イソップ寓話の『北風と太陽』

有名なので、説明は不要だとは思いますが、

北風と太陽の力くらべにて、旅人の上着をどちらが脱がせることができるのかという話。

北風は力いっぱいに任せて、旅人の上着を脱がせようとする。

太陽は照りつけた暑さで旅人の上着を脱がせようとする。

結果は太陽が勝利をおさめるという形ですが、

ここでの教訓は、

手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に行う方が、最終的に大きな効果を得ることができる。また、冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになるが、暖かく優しい言葉を掛けたり、態度を示すことによって初めて人は自分から行動してくれるという組織行動学的な視点もうかがえる。

ということです。

介護や、人と接するとき、手っ取り早く片付けようとはしていませんか?

ただし、太陽が常に正しいというわけでもありません。

ときには北風のような冷たさも必要なのかもしれません。

優しさやあたたかさが与える人への影響を、対人援助を行う方は意識していかねばなりません。

皆様の事業所では、年にどれくらいの職員が退職をされているでしょうか。

 

噂によれば、

 

介護業界の離職率の算定は、

 

その事業所に3年未満の職員が計算の対象であって、

 

3年以上勤務してから、退職の運びとなった方は離職の数には含まないとか。という話を研修で聴きました。

 

 

福祉関係の人材育成課題で挙げられることは、

 

「離職をどう防ぐか」

 

というより、どのように働きやすい環境をつくっていくか。だと思います。

 

介護業界の離職理由は主に3点

 

①スキルアップをしたい

 

②その事業所の経営方針に不満

 

③人間関係

 

らしいです。

 

スキルアップに関しては、その職場環境が、研修や資格試験後に、それに応じたポストを用意されているかどうか。

 

方針に関しては、職員とトップの方とコミュニケーションを図ることができるのかどうか。

 

人間関係が一番の悩みどころかと思いますが、雇用初期の関係づくりとして、その事業所はどのような働きかけをしているか。

 

この関係づくりですが、事業所によりかなりの差が出ます。

 

 

ざっと簡単に記載しましたが、

 

皆様の職場は、上記3点の課題点について、離職を防げているでしょうか。

 

また、まったく離職がないという職場も、悪いというわけではないのですが、必ずしも良いとも言い切れないというのもあります。

 

 

福祉業界、どの現場も良い環境でいきたいと願います。

『健康で文化的な最低限度の生活』

すべての人に保障されている日本のルール、TVドラマ等の効果もあり、

多くの方が知られている文面だと思います。


ここで細かい方は考えます。

最低限度とは、どのような線引きを以て定義されるのかと。

これからの時代、この線引きが国民の意見で変化していのです。

生活保護受給額が増減すること、介護保険の支給も変わるのでしょう。


また線引きとは別に、どのような方を支援するにしても、この25条が保障されていることを忘れないでください。


また、人は誰もが幸せを求める権利と、癒される権利もあります。