先生のところで鍼治療、自宅でリハビリをマッサージを続ける夏の日が続いていました。この頃には手を離しても1-2歩体を支えて自立ができるようになっていました。ただ、立ち上がることができない。
しかし、ある夜、私が少し離れた場所からとも君、と呼ぶと顔を起こし、前足に力を入れて、体を起こそうと!
うまく起こせなくて、結局尻餅をつくような形になってしまいましたが、自力で立ちあがろうとしている!
先生にまずは自分から歩こうという意思を見せることが大事だと言われていたので、自力で立ちあがろうとしたことに感動し涙が溢れました。
それから毎日、1日1回ほど自分で立ちあがろうとしては尻餅を繰り返しました。
先生にあまり助けすぎると逆によくないと言われていたので、尻餅をついても立ちあがろうと再チャレンジするとも君を見守っていました。
1週間ほど経って、(鹿の赤ちゃんが歩行ができるようになる映像を昔見たことがあるのですが、まさにそんな感じで) フラフラしながらですが、ついに体を自力で持ち上げ、私の支えなしで近くに置いてあったトイレに歩き、トイレで排尿をしました。終わると私の顔を見てにゃーと泣きました。とも君も自分で出来たことが嬉しかったんだと思います。
先生が最初に言った通りでした。排泄と食欲が歩こうという意欲の助けになると。トイレで排尿をした後はまた歩けなくなりましたが、それでも十分。自分で立ち上がってトイレで排尿が出来たことが、今まで頑張ってきたご褒美に思えました。
今でもこのシーンは胸に焼きついています。


