皆様お疲れ様です、ぐりっど洛西のKと申します。
よくケアマネは家族様に、
「お忙しい仕事ですよね」と言われますが、
実際にこの仕事をしている私が感じる面からすると、
そこまで忙しくありません。
しかし、ケアマネさんたちはやはり、皆忙しいと言われます。
では、いったい何が忙しいのでしょうか?
前回お話した、「ケアマネって?」という記事の中にお話しました。
”生活上の困難”という箇所がミソです。
実際、ケアマネの業務だけを見たら、ケアプランやその他いろんな書類をパソコンでつくって、
月1回訪問や、必要時に会議を開くための調整をして。
というそんなに忙しい内容ではないです。
”生活上の困難”で挙げたあらゆる相談がくることにポイントがあり、
それが他の人や組織では対応しかねる、といった場合がしばしばあります。
その場合、結局誰が動いているのか。。。というところでケアマネさんが動いています。
独居の方の病院付添い、ヘルパーが掃除できないといわれた箇所の代わりに掃除、中にはバリカンを持っていき散髪を代わりにするケアマネさんも確かいはりました(その方、お金がなかったか何かで)。
色んなサービス事業所があるけれども、
①費用面とサービスの内容が高齢者とマッチしていない。
②すぐすぐ動いてくれる事業所が少ない。
③人員不足でただいま対応致しかねます。
④そもそもこの方が求めるサービスを行ってくれるところがありません。
といった理由を当事者から言われることが多いです。
生活上の困難は、まだまだ探せばたくさん出てきますが、対応できることが難しくなってきています。
このあたりは、ケアマネさんというよりは、”地域包括支援センター”という事業所が問題意識を強く持っており、
『地域でどのように色んな生活上のお困り事を助け合っていこうか』
と頭を抱えておられます。
このあたりに、ケアマネさんがどうコミットメントしていけるかが、今の福祉に求められていることのひとつです。
私としては、この”生活上の困難”をどう早期発見して、
型にとらわれない対応を図り、また「~すれば良い、~しなければならない」と頭を固くしない姿勢でいます。
このブログを書いているのも、
これらの課題を、福祉業ではない方から見れば、どのような対応策があるかの別視点も伺いたいと考えておりますゆえです。
ケアマネさんだけでなく、介護職員さんも看護職員さんも多忙な現状だと察します。
今冷えてきている時期なので、
くれぐれも体調にはお気をつけくださいませ。