暴走ピノキオ 文学・音楽・地域研究

暴走ピノキオ 文学・音楽・地域研究

大学の専攻は地域研究だったが・・・

好きな音楽 BLANKEY JET CITY ,Donald Fagen ,STEELY DAN、くるり,The chang 、AIR、ゆらゆら帝国、Theatre brook,MAD CAPSULE MARKETS,RadioHead,サニーデイサービス、The Chemical Brothers,Fatboyslim,Junior jack,Tom Waits,Joao Gilberto,Lenny Kravitz,Nirvana,Garbage,EGO-WRAPPIN,Daft Punk,Primal Scream・・・・・・


好きな本 ノルウェイの森、世界の終わりとハードボイルドワンダーランド、風の歌を聴け<村上春樹> 限りなく透明に近いブルー、コインロッカーベイビーズ<村上龍> 路上<ジャックケルアック> 夏への扉、月は無慈悲な夜の女王<ロバート.A.ハインライン> キリマンジャロの雪<へミングウェイ> 京極夏彦 全作品



 

 本書が発売された時期の日経平均株価は4万円台だったが、今このブログを書いている間に株価は6万2千円台にまで上昇している。

これだけの株高の割には、我々一般消費者が生活の向上を享受できずにいる原因は一体何か?

インフレ率、名目GDP成長率、円安、金利など株に関連する指標はたくさんある。そのどれもが密接に関連し、株が上昇へと導かれているのが現状で、加えて大企業による株主還元や自社株買いも大きく関係しており、株高の要因を一つに絞ることは困難である。

ところが、我々の景況感は悪く、消費者の手持ちのお金は少ない。これをどのように分析すべきか。

 労働分配率の悪さは顕著で、日本の日経平均株価が高い割には給料の低さが際立つ。これは不況を経験してきた大企業の警戒感からくる支出を抑えたいという姿勢である。シンプルに言って日本人の給与が低い事実は社会生活を営む者たちにとって景気の良さを実感できていない原因である。

 

日本のファンダメンタルズは強いと世界中の投資家が評価している以上、これからの日本の実質GDP成長率の上昇と労働者の所得増加を期待しよう。

ここで間違って反グローバリズムやインフレの波に乗らないような政策を政府がとってしまうと、名目GDP成長率や株価上昇の腰折れを招くかもしれない。そうならないように、我々がしっかり経済を学習し、政治を監視していかなければならない。
 

日本はきっと大丈夫。

 

★★★☆☆

       

 

「何だかわからないけど、とんでもないものを観てしまった」

 

テレビの前の小学校低学年だった私は、エロさと気持ち悪さに畏怖した。

それは40年ほど前のことだったが、今でも強く印象に残っている。

何気なく観ていたテレビドラマのラストシーンだったが、一人の美女が打ち上げ花火の筒の中へ飛び込み、打ち上げ花火が上がると、血の雨が降りそそいだ。


そのドラマが一体何なのかは、つい最近までわからなかったが、たまたまXのタイムラインにそのドラマのシーンを投稿した人がいて、初めてそれが江戸川乱歩原作の「パノラマ島綺譚」だったとわかった。

今でも記憶に残るほど、心に傷を残した一場面の正体を不意に知ってしまい、いてもたってもいられなくなった私はすぐに原作を読みたくなり、ブックオフへと歩を進めたのである。


江戸川乱歩の名は探偵小説家としてよく知っていたが、あれは江戸川乱歩の作り出した世界だっとは・・・

実際に読み始めると、すぐに没入した。

 

昭和初期から活躍した作家なので古風な表現が多く見受けられるが、逆にそういった古めかし描写こそ今の時代には新鮮にすら感じられ、さらに奇抜な発想や世界観は時代を超えて心を鷲掴みにする。

主人公たる人見廣介の過大な計画。

 

菰田家への欺瞞。

 

引き返すことすらできないパノラマ島という理想世界。

 

夢想した世界を具現化したその先に、一体何が待っていたというのだろうか?

★★★★☆
 

 

 

かつて私はタバコをやめた経験がある。まわりではタバコをやめたくてもやめられないと嘆く人もいるが、なぜ自分が禁煙に成功したのかを自分なりに分析してみると、悔しさ、環境設定といったワードをあげることができる。

 

きっかけはフットサルだった。

 

スピードやスタミナを要求される激しいスポーツであるフットサルにおいて、タバコはフットサルで必要なすべてを奪っていたように感じた。息苦しさのために上手くプレーできなくなってしまった事は私がタバコをやめようと決断する動機としては十分だった。

 

ところが、その悔しい気持ちをもってしても、当初、喫煙はなかなかやめられなかった。その原因は明らかで、その頃は、雀荘に行ってフリー参加で麻雀をすることが多くて、麻雀をすると、どうしてもタバコを吸いたくなってしまい、結局タバコをやめるという意志はもろくも崩れ、喫煙が続いてしまったのだ。

 

結局、麻雀も一緒にやめなければタバコはやめられないと悟り、麻雀とタバコを一緒にやめたところ、タバコをめでたくやめることができたのだった。

 

これは、麻雀という誘惑を断つ環境設定をすることで、禁煙に成功した「悪習慣をやめる」一例になると思う。

 

 

逆に「良い習慣を継続する」場合について考えてみよう。

 

希望の学校に入学するために、あるいは、資格試験に合格するために試験勉強をしなければならない状況にある人に必要とされるのは「意志」とか「やる気」の問題ではなく、「集中力を持続できる環境」が最も重要であるということである。

 

勉強する場所の周囲にネットにつながるパソコンやスマホ、あるいはテレビなどを置いてしまうと、それぞれが誘惑となり、その誘惑が多ければ多いほど、勉強へ向かう集中力を奪い、別の方向へ行動ベクトルを向かわせてしまう。

 

勉強しようとする意志は誘惑に邪魔され、勉強に集中することは困難となる。

 

方法としては、勉強する場所に誘惑を引き起こすネットにつながるガジェットやテレビなどを置かない環境整備をするか、あるいは自ら誘惑の無い環境へ移動して集中できる場所で勉強することが最良と言える。

 

本書で訴えているのは「意志」のちからに頼るのは無力で、習慣をやめるのも、身に付けたい習慣を継続するのも「環境」で決まるという主張である。

 

本書は脳科学の専門書なので、土台となる専門性のない一般の人が読むには整理しにくい。よって、このようなブログ等でまとめている媒体から情報を得るだけで十分だろう

 

★★★☆☆

 

 制度の「管理」と「事実」を整理する

 

特定技能2号を巡っては、「移民の無制限な受け入れ」といった扇情的な言葉が飛び交うことが多い。しかし、感情的な反発を脇に置き、制度の設計図と実態を冷静に読み解けば、そこにあるのは「熟練した労働力の選別と管理」という冷徹な現実である。

 

「高度技能者」に限定された狭き門

 

特定技能2号は、決して誰にでも開かれた門戸ではない。以下の厳格な条件が前提となっている。

 

分野別の技能→高度の技能試験に合格する必要がある。

実務経験と適性→ 現場での豊富なキャリアに加え、法令遵守の審査をパスしなければならない。

 

すでに現場で一定の成果を収めたプロフェッショナルが対象であり、1号から自動的にスライドできるような安易な設計ではない。

 

「数千人」という規模をどう捉えるか

 

現在、2号の在留者は数千人規模に留まっている。日本の労働人口約6,800万人という巨大な分母と比較すれば、その存在感は極めて限定的だ。 「増加率」というパーセンテージのみに注目すると急増しているような錯覚に陥るが、「絶対数」という実数を併せて見ることが、議論の前提として不可欠である。

 

「在留更新」と「永住権」の混同を避ける

 

2号の最大の特徴は「在留更新の上限がない」点にあるが、これは永住権(永住資格)と同義ではない。永住権の取得には、長期在留、安定収入、素行要件など、さらに別の厳格なハードルが存在する。「更新が可能であること」が直ちに「永住が確定すること」を意味するわけではない。

 

制度の狙い→曖昧な「研修」から、明確な「管理」へ

 

これまでの技能実習制度は、「研修(国際貢献)」という建前と「労働力不足の解消」という実態の乖離が、不当な労働環境や失踪といった問題を引き起こしてきた。今回の制度整理は、その歪みを正す試みだ。

 

明確化→「労働」として正面から位置づけ、技能水準を定義する。

可視化→ 在留や更新の条件を明文化し、審査を厳格化する。

 

家族帯同を認める代わりに、収入要件や審査を明確にするという方向性は、「無制限の自由化」ではなく、むしろ「不透明な流入を止め、管理を正常化する」ためのプロセスであると言える。

 

悲観論のバイアスと、真に向き合うべき議論

 

外国人労働者政策を議論する際、しばしば次のような「悲観論の構造」が見受けられる。

 

過激なレッテル貼り→「亡国」「独裁」といった強い言葉に置き換える。

最悪のシナリオへの飛躍→「上限なし」を「無制限の流入」と直結させる。

統計の恣意的運用→ 制度上の制約や、実際の規模感を無視する。

 

将来のリスクを想定すること自体は健全な批判精神だが、根拠なき予言だけでは政策議論を停滞させる。

 

本質的な議論のために

 

不安を抱くこと自体は自然な反応だ。だからこそ、今後は以下のような具体的かつ実務的な議論が必要となる。

どの分野で、どれほどの技能水準を求めるのか

社会が受け入れ可能な規模をどう設定するのか

どのような条件で管理し、共生のルールを敷くのか

 

「移民受け入れ放題」といった分かりやすいスローガンに飛びつく前に、制度の実態がどうなっているのか。まずはその手触りを確認することが、冷静な判断を下すための第一歩となる。

 

テレビでもラジオでも毎日耳にする言葉「為替」

ただ実際に為替の定義を理解しているかといえば、そうでもなかったりする。

イメージするのは外国通貨と日本円とのレートで、特にドルに対して円が上がったとか下がったとかは話題になりやすいから、なんとなく理解しているつもりになる。

だが為替は思っていたよりも、もっと身近で江戸時代からすでに日本国内で始まっていたというのだから意外だ。

江戸時代は「大阪の銀遣い、江戸の金遣い」いわれ、大阪と江戸では大口取引で使われる貨幣が異なり、銀山が多い西で銀貨、金山が多い東で金貨を遣い、西と東で経済圏に違いがあった。

加えて庶民や小口の取引では「銭」が使われていたので日本では実際に3種類の貨幣が流通していた。

商取引で使用する貨幣が違えば両替が必要になり、また物理的にお金を運搬するにも盗難リスクが高くてできない。

となると為替手形の登場となり、江戸時代は両替商を経由してお金のやりとりをしていた。

つまり為替とは売買代金の受け払いを現金の移動をすることなく行う手段ということになる。

つまりクレジット決済もPayPayでの決済も銀行振込も為替だ。

 

★★★☆☆