家全体で消費するエネルギーを太陽光発電などで全てまかなうネット・ゼロ・エネルギー・ハウスが岐阜市庵町で完成し6日、現地で完成見学会が開かれた。地元の工務店や地域住民などが来場し、最先端の住宅を見学している。7日まで。2日間で200組の来場を見込む。
住宅資材総合商社のヤマガタヤ産業(羽島郡岐南町みやまち、吉田芳治社長)が工務店支援のためのオープンハウスとして建設。経済産業省の「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス事業」に採択され、補助金を受けている。
太陽光発電は6・52キロワットの出力で、4・65キロワットの蓄電池を設置。地熱も利用する。壁材にはヒノキの粉を固めたものを使ったり、風の向きを計算して窓を作ったりして快適に過ごせるようにした。また東濃ヒノキや多治見市のタイルなど県内産の商材を積極的に使った。
6月からは同社執行役員で吉田社長の長女香央里さん夫婦が、実際に住んで実証する。香央里さんは「地元の工務店とコラボしながらやっていきたい」と意気込んでいた。
by岐阜新聞
最近は建築会社ではなく、そこに資材を供給する建材屋さんが住宅のブランド(商品)をつくるパターンが増えています。
それにしても、そこに自ら住んで試してみる、というのはすばらしいですね。