アニョンハセヨ。 木村 圭井子です。

韓国には、産後調理院という施設があります。
母子が一緒に産後のトータルケアをする施設です。

韓国では「調理」という言葉に
料理と、養生という意味が含まれているため
産後ケア施設を産後調理院と呼びます。

病院での出産を終え、5日ほど病院で過ごした
後は、2週間~1ヶ月、産後治療院にて
24時間体制のケアを受ける女性が多いそうです。
費用は20万円~35万円くらいかかります。

中は普通の家のような間取りになっていて
皆でくつろげる大きなリビングが中央にあります。
個室があって、家族の付き添いも認められています。

1日4食の食事は、産後の肥立ちと
母乳授乳を考えられた韓国伝統料理。
昔ながらのワカメスープは毎食出ます。

また、産後に崩れた体型を整え、心身ともにリフレッシュ
できるようにとヨガのレッスンも・・・
赤ちゃんへの授乳、接し方も教えてもらえます。
院内には座浴器(よもぎ蒸し)
全身美容カプセルなど自由に使える施設も充実。

利用者の多くはここでのママ同士の交流を大きな
魅力のひとつとして期待しているようです。
産後の不安を同じ出産を経験した仲間同士
励ましあい、癒されるのだと言います。
ここを出た後もネット上で交流は続き
その様子を見た後輩たちも利用するように・・・

韓国では産後1ヶ月ほどは水にさわらず
体を冷やさないことが第一
とされ
辛いものは食べず、毎食ワカメスープを飲むのが慣わしでした。
今でも暑い夏でも外気に触れず
シャワーも浴びず養生に努める人が多いのです。

昔なら、実家のお母さんが世話をしていたのですが
核家族化、仕事を持つ女性が増えたためこういった
民間のサービスが勢いよく成長したのです。

体に良いことはとことん追求する韓国。

日本にも、こういうサービスができたら・・・
女性たちは嬉しいですよね音譜