2019/2020GP#4中国大会2日目感想 | 閉じた眼

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40年以上愛好するフィギュアスケートに関する自己流観戦コラムです。
(趣味で集めた情報を提供することがありますが、最新の情報でなかったり正確でないこともあります。あらかじめご了承ください)

 

ヒマワリアイスダンス

優勝は昨シーズンから世界トップレベルに抜きんでた彼らでした。

シニチナ&カツゥラポフ組 FD 音符Giorni, My Mother Taught Me

2シーズン前まで苦しんでいた二人の昨シーズンに続いての活躍は嬉しいですが、このフリーダンスはリズムダンスに比べて今一つの印象です。たしかに演技全体はスムーズで淀みがないですが、何だか美男美女カップルのお惚気話を最初から最後まで聞かされているような退屈さを感じます。今回フリーでは2位だったことを踏まえて、何か考えてくれることを期待したいです。

 

フリーでは予想通り1位。リズムダンスでの点差が惜しい所がありました。

アメリカチョック&ベイツ組 FD 音符エジプト・スネイク・ダンス

今シーズンのフリーダンスは彼らにとってマスターピースだと思います。ただ、所々ぎこちない所や間のびしているところもあったかなと思うので、まだ伸びしろあって、今後もっと洗練された演技になっていくのを楽しみにしたいです。

 

カナダフルニエ=ボードリー&サアンスン組 FD 音符サマータイム、クライ・ミー・ア・リバー

彼らの使用している音楽は、RD同様あまり好きではないのですが、ダイナミックにアレンジしている音楽を体全体で表現している素晴らしさはありました。

 

第4戦まで終わって、ファイナルが決まっているのは、

アメリカハベル&ダナヒュー組

ほぼ決まりが、

アメリカチョック&ベイツ組

です。

 

私の予想では、後の4組は、

フランスパパダキス&シゼロン組

カナダギレス&ポワイエ組

シニチナ&カツゥラポフ組

ステパノワ&ブキン組

と予想しますが、どうでしょう?

 

赤薔薇女子

女子のフリーはいい演技が続きました。

アンナ・シェルバコワ FS 音符サティ:グノシェンヌ第1番、ストラヴィンスキー:火の鳥

圧倒的な強さという感じはなかったですが、それでも優勝するには十分な演技をしました。このプログラムは彼女の音楽に対する天性のセンスが活かされた素晴らしいものだと思います。ただ、今日の演技はスピンが少し不安定に見えたのが気になりました。

 

日本宮原知子 FS 音符シンドラーのリスト&ラフマニノフ:鐘

この2曲の組み合わせはどうしても好きになれないのですが、それでも宮原さんのきめ細かい表現力と緩急をつけたスケーティングは圧巻でした。ドラマチック・スケーティングと思いました。また、スコアの方もPCSに9点台が並ぶようになり、やーっと彼女の素晴らしさが数値に現れるようになって嬉しいです。

 

エリザベータ・トゥクタミシェワ FS 音符小さい花他

去年のフリープログラムに戻して、トゥクタミシェワ・ワールド全快といいたくなるような、今日の女子のフリーでは一番パワフルな演技でした。スコアシートを見ると、シェルバコワを始め女子の出場選手がジャンプの回転不足>やエッジアテンション!のマークがつく中で、彼女だけノーマークのクリーンでした。彼女のジャンプ技術の確かさが現れて、なおスゴイと思いました。

 

この中国大会で、

アンナ・シェルバコワ

のファイナル行きが確定しました。

 

一方残念ながらトゥクタミシェワはほぼ困難となりました。

 

私の残りファイナリストの予想は、半分希望も込めて、

アレクサンドラ・トゥルソワ

アリョーナ・コルトルナヤ

アリーナ・ザギトワ

日本紀平梨花

日本宮原知子

 

イルカ男子

意外なことにGPシリーズ初優勝!

中国ボーヤン・ジン FS 音符Path Of Silince

やっぱり、ボーヤンはルッツが決まると乗ってきます。誰かが「ルッツのないボーヤンはボーヤンじゃない」といいましたが、その通りだと思います。加えて今シーズンは本当に表現力の面で大きく成長していて、ジャンプ以外の所も訴えかける演技が印象に残りました。過去数シーズン、特にGPシリーズでの不調が続いていましたので、GPシリーズでの最高とまで言わなくてもほぼクリーンな演技が見れて嬉しいです。

 

中国ハン・ヤン FS 音符ラ・ラ・ランド

演技全体のクオリティーという意味では、出場選手一番といえる演技で見とれました。また音楽がピアノとボーカルというシンプルな構成であるのが、彼のスケーティングを引き立てていたと思います。ぜひ世界選手権でこの演技を見たいです。

 

イタリアマッティオ・リッツォのフラメンコのフリーも板についてきたと思いながらも、まだもう一つもう一歩表現しきれていないという印象も残りました。素敵なプログラムを作ったと思うので今後の完成度に期待です。韓国チャ・ジュンファンのイナ・バウアーは世界一美しい男子のイナ・バウアーでウットリでございました。彼はジャンプとスケーティングにはいろいろ課題はあるかと思います(個人的にはスケーティングがとても気になる)が、素晴らしいダンスセンスのあるスケーターで順位・得点関係なく見るのが楽しみです。

 

パー今回男女シングルは珍しく解説付きの放送で見ましたが、女子は織田信成さん、男子は佐野稔さんの解説でとても対照的でした。織田さんはジャンプの回転不足やスピンのレベルなど細かい指摘をし、佐野さんは回転不足はほとんど指摘することなく、時にはジャンプの種類も(?)ということがあります。しかしその一方で織田さんは解説が細かすぎてやや堅苦しい感じがする一方、佐野さんは試合で起きているドラマを伝えてくれてる感じがあります。解説なしで見るのが私的にはベストですが、解説があるとしたら、佐野さんのようにワクワク感がありつつ織田さんのように技術的な正確さがあるといいなと思いました。

 

アメリカネイサン・チェンはすでにファイナル確定しています。

 

中国大会優勝の中国ボーヤン・ジンは残念ながら、アメリカ大会の成績が響いてほぼなしです。

 

男子のファイナリストの予想は、難しいですが、

日本羽生結弦

は間違いなく、

 

アレクサンドル・サマリン

は、入ってきそうに思います。

 

後は、以下から3選手かな~

アメリカジェイソン・ブラウン

カナダナム・グエン

フランスケヴィン・エイモズ

ドミトリ・アリエフ

 

男子は乱高下激しいですが、2位になっている選手には大きなアドバンテージがあるとは思います。

 

また、NHK杯で棄権の選手が出て中国ハン・ヤンが出場することになると、

 

彼にもチャンス大ありです。

 

クローバーペア

埼玉での感動もう一度でした。

中国スイ&ハン組 FS 音符Rain, In Your Black Eyes

ジャンプに多少のミスはありましたが、世界選手権の感動がよみがえる演技でした。ただ、やっぱりごちそうばかり食べると口が肥えてしまうように、この日の演技もリフトがシンプルだったなという印象は持ちました。

 

中国パン&ジン組 FS 音符クラウド・アトラス

後半の盛り上がりがドラマチックでした。中国のペアはスイ&ハン組もパン&ジン組も、彼らのコーチの現役時代も、後半にスピードがあがって盛り上げるところが素晴らしいといつも思います。

 

カナダイリュシチキナ&ビロドー組のリフトとスピンは出場ペア中一番のオリジナリティーとクオリティーがあってよかったです。ジャンプはちょっと調整不足な感じではありましたが。

 

リョム&キム組は女性がとっても大人っぽくなっていたのが印象的でした。

 

エフィモワ&コロヴィン組は、ジャンプの失敗が続いて最下位となってしまいましたが、音楽を表現するという点では、第1グループのペアの中では一番だったと思いました。

 

中国大会で、

中国パン&ジン組

がファイナル決定しました。

 

パブリチェンコ&ガディキン組

はほぼ確定です。

 

残り4組は、私の予想では、

中国スイ&ハン組

ボイコワ&コズロフスキー組

ミーシナ&ガリアモフ組

カナダムーア=タワーズ&マリナロ組

かなと思います。