優冴です。
まず、10月12日インストアイベント、主催ライブに出演できなくて本当に申し訳ございませんでした。
改めてお詫び致します。
メンバーの碌の誕生日ってこともあって、彼の曲だけでやりたいって挑むはずのライブで、音源にもなっていない曲も覚えてライブで披露して碌を祝ってあげようと思っていました。
そんなライブも夢と後悔に終わってしまいました。
まずメンバーのみんな本当にごめんね。
事故のことで深くは知りたくないって子もいれば、何がどうなったのって子もいると思うけど、ここに全て書きたいと思ってます。
10月11日の早朝に機材関係のことで少し遠出になるから陽も一緒に手伝ってくれるとのことで、陽を迎えにいったんだ。
事が済んだら美味いもん食いにいこーぜ！とか言いながら俺が運転してたんだけどね。
都内からほんの20キロくらい離れたところに行く予定やってんけど。
高速道路に乗って、少し小雨の中の運転やってん。
ほんまにね、めっちゃ普通に真っ直ぐな見渡しのいい道路で事故が起きてん。
橋の上で風も強い状況で。
真っ直ぐ走っていたはずの機材車がいきなり反対車線に滑って。
ヤバッって。
ハンドル戻せば一旦はなおった！
って思ってんけど、既にタイヤはロックしてて、ハンドルは一切きけへんかった。
そっからはほんまに映画？夢？ってくらいの自分のあの感覚が今でも忘れられなくて、ただただ怖かったのを覚えてる。
これダメだ。
自分は本当にここで死んでしまうんだ。
って正直思った。
もう前も見えずに、何が起こったかもわからんまま反対車線のガードレールにぶつかって、そのままスピンして車が止まって。
気が付いたらエアバッグが開いてて、真っ先に陽の安否を確認して。
自分はとりあえず生きてるってことと、陽の目をみて陽も生きてるって。
それがほんの一瞬で目まぐるしく頭によぎったのは覚えてる。
その一瞬で「頼む！後ろの車が、突っ込んで来ないでくれ！！」って頭をうずくめて3秒くらい目を瞑って祈ってたのを覚えてる。
幸いにも二次災害はおこらんくて。
俺と陽は外にでて、道路を完全に塞いでいた車をみて俺は何の力も入らずただただぼーっとしてた。
そんな中の陽は冷静で、警察や交通関係の連絡をしてくれた。
本当に一人だと何も出来ていない俺をあの時冷静な判断で俺を助けてくれてん。
後続車の運転手も車を降りて出てきてくれて車をなんとか移動させようと7人くらいで持ち上げたり押したりでなんとか普通車が通れるくらいの幅を作ってくれた。
あの時のおっちゃん達にも感謝してます。
陽の足も腫れ上がっていて、自分は何も痛みを感じないしただただこれは夢だと思ってました。
その後警察や、レッカーとかがきて、車屋さんに運んで。
俺はそのレッカー車の中で、あれ？俺今何してるんやろ？事故したんや。なにしてんのやろ。あほやなー。でもこれは全部夢。怪我も何もしてへんし。事故なんかあり得へんわ。
って思ってた。
車屋さんについてからそれが現実やったんやと気付いた。
見るも無残になった機材車、自分の体から流れてる血。
全てが現実でした。
時間が経つにつれて強くなる体の痛み。
夢や嘘ではなかった。
車屋さんに事故車をみてもらって、良く生きてたねって。そのくらい酷かったらしい。
車内の後部座席はグシャグシャやし、その時本間にツアー中で後ろにメンバーやスタッフが乗ってなくてよかったって思った。
間違いなくガラス突き破って外に投げ出されてますよって現場検証の方に言われて。
実際に窓ガラスを突き破って機材が吹っ飛んでいたんだ。
あれがメンバーやスタッフだと思うと本当に震えが止まらなかった。
ガードレールにぶつかってから50メートルほどスピンして止まっていたことを知ってゾッとした。
車は真正面にガードレールに突っ込んでたんやけど、あれが少しでも運転手側や助手席側に突っ込んでいたら間違いなく命は無かったと。
本当にね。事故なんて自分はしないものだと思うと思うけど。俺もその中の一人やったし。
でもな、あんな真っ直ぐな道でそれ程スピードも出てへんのに大事故を起こしてしまうねん。
誰も事故なんかしたくてしてへんのに起こってしまうねん。
ほんまに一つだけ言いたいのは、車に乗る人。
車に乗った時点で事故とはいつも向かい合わせというのは頭に入れていてほしい。
タクシーでもバスでもなんでもそうやで？
100%安全なんかないから。
でも一つだけ。
シートベルトは本気で命を救ってくれるから。
ハサミでちょん切れるあの布切れが命を守ってくれるから。
今回はたまたま命が助かったから偉そうなこと言えるけど、もう誰もあんな思いや体験をしてほしくないから。
車を運転する方。
俺らと一緒でバンドをやってて運転する方。
本間に安全なんかないです。
いつでも死と向かい合わせってことを頭に入れて欲しいです。
特に小雨の日はね。
陽と道路に出た時に道路がツルツルしてた。
中途半端なぬかるみは一番危ないんやって確認したから。
本間に気をつけて欲しいです。
もちろん俺らも気をつける。
でも気をつけても事故って起こるものやから。
今回の件は本当に命の尊さ、命のおもさ、死と向かい合わせという経験をして、2度と体験したくない体験をしました。
ご迷惑を掛けたメンバー、社長、宇宙さん、アインススタッフ、関係者様に深くお詫び申し上げます。
心配して連絡してくれた友達や先輩。
本当にありがとうございます。
俺はこんなとこで死ねらんので、心配掛けたけどこれからもグリーヴァDrum、優冴を宜しくお願い致します。
長々と最後まで読んでくれた子はありがとね。
また元気な姿でステージに戻って激アツな優冴で帰ってくるから。
その時は容赦なしにヤリあおうな。
よろしくしたで！！
優冴