初、ロシアへ。
今まで出張では、中国近辺が多く、遠くてシンガポールまでだったので、エコノミークラスだったのだが、会社の規定により7時間以上のフライトから、ビジネスクラスへ。
フライト中に「Iの字」に熟睡できるこの快適さは、本当に癖になってしまう。

出張前1週間程度、ほぼ終電近くまで仕事に追われていた私は、離陸瞬間に眠りに落ちた。

フライト時間は約10時間。

電気の充電もできることだし、PCを持ち込んで仕事が進むな、と思っていたが、
やはり一度、ロシアにじっくり漬かるためのリセットをしなければならない、と思ったので、何も考え込まないぼーっとした時間を作った。

ロシアなんて、そう簡単に行けるものじゃない。

会社のお金で行く旅なので、ビジネスとしてどこまで実績をあげることができるか、という気持ちで出張に行っていたので、学生時代の何かを追い求めるような、可能性に秘めた旅の気分は葬り去っていたことに気づく。

ボルシチをすすりながら、ふと、閉め切った窓を開けてみる。

まぶしいい

外は見たことの無いほど明るい空が広がっていた。あらゆる形の無垢な雲たちが燦爛と輝き
下を覗くと大河のような形状の切れ目や、鬱蒼としたモスグリーンの樹林の海が切れ目も無く続いていた。

その光景に
つい二年前ほど、あらゆる可能性を秘め海外の一人旅をしていた自分を思い出した。
降り立つ先に何があるか、わからない高揚感。

あっというまに気分が詰まりやすい毛穴の小さい性質の私には、こういう時間の息抜きは必要なんだと思った。


さて鹿児島で営業所の同期に連れられて、一日観光することになった。

出張で宮崎に飛んだ際、
お世話になったのが鹿児島営業所の方々だったので、
そのまま営業車で2時間強。初の鹿児島入り。

宮崎では満開だったトロピカルな開放感は薄れ
文化やファッション等に保守的な人々が多く
歴史的なにおいが街や建築物に漂っていた。

今回の出張で初めて惹かれたのが
うちの会社の40過ぎの営業マン。