2日目は全種目の滑走があり盛りだくさんなので、2つの感想分けました。
昨日公式ライストが見れるという情報をキャッチしたので、試したところペアのフリーはだめだったので、昨日と同じロシア系ライストのサイトから見ました。ワイドでなく小さめの標準表示だとハングがあまりないと発見しました。男子フリーは公式ISUライストで快適に見れました。
「ぺア」フリー
現世界ランク1位のタラソワ&モロゾフ組が圧勝!表彰台の残りはプレシーズンで活躍した2組が上がりました。
今シーズンは、トランコフさんがメインコーチに変わった(昨シーズンまでキスクラにいつもいたゾルコビーは今回姿なし。ISUのプロファイルにはコーチ陣の中に名前はあるけれど。。)ことが影響したのか、表現力がものすごくよくなったように思います。特にフリーは、音楽に寄り添うような振付と演技が目につきました。ペアスピンでポジションチェンジが音楽にばっちり合っていてよかったです。その反面、昨シーズンまで、見るたびに「ワオー!!」となっていたツイストリフトとスロージャンプがすこしトーンダウンしたような印象もありました。この日のスロージャンプは高さがありましたが、着氷がうまくいかない分流れがありませんでした。ツイストリフトはGOEに4と5が並んでいるほどにはすごさは感じませんでした。
![]()
エフィモワ&コロヴィン組
道
サイドバイサイドジャンプのミスはありましたが、全体的にプログラムがまとまっていたし、テーマの「道」らしい表現が随所につまって楽しめる演技でした。女性が膝を持つラッソーリフトの変形が気に入っています。
![]()
ケイン&ルデュク組
W.E.
昨日のショートでは、彼らが苦手なツイストリフトとデススパイラルの粗が目立ちましたが、この日の演技は粗が目立たない好演でした。彼らの良さは近い位置でのユニゾンのステップやつなぎのスケーティングだと思うのですが、その良さが存分に発揮されていたと思います。
クニエリム&クニエリム組
Wicked Game
転倒が2回だけでしたが、失敗が多いという印象が残った演技でした。というのも、女性が転倒して立ち上がる時にふらついて演技に戻るのに時間がかかったというのがあります。転倒したときには、何事もなかったようにすっと立ち上がってプログラムに戻ってその後いい演技をすれば失敗の印象は薄れるのですが、すごく後に引きました。得点を見ると思ったよりも高くてびっくりしたのでスコアシートを見ると、得意のリフトでかなり点数を稼いだようでした。転倒の時にすっと立ち上がる練習とかするのかどうかわからないですが、そういうところはロシアのペアはうまいと思います。
ハーゼ&ジーゲルト組
朝日のあたる家
サイドバイサイドのジャンプやスロージャンプの転倒があり順位を下げましたが、全体的にはクニエリムたちより好感がもてる演技でした。スコアシートを見るとリフトの難易度で点数が伸びなかったようではありました。それと見ていて気になったのは、女性は全身を使って音楽を表現しているのに対して、男性はほとんど音楽表現らしきものがなくただ女性をサポートして滑っているところでした。ペアは女性がアピールする部分が大きいとはいえ、男性も踊る部分がないとアンバランスだし魅力に欠けると思います。
「男子」フリー
現世界チャンピオン
ネイサン・チェンが世界一のスコアで圧勝!そしてベテランが頑張りました!一人はものすごく久しぶりの表彰台です。
![]()
ネイサン・チェン
Land of All
昨日のお茶目モードから今日はシリアスでめちゃ弾けていました。ジャンプはぎりぎり決まったようなものが多かったですが(空中姿勢は相変わらず絶品!)、コレオグラフシーケンスでの全身のあらゆる筋肉フル活用の表現がすごかったです。またスピンのフィニッシュの部分とかステップシーケンスのターンとかバレエっぽい所作の美を久しぶりにいっぱい見れて嬉しかったです(シニアに上がってからは4回転ばかりで彼らしいパフォーマンスの良さが影を潜めていて残念に思っていました)。
リンクに出てきたときは、昨シーズンと同じ衣装に見えて昨シーズンのプログラムをやるのかと思いきや、プレシーズンでやっていたのと同じでした。昨シーズンまではプログラムのアイデアで勝負しようとして結局空振りみたいな感じが続いていましたが、今シーズンのプログラムは彼に自然にフィットしたいいものになっているように思います。4回転サルコウとトリプルアクセルが安定して飛べてきているのも大きいとは思います。今日の演技はジャンプの抜けは多少ありましたが、全体的にはフィギュアスケートの旨味がたっぷり詰まった濃密な演技でした。スケーティングで見せるところはネイサンより見ごたえあるところがあちこちありました。2014年以来のGPシリーズメダルは、本人もコーチも感無量でしょう。
3位から5位までは1点も差がなくて、銅メダルはマッティオでもヴィンセントでもありえました。ジャンプのミスも多かったのに彼らより頭一つ抜けられたのは冒頭の4回転トウ+トリプルトウをクリアに決めたところかなと思いました。3選手のうちクリアな4回転を決めたのはボロノフだけでした。演技全体としては、ただジャンプを飛ぶのに必死という印象がぬぐえず、ザ・アイスで見た時の方はメッセージが伝わる何倍もいい演技でした。
マッティオ・リッツォ
ローリングストーンズ・メドレー
4回転トウは両足着氷で、他のジャンプもショートの時のような美しい着氷姿勢があまりみれませんでした。スピンはよかったと思います。緊張していたのかもしれませんけれど、ロンバルディア杯の時の方がローリングストーンズの音楽らしい滑りがありました。今日は何の音楽で滑っているのかよくわからない演技でした。
ヴィンセント・ゾウ
グリーン・デスティニー
最初にこのプログラムを見た時は違和感ばかりでしたが、今日の印象は「すごく頑張って表現しようとしている」で、健気さに胸打たれました。昨シーズンまでは何の曲で滑っていたか記憶に残らないぐらいだったので、進歩はしていると思います。今日も4回転は回転不足が多く取られて得点はあまり伸びませんでしたけど、頑張ってほしいです![]()
ジュリアン・イー・ジージエ
セブン・ネイション・アーミー 他
ショートで3位と思いもよらない順位で、フリーは緊張してしまうかなと懸念しましたが、当たってしまったようです。しかし、あれだけ転倒しても見ている人を喜ばせようという熱意が見れたし、見ている方も何だか清々しい気分になるような好演でした。


