氷艶2019・やっと見ました・感想 | 閉じた眼

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40年以上愛好するフィギュアスケートに関する自己流観戦コラムです。
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7月に行われていた氷艶2019「月明かりの如く」のテレビ放送が最近ありましたが見逃してしまい、YouTubeに上がっていたので、見ようとしましたが、何と言っても2時間もの大作。なかなか時間が取れず、今日やっと見ました。

 

全体的な印象としては、「さすが宮本亜門さん!」というところで、2年前の氷艶では歌舞伎が氷の上に乗ったという印象が強かったのですが、今回は氷上であることを忘れるような一つのミュージカル作品を見ているような気分になりました。

 

印象に残ったのは、海上のシーン。氷上で行っているのが一番生かされたシーンだったように思います。

 

それから子供の朱雀帝と光源氏が滑って踊るシーンも、音楽と振付がピュアな兄弟愛を表していて印象に残りました。

 

全体として、スケートの部分が独立していなくてミュージカルの一部に完全に融合していると思いました。アイスショーで舞台的な演出のものは海外でもありますが、ついついスケートは分離して見てしまいがちなのですが、今回はスケートのシーンも台上で踊るシーンも同じ視点で見ることができて、とても新鮮な経験でした。

 

そして、この公演で体重が激減したという高橋大輔さん。すごく印象的だったのが藤壺に「あなたが欲しい」と笑顔で言うシーン。こういう演技は最近流行りなのか、私は初めて見る演技スタイルでびっくりとちょっとドギマギもしました。また、歌も悪くなかったです。やはり彼は根っこから表現者なんだなとも思いました。

 

もう一人出演者で印象に残ったといえば、海賊の首領役の柚希礼音さん。歌声がすばらしかったです。

 

ま、ストーリーは「源氏物語」を大胆過ぎるほど改変していて、朱雀帝と光源氏の兄弟愛に一つの焦点をあてたのはいいし、海賊に助けられたりするのも、原作通り朧月夜と密通して流されるというのよりひねりがあっていいけれど、最後に人が死に過ぎるのが、やり過ぎという感じがして冷めました。

 

最後のカーテンコールで、村元哉中さんや庄司理紗さんの名前が出てきて「お」と思いました。