◆韓国人の「すみません」とうちの母


アンニョンハセヨ、木村圭井子ですドキドキ


うちの母は、名古屋の隣、「東海市」という所で韓国家庭料理店「マンナム」を営んでいます。


母は、日本に来て40年。当時にしては珍しい、結婚してすぐに帰化したので、私が産まれた時には父も母も日本国籍でした。


40年の間に、日本的な習慣が身に付いたのか、やたらとお客様に「すみません」を笑顔で連発するんですえっ
 
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韓国では、「すみません」の意味にあたる「チェソンハムニダ」・「ミアナムニダ」には、「ありがとうございます」という意味は含まれていないんです。

プレゼントや、お土産を頂いた時に、日本的なお礼の意を表して「すみません」と言いますよね。


でも、韓国ではそういう時には「ありがとう」の意味の「カムサハムニダ」・「コマッスムニダ」を使います。


お帰りになられるお客様にも、母は笑顔で、「すみません」と言い、料理を運ぶ時にも「すみません」と笑顔。

料理を運ぶときには、(お待たせしてごめんなさいね)という気持ちが含まれているのでしょうが…


今日は、店の厨房側に行って「ママ、すみません、すみませんって…すみませんを使い過ぎ。素直に、ありがとうございますで、いいと思う。」って言ってしまいましたえっ


40年の間に、母は日本的な文化もたくさん見に付けて、いいところも沢山あるけれど、たまに…物申したくなる事があります。


ですが、、、


今までの私と母の付き合いで、私にはほとんど「すみません」とか、「ごめんね」と言ってくれた事がありません。


そんな母には、やはり「韓国らしさ」を感じるのです。
 
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ある日の、ランチのサービスセット。

盛り沢山なのは、やはり韓国的ですね。


マンナムは、明日12月31日~1月3日まで、お休みです。

4日から、営業致します。

金・土・日曜日はランチタイムの特別メニューがありますよ。

新年会のご予約も承ります



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