年が明けて初めての観戦(現地でなくネットですが)は、結局四大陸になりました。
カナダ選手権や全米選手権、ヨーロッパ選手権は結果だけネットでちょこちょこ見ていました。
この3試合で印象的な出来事といえば、
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スティーブン・ゴゴレフがカナダ選手権優勝、オリンピック代表へ!
オルサーコーチの元で「天才少年」と言われてから苦節?年。やっと覚醒の時を迎えたということでしょうか。こんな日が来るとは夢にも思いませんでした。
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ペレイラ&ミショー組がステラート=デュダク&デシャン組を抑えて初優勝
とてもサプライズでした。ステラート達が不調だったのかもしれませんが、それにしてもこれは大きなブレイクスルーです。
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アンバー・グレン渾身の演技で2連覇
今シーズンは、昨シーズンからすると調子はあまり上がっていないように思えましたが、アリッサ・リウを抑えて優勝。YouTubeで演技見ましたが、やっぱりこの選手は全米選手権には強いという印象をまた持ちました。
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イリヤ・マリニン4連覇だが、、
マリニンは余裕の4連覇だったものの、靴が調整中ということで、フリーは随分と難度を下げた構成、彼のシニアデビュー以来見たことがないような構成(4回転が”たった”3本)、にしていたのが印象的でした。それでもフリーは200点超え、トータル300点超えですけれど。もちろんオリンピックでは、4回転アクセル含むフルMAX目指しているとは思いますが。
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ジェイソン・ブラウン、4回目オリンピック出場叶わず
ジェイソン・ブラウンの4回目のオリンピック出場はほぼアリかなと思っていましたが、全米選手権で8位となり、オリンピック代表は、全米選手権1−3位のマリニン、トルガシェフ、ナウモフの3名で決まりました。アメリカ男子では、GPシリーズの成績やワールドスタンディング、シーズンベストのスコアを見てもマリニンに次ぐ成績やスコアをジェイソン・ブラウンは挙げていたのですが、若手を優先した全米選手権の結果を優先したということでしょうか? アメリカのオリンピック代表選考は、過去には全米選手権だけで好成績を上げた選手が外されたり、色々物議を醸していますが、多分マリニン以外は誰がオリンピックに出てもメダル獲得は困難で、団体戦の成績にもさほど差は出ないということから、誰もが納得のいく若手優先全米選手権優先にしたのでしょうか?両親を飛行機事故で失ったナウモフの選出は、本人も周りもファンもことのほか感動的に迎えられたことでしょう。四大陸の派遣も綺麗に全米選手権4−6位の選手が派遣されました。しかしながらジェイソンは世界選手権の代表には選ばれたので、彼の演技をまだ見れる機会をファンは得ることはできました。
Wikipediaによると、ジェイソンは元々四大陸に出場予定だったけれど、欠場したという情報ゲット。ネットでアメリカの四大陸派遣選手一覧にはなかったような気がしたけれど、見間違いかしら?
意外なヨーロッパ選手権男子表彰台
ヨーロッパ選手権は、
アダム・シャオ・イム・ファが欠場で、本命不在でしたが、トゥトベリーゼの元でトレーニングしている
ニカ・エガーゼが初優勝となりました。この優勝はそれほど意外ではありませんでしがた、2位の
マティオ・リッツォと3位の
ゲオルギー・レシュテンコはサプライズでした。ショートの結果で私が
の
セレフコ兄弟が2、3位で「お、」と思っていたのですが、フリーで男子にありがちのガラガラポンが起きてしまったようでした。
マティオ・リッツォは最近は、
グラスルがエースになってきて、
メモラが好成績を上げていて、オリンピック出場危うしな感じだったのですが、ここで気を吐いたという感じでしょうか。この結果をもって、リッツォはオリンピック3大会連続出場を決めたようで、彼にとってはこの上ない銀メダルになったことでしょう。
そして3位の選手は、正直「誰?」な選手で、チェコはブレジナ引退後は、これはという選手は出ておらず、オリンピックの枠も取れませんでしたが、、名前からするとロシア系でロシア出身だけれどもお父さんの仕事の関係でチェコに移住して、トレーニングはチェコで行っていて、現在コーチとなっているのはブレジナ。演技見た記憶がないですが、世界選手権の時にでもチェックしたいです。
後追いで知りましたが、
男子のオリンピック代表は、お兄さんセレフコ、アレクサンダーに決まったようで、あのセクシーSPがオリンピックで見れるのは、とても嬉しいです。弟のホラー系奇抜衣装も好きではありましたが。
さて、前置き長くなりましたが、四大陸の試合の結果の感想と、印象に残った演技です。
アイスダンス
アイスダンスは、![]()
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独占で、珍しくオリンピック代表になったジンガス&コルスニク組が出場して優勝しました(優勝したのにエキシビションは欠場したようで、オリンピックに向けて早々に帰国したということでしょうか?)。
ジンガス&コルスニク組は、昨シーズンまではマイお気に入りで注目していましたが、今シーズンはプログラムがどちらも私にはイマイチで、今回も、「フーンフーン」という感じで見てしまいました。
一方、2位の
グリーン&パーソンズ組は、中国大会でフリーで直前練習には出ていたのに欠場ということがあり、NHK杯ではライブで観戦したはずですが、全く記憶なし。今回じっくりフリーダンスを見ました。彼らには珍しい中東系のエスニックダンスを今シーズンは持ってきていて、なかなか良い味わいを出していたように思います。
そして、
勢で最も印象に残ったといえば、私的にはブラウン兄妹でした。リズムダンスは、彼ら得意のヒップホップで、本当にヒップホップが一番映えるアイスダンスチームだなと思います。確か、彼らはジュニアで世界選手権優勝した時にフリーダンスでヒップホップで、その時の演技もとても印象的でした。そして、ゴッドファーザーのフリーダンスは、やもすれば好き嫌いが出てくるような個性的な振り付けで、私も「好きか?」と聞かれると答えに窮してしまいますが、印象に残る演技であることは間違いなかったです。特にタランテラのパートが彼らの躍動感あふれるスケーティングにピッタリ合っていました。
他に印象に残った演技といえば、
イム&クアン組、リズムダンスで思いもよらない最終滑走となり、ツィーズルで珍しいミスが出ましたが、フリーダンスは、韓国映画にありそうな南北に引き裂かれた悲恋物語を連想させるような、バーバーのアダージオ(戦争映画プラトーンで使われて有名となった)を使ったプログラムで、いつもの女性の表現力が素晴らしい演技でした。今シーズン最もストーリー性のあるフリーダンスと私は思います。
女子
女子は、![]()
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独占の最高の結果となりました。
その中での最高の中の最高だったのが、青木祐奈選手。やっと彼女の演技が正当な評価を得た大会となりました。音楽表現という点では、まさに世界一と言っても過言ではなく、やっとPCSでも9点台が出てくるようになりました。ショートもフリーもディテールの表現がとても素晴らしいといつも思っていましたが、今回は特に目につきました。ちょっとした腕の動きとかが音楽にぴったり合っているのが素敵で、ここまでの表現をする選手は、現役選手でも過去を遡って思い返してもいなかったように思います。
中井亜美選手は、トリプルアクセルが不調気味でしたが、それ以外では着実に要素を決める強さは印象的でした。彼女にとってはここで四大陸優勝して騒がれるより、銀メダルでオリンピックに臨んだ方が良いのではと、彼女のフリー演技が始まる前から思っていました。長年見ていて、シングル選手の四大陸優勝って何かと不吉な兆しがあるので(昨年優勝のシャイドロフもキム・チェヨンも今シーズン不調)、青木選手は今シーズンはこの後大きな試合ないから良いけど、中井選手はオリンピックあるし、、とか思って、トリプルアクセルの転倒で逆にホッとしてしまったりしました。
千葉百音選手は、とりあえずフリーの衣装をピンクに戻したのは歓迎。今回の演技は「耐えるジュリエット」な感じがしました。グランプリファイナル以降、なんとなく耐える試合が続いている感じがしますが、オリンピックではグランプリシリーズでみせたくれた演技が観れると良いなと思います。
他に印象に残った演技といえば、
ガブリエル・デールマン、カナダ選手権に出ているのを知って驚き、四大陸ではショートで得意のトリプルトウ+トリプルトゥが決まって、4位スタートというサプライズ続きでした。しかし、私的には、ノーミスのショートより、ジャンプのミスがあったフリーの演技の方が印象に残りました。フィギュアスケートでこれまたオーバーユーズのカテゴリに分類される、サン=サーンスの「サムソンとデリラ」ですが、今までの彼女の演技からはこれまでなかったようなきめの細かい振り付けと表現が目につきました。振付は、最近あまり名前を聞かなくなったローリー・ニコルで、彼女はいわゆるオーバーユーズの音楽に新たな世界を切り開くような作品をこれまでもよく作っていたよなと思い出しました。
タラ・プラサード、今回たまたまというべきか、女子のショートとフリー共に見始めると彼女が演技をしていました。諸事情により、試合開始時間から遅れて今回は見ていたのですが。とても印象に残りました。インド人というのはものすごく存在感ありますよね(かなり以前にJGPシリーズで、ほとんどエレメンツをこなせない少年の演技が話題になりました)。ショートでは、パンツスタイルだったので、一瞬イケメンの男子が滑っているのかとも思うほど、中性的な魅力があって、すっかり見入ってしまいました。
ペア
ペアは、
長岡&森口組(ゆなすみ)の活躍と、
スイ&ハン組がどこまで調子を戻しているかが注目されましたが、
優勝は、
エフィモワ&ミトロファノフ組というのは、少し意外な展開ではありました。彼らは、全米選手権2連覇したにもかかわらず、フィンランド生まれのエフィモワが結局アメリカ国籍取得できず、オリンピックには出場できなくなったそうなのです。この辺りはトランプ政権の移民政策の影響によるのかは定かではないですが、2024年には彼らは結婚しているそうで、それでも取得できないというのは、今までのアメリカではなかったように思えたりするのですが、どうでしょう?
そんな状況下での、渾身のフリーの演技は素晴らしかったと思います。オリンピックに出れないということでモチベーションが下がっても仕方ないところ、精一杯の演技をやり遂げました。
女性のエフィモワはロシアでコロヴィンと組んでいた頃は、コメディエンヌのようなキャラクターを見せていましたが、ミトロファノフと組んでからは女性らしさ全開なのもなるほどな感じです。![]()
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と代表する国とパートナーを変えて、なんというか競技に対する執念を感じます。彼女は現在26歳で、4年後にチャンスが訪れると良いですが。
スイ&ハン組は、北京オリンピックの頃の状態を期待しましたが、残念ながらというか、女性のスイが怪我を抱えながらの出場だったようで、随分苦しそうなのが、見ていて痛々しい感じでした。ネットでも、「そこまで出なければならないのか?」という声もちらほら。とはいえ、リフトはGPシリーズの時より安定しているように見えたし、彼ら独自のペアスピンやフォワードアウトサイドデススパイラルは見事で見栄えするものがありました。何より、表現力は群を抜いている感じはしました。
見ていて痛かった組はもうひと組ありました。
ゴルベワ&ムーア組です。そういえばグランプリシリーズで見かけなかったのかなと思いました。彼らは元々2試合のアサインメントがありましたが、女性のゴルベワがオーストラリア国籍取得の手続きを優先して、グランプリシリーズの棄権したそうです(以上Wikipediaの情報)。彼らの演技の状況から怪我していたのかと思いましたが、そうではなかったようです。オリンピック出るために国籍取得優先して練習があまりできなかったのか、フリーでは世界ジュニアでメダルを取ったり活躍していた同じペアとは思えない状況で、愕然です。まあ、怪我のせいでなかったのなら、まだ良いですが。ゴルベワの自信なさそうな表情がとても印象的でした。
このスイ&ハンやゴルベワ&ムーアを見ていて思い出すのが、平昌オリンピックに出ていたチェコのペアです。ロシア勢も出ていた世界ジュニアで優勝して一気に注目されたのですが、オリンピックシーズンは怪我があってグランプリシリーズにもヨーロッパ選手権にも出ずにオリンピックには出てきましたが、どう見ても無理して出ているのが見て取れました。
オリンピックのために、ここまでしなきゃいけない状況に追い込まれる選手は可哀想だなと思いました。
さて、そんな中
ゆなすみは、ショートは絶好調で、フリーもサイドバイサイドを決めた時には、このままいけるのか(もしかして金?)と思いきや、スローでミスが出てしまいました。しかし、サイドバイサイドとリフトのスコアは、出場組中トップと相変わらずの強さを見せました。オリンピックも彼ららしい演技を期待したいです。
他に印象に残った演技といえば、
ケンプ&エリザロフ組、ジュニアグランプリファイナルにも出ていた組ですが、その時にはあまり印象はなかったものの、今回は、女性のケンプがいかにもチアリーダーっぽい明るさがあって目を引きました。今後
を代表するペアになるかどうか注視したいです。
リョム&ハン組、久しぶりに北朝鮮のペアの演技を見ました。リョムが以前組んでいたキムとはペア解消し新たなパートナーとペア結成し、オリンピック出場をかけた試合にも出ましたが、出場枠は取れなかったのは知っていましたが、演技をまともに見たのは今回が初めてでした。とにかく女性のリョムがすっかり大人っぽくなったのに驚き、キムと組んでいた頃の明るさは無くなって、何というかいかにも社会主義国のスケーター、ソ連のペアスケーターを思い出させる雰囲気でありました。衣装とかが前時代っぽいのは前もそうでしたが、以前はもっとパワーがあって個性があるスケーターだったのに、、という残念な感じがしました。
男子
男子も、私には意外な結果になりました。
三浦佳生選手のフリーの後、
チャ・ジュンファンの優勝!と思ったのですがね。
その後、三浦選手の元にはアンチのメッセージが殺到したそうで、彼自身がXで、「気持ちはわかるけれど」と当惑しているコメントを呟いて、「他の選手には送らないように」という気遣いメッセージを残していました。
まあ、三浦選手のショートはノーミスだったり、フリーもミスがいくつかありましたが、後半に決めた4+3のコンビネーションは、とても見応えありました。今シーズンの彼のフリーは前半のジャンプは決めるけれど後半息切れみたいな演技が多かったので、ある意味成長の証と言えるのはないでしょうか?
こういう僅差の勝利というのはその後の試合で圧倒的な差になることもあるので、今後の彼らの試合での演技が注目ですね。
(思い出すのが、2017年のグランプリファイナル。ネイサン・チェンが宇野昌磨選手が0.5差で勝って、その後世界チャンピオン、オリンピックチャンピオンへの道へまっしぐら。こうなることを山田満知子先生がいみじくも予言していました)
いつもシーズン後半に強い
チャ・ジュンファン。ショートでミスがあったので、今シーズンは後半も調子上がっていない?と思いましたが、フリーでは今シーズンベストの演技をしていました。
彼の、「ロコ」はとても音楽的表現が素敵だし、彼の4回転サルコウは決まれば美だし、またイナーバウアーはスケールが大きくて華麗で、好きなスケーターですが、いつも衣装が謎です。いつも端切のようなヒラヒラしたものをつけているのが、趣味なのか、ジャンプのためなのか。
リーダー席で日本選手の演技をじっと見て拍手を送っている姿も健気で可愛かったですが(他の選手の演技中に携帯を見ているようなリーダーもいる中。。)。
フリーで最も印象に残ったといえば、
山本草太選手でした。今シーズン初めてと言っていい好調さで、フリーでは少しミスもありましたが、とにかくスケーティングが素晴らしくて、見ていて飲み込まれそうになりました。
来シーズンも彼の演技が観れると良いなと思います。
一方、試合後に現役続行を公言した
友野一希選手も、今シーズンはフリーが鬼門でしたが、これまでの演技に比べれば四大陸での演技は割とまとまってミスも少ない方だったかなとは思いますが、その一方でグランプリシリーズで見せていた「表現力」は少し大人しいというか、あまりグイグイとくるものはありませんでした。
他にも、
ミハイル・シャイドロフの今シーズンベストと言っていい4回転ルッツとか、
ボーヤン・ジンの久し振りなクリーンな演技2本とか、
ジェイコブ・サンチェスの元気一杯のノーミス演技とか、
ありましたが、その中で個人的に久しぶりに新たな新人発掘となったのが、
ディアス・ジレンバイエフ、初めて見る選手で、ショートもフリーもジャンプのミスは傍に置いて引き込まれました。顔もイケメンですが、それ以上に所作が美しくてチャーミングなところに惹かれました。バレエをやっているとか社交ダンスをやっているという感じでなく、どちらかというとジャズダンスっぽいリラックスした動きで、良いね良いねえと見入ってしまいました。バイオグラフィーとかWikipediaを見ても特にダンスをやっていたということではないので、才能なのかもしれないです。。名前を覚えておこうと思いました。
さて、四大陸も終わって、もう来週末にはオリンピックです。早いです。
テレビのない私めは、どうやってオリンピックを見るかまだ未定です。北京の時もどうにかなったので、今回もどうにかなると楽観していますが、最悪NHK-ONEなるものをサブスクしなければならないか、NHKだと一回契約したら抜けられなくなりそうで怖いのでなるべく避けたいとは思っていますが。。。。
