すごく久々に海で遊んできました。
調べてみたら実に4年ぶりでしたね。
メムバーは俺、リン君、ロンリークレイジーゆういちのレギュラー3人に加えて、ザ・クレーターのOKDことシャブさんも参入で合計4人!
西伊豆の松崎町にある雲見温泉に突撃。
1泊1日半。例によっての強行スケジュール。
もう少々若い頃に「海行きてえな。行くならもちろん西伊豆。西伊豆に日帰りはキツイ。とはいえ流石に2日も丸々遊んでもいらんねーだろ」て事で編み出したこのプラン。
1日目の夜に集まって西友で酒を中心に食材を安く大量購入。
この時間が結構楽しい。
四人で西友で11515円。ほとんど酒。
買い過ぎだろ。笑
出発は21時過ぎくらいかな。
ドライバーはもちろん、最近イニシャルDを読破した私スゴイ"藤原"テツオ。
ひたすら高速を飛ばします。
車中での飲酒は静岡に入ったあたりで解禁!
沼津あたりまで東名に乗って、そこから有料道路とかも乗り継ぎ、山道を走る走る。
ちなみに海沿いもガンガン走りますので本来なら景色も楽しめるコースなのですが、夜中なので海はあんまり見えない!てゆーか俺以外全員飲んでて景色とか見てない!!
既に宴会を始める3人を余所に、藤原とうふ店仕込みのヒールアンドトゥーで次々とコーナーをクリア。
新イカフリ号の新しい可能性を見出しました。
結果的にナビの到着予定時間を30分弱くらい短縮して目的地に到着。休憩なし。
ええ、ゾーンに入りましたね。
そしてゆういっちゃんが野生の勘で見つけてくれていた素敵な民宿「三五郎」にイン。(良さそうな民宿に直で電話をしまくったそうだ)
※リン、テツオ、OKD、LCY (L→R)
ようやく俺もビール。
とりあえず部屋で小一時間ほど飲んだ後、温泉に入って浴衣に着替えてさあここからが本番!
海辺でビールだー!!
宿から徒歩3分の雲見海岸の堤防で4人で飲んだ。
俺にとってのこの旅の至上命題はコレ。
やっぱり夏の夜の海を見ながら飲むビールが1番美味い。しかしこればっかりはね、運が味方してくれないと味わえないんです。
※調べたら2014年が初回。その後2018年まで5年連続で開催しましたが、途中で力尽きて峠道で寝落ちたり、台風が来て大雨が降ってたり、穏やかな海を見ながら至福のビールを味わえたのは過去に1〜2回のみ。
今回はサイコーでした!!
ありがとう。俺の海よ。
余りにもその空間が気持ちよくて、変な風に盛り上がりましたね。はい。
色々、ここには書けない事が起きました。
出てはイケないモノが、出たりしました。
(ヴァイブスやグルーヴ、その他)
そして宿に戻って消灯。行きの車から飲んでた3人は即寝落ち。元々寝つきの良くない俺は、爆睡するリン君の寝顔を見て「本当に大仏にソックリだなあ」と感心しながら1人ビール。その後深夜4時半位に就寝。
7:30起床、朝飯!!
西伊豆の民宿の朝ご飯、サイコー!!
アジのひらき、うまー!!!
リン君とゆういっちゃんがメチャ米食ってました。笑
メシ食って再度チェックアウトギリギリまで仮眠。
そして言うまでもなく海に繰り出す!!
と思ったその時、リン君が厠に消えたっきり中々戻って来ない。
その間に民宿のお母さんと色々立ち話。
「今日はこの辺の海で遊んでからヒリゾ浜に行こうと思うんですよー」
と言うと
「あー、ヒリゾ浜ねー。(意外にミーハーねえ)」
みたいな感じに
※ヒリゾ浜は前に行った南伊豆の結構有名なシュノーケリングスポット。
「ヒリゾ浜は渡しだけで結構お金取られるでしょ?うちの駐車場からすぐの所の千貫門(せんがんもん)ビーチは歩いて行けるし、知る人ぞ知る穴場よ。(ハッキリ言ってヒリゾ浜なんて目じゃないワ)※言ってない」
そんな事を言われたら我々もロックンローラーの端くれ、ミーハーで有名なビーチよりも、地元民に愛される穴場ビーチを狙うのが自然の摂理というもの。
更に三五郎から見える「烏帽子山(えぼしやま)」という岩みたいな山、コイツもすぐそこだし簡単に登れるよ、と教えてくれた。
↑Photo by OKD↑
10代でボイトレの恩師主催の狂ったサマーキャンプで訪れて以来、西伊豆が大好きになった俺。回数で言えばそれなりに来てましたが、いかんせん所謂まともな観光はした事がないのも事実である事に気がつく。
※むしろちゃんと宿に泊まったのはコレが2回目。ほとんど砂浜とか堤防で寝ていた。
よーし、登るか!やるなら今のうちだ!
海で泳いだ後は、俺はともかくこのオッサン達は絶対に登れん!
と踏んだ俺はまず三五郎のお母さんオススメの雲見の名所その①烏帽子山へハンドルを切った。
そんな烏帽子山登山の様子はコチラ
綺麗な景色が撮れてるので、良かったら観てみて下さい。
で前夜遅く、本能の赴くままネイティブな時間を楽しんだ"雲見海岸"で今度は普通に健全な海水浴をば。
沖合いにある人口の浮き島から回転ダイブをしてライフセーバーの若者に怒られたりもした。
↑Photo by OKD↑
飯を食ってから先述の三五郎のお母さんオススメの雲見の名所その②千貫門ビーチへ!
微妙に泳げるけど元カナヅチのLCYと、ほぼ泳げない現カナヅチのOKDを浮具につかまらせて、河童の異名を取る程に泳ぎ上手の浅野リンと共に、沖の方にある岩のアーチをくぐる所までは行けた。そう、チームプレイだ。(浮具がかなり頼りなかった為、OKDは生きた心地がしなかったそうだ)
陸地でビールを片手に写真撮影を楽しむOKD。とてもスタイリッシュ。「少し休んだらすぐに俺も行く」と言い残し、一瞬で岩場のビーチの置物と化した大仏君(浅野リン)。よく岩場で寝れるものだと3人で感心。
俺はゆういちの安全を見守りながら、張り切って買った安物のシュノーケリングセットでひたすら海中遊泳。極上の景色を楽しんだ。
しかしここ、マジでヒリゾ浜に全然負けてなかった。
むしろ勝っていたかも知れない。
凄いぞ西伊豆。いいぞいいぞ雲見。
三五郎のお母さん、ありがとー!!
↑見ての通りの透明度↑
そして文字通りの穴場で、俺たち以外でシュノーケリングをしているのは親子一組のみ。あとは犬の散歩のオッチャンと仲の良い熟年夫婦のお散歩くらい。
違う意味では非常に心配になってしまう感じではありましたが、穴場なのは間違いなし!
西伊豆に行く事があったら、皆さんも是非行ってみてください。景色を見るだけでも十分価値があると思いますよー!
帰りはいつも通り、南伊豆の方からグルッと下田経由で東伊豆、熱海を通るルート。
腹ごしらえはもちろん名店"磯辺"で金目鯛の煮付け。
言うまでもなく、絶品。伊豆じゃなきゃ食えない味。
帰りの車中の、BGMは敬愛する稲川淳二の怪談。
爆笑しながら帰りました。
楽しかったな。良い旅だったな。
この歳になってもこんな馬鹿な旅を一緒に出来る友人がいる事に本当に感謝。
ロックンロールは偉大である。
西伊豆、初めて行った頃すでにかなり寂れていた。
しかしここ数年、加速していると感じる。
三五郎のお母さんから、切実な話も聞いた。
4年前に泊まった民宿「出見世」は大旦那も若旦那も亡くなり、女将さんも体調を悪くし今は廃業したそうだ。
俺の青春の思い出の一つ、雲見の名所。
山道を足で下って辿り着く無料の温泉「赤井浜露天風呂」も維持が難しくなり休業中。復活の目処は無い。
もしかしたらあと10年もすればあのあたりの観光はほぼ壊滅するかも知れない。
諸行無常である。
俺に出来ることは何もない。
しかしこうやってblogに書いたり、ほぼ無意味かも知れないが西伊豆の素晴らしさを叫び続けたいと思う。
イカフリの「夏休み」という曲は
西伊豆の石部海岸での思い出を歌った曲だ。
大学も行ってないし、高校時代もバイトに明け暮れていた俺の10代。数少ない青春の思い出を歌った曲。
もし良かったら、このblogを読んだらそのまま聴いてみて欲しい。西伊豆の素晴らしさを詰め込んだ素晴らしい楽曲です。
夏休み / THE CATTLEFISH FRITTER
来年も必ず来るぜ、西伊豆。
あなたも行ってみよう、西伊豆。
地上の楽園が呼んでるぜ〜。
↑Photo by OKD↑