなすみですね。8月に骨折ということで、グランプリシリーズに間に合うのでしょうか? フィギュアスケーターによくある疲労骨折ではなくて事故によるとか聞いているので。骨折ってそう簡単に治らないと思うので(私がやったような軟骨の骨折なら二週間ですけど)、、何だか心配ですね。
今年の全日本はアイスダンスを始め、いろいろ面白くなりそうと、今から期待しています。
後日談として、トコジラミは結局業者に駆除を依頼して最後のトドメを刺すことにしました。今の所駆除出来たようです。まだわかりませんが、、日常が戻ってきて、フィギュアのシーズンも本番になってきて、良かったと思っています。

