僕の持っているすべてのアーティストの中の数百枚のアルバムの中で最高のアルバムを挙げると「BANG!」か「C.B.Jim」を迷わず選ぶが、どちらを選ぶかとなるとかなり悩む。どっちもスゴイ。敢えて言えば「BANG!」だが、本当に微妙な差があるだけ。
邦楽・洋楽問わずブッちぎりでNo.2のアルバムである。No.2なのにブッちぎりって言うなって言われそうだけど、それぐらいにこの2枚のアルバムが他の追随を許していない。
BLANKEYのどのアルバムよりも音が太く、BLANKEYの真骨頂といえるだろう。だが骨太な音とは対照的に浅井健一の詩は繊細で少年のこころを感じさせる。
それぞれの曲がまるで映画のワンシーンを展開しているかよう。文学とロックが見事に融合し、聴く者をその世界に入り込ませてしまう。少年のこころのロマンチズムと暴力性が同居したBLANKEYのオリジナリティを十分に堪能できる名作。最後の「悪いひとたち」は既に音楽である以上に文学。 椎名林檎がこのアルバムにかなり影響されてるのは間違いない。
「BANG!」ほどの狂気を感じさせるわけではないが、言葉がありきたりではない。彼ではないと書けないのではないだろうかと思わせることも非常に重要なこと。だからこそ唯一無二と形容されるバンドなのだ。 個人的にはGretschのナッシュビル1963年製のギターの枯れた音が気持ちいい。
オススメ度★★★★★
