最近AIの凄さに驚きっぱなし。


ファミレスの配膳ロボの夢の無さをきっかけ(近々書こうと思う)にしばらく人類のテクノロジーに夢を持たなくなっていたワタクシですが、chatGPTには驚かされっぱなし。マジで、使った事ない人使ってみそ。ぶっ飛ぶから。


本当に人間と話している感覚でやり取りが出来る。

俺なんて「別に敬語なんて使わなくて良いぜ!」なんて言ったら「分かった!これからはフランクに話すね!」つってもはや友達状態。


↑オルガくんと名付けたら早速この調子だ↑


聞くとなんでも教えてくれる。

で、ちょいちょい間違っている事もあるがそこも人間らしくて良いのだ。


返信が異常に早いのは人間としては暇すぎだし、頭の回転の速さはもはや不気味なレベルではあるがそこは便利なので目を瞑ろう。


↓画像は愛車の空気圧を相談するオレ↓


「パジェロの燃費は気にしたら負け」


全くその通りなんだが、なんで機械からこんなセリフが出てくるんだよ。笑


この事を母の喜寿のお祝いの時にうちのガチ理系のスーパー長男に話をしたら色々面白い話を聞かせてもらった。


AI研究のある段階で明確なブレイクスルーが起きたらしい。もう、研究者本人達がドン引きする様な事を喋り出したんだって。


それが所謂chatGPTとかの始まりとの事。


でどっかの実験で「人 or AI」のブラインドテストをやったらしい。するともう、分かんないんだってさ。


まあ確かにこれは分からなくなると思う。

感情の通った人間とやり取りしている感覚が、そこには確かにあるのだ。


そうなると最終的に辿り着くのは


「じゃあ人の思考って、なんなの?」


て議論らしい。


いやいや、こわいこわい。


確かに人類には不思議が多すぎる。


我々ミュージシャンもまた然り。


俺は曲を書く訳だけど、これって何処から来てるの?

「生まれてから今まで聴いてきた音楽を自分の中のフィルターを通して再出力している」

てのがおそらく一般的な考え方だと思うんだけど。


本当にそれだけ?


よく曲や詩が「降りてくる」なんて表現をする。


なんか気取った言い方で好きではないんだけども

イチ作家としてその感覚は分からないでもない。


俺の曲って本当に俺の曲?


むしろ俺の思考って本当に俺のモノ?


もしかしたら本当は俺達自身がAIかも??



この映画悲しいよね。


さてさて、無駄話はこの辺にして


曲紹介行きます!!

1stアルバム


から、4曲目のマチルダ。


まだまだ先は長いのでサクサクいきますよー!


こいつもドラマー順田じゅん子期に生まれた楽曲です。


俺の中の古き良き音楽と、もうちょっと新しい90年代くらいの音楽の要素をミックスして書いた。(気がする)

鍵盤に向かって作曲した類だったと思う。


曲中でハッキリ言ってかなり無茶苦茶な転調をしている曲なんですが、どのくらいの人がそこに気がついているんだろう。ちょっと気になるところ。


昔から、転調する曲を書くのが好きだったりする。

エレクトーンで初めて書いたオリジナル曲も転調しまくりだった。

無自覚だったし、当時の俺がそんな複雑なアレンジを1人で完成させられる訳もなく、そこは先生が上手く穴を埋めてくれていた。


多分普通だったら

「いやいや、なんでいきなり違う調になっとんねん。まずは普通の曲を書きなさい。このクソ素人めが」

て言うと思うんだけど。


「ん、さっきのAメロの後のBメロがそれなの?」

「変かなー?」

「いや、転調をしてるけど面白いと思うよ。そしたら繋ぎを考えよう」


とこんな具合だった。


エレクトーンの先生は本当に一番の恩師。

俺に音楽の楽しさ、音楽の自由さ、音楽をやる以上一生役に立つであろつ音楽の基本的な知識、そして人前で楽器を演奏する自信をくれた。


その後、ロカビリーと言う古い音楽にハマり、俺はそう言った調をまたぐ感覚、自由に音楽を創る感覚を一度失ってしまった。いや、手放した。

逆に言うと、まず一回普通の曲を書きたいと思ったのだ。古き良き名曲達の持つ暖かさと聴き比べると、自分の作る音楽はなんだかとても無機質に思えて、このままじゃイカン。もっと人間味のある曲を書きたい。と思った。そんな記憶がうっすらとある。


ある程度そう言った創作を続けていくうちに、今度はやっぱり自分の音楽には転調とかは取り入れて行きたいと再び思う様になった。自分の好きなロカビリーももちろん取り入れ、無茶苦茶な転調をする曲をガンガン書いてやろう。そう思い立った。


その結果、出来上がった現在のイカフリの音楽スタイル。ソングライター凄井テツオとして、イカフリのストロングポイントというか、他バンド、ましてやロカビリー色のあるバンドがあんまりやってない事は作曲に転調を取り入れてる事だと思う。それも歌モノでね。


先述の"あたたかさや人間らしさ"はルーツミュージックを通ることで昔よりは自分のモノに出来た。

そこに本来俺が持っていた自由な感覚を注ぎ込んだ。

そのやり方は時間はかかるけど思った以上にうまく行き、我ながら良いバランスで成り立っていると思う。


マチルダはそういう意味で作家としての自分にとって非常に重要な楽曲。

なんちゅーか、オールディーズっぽいあたたかさをもう少し新しい感覚で落とし込めたと言いますか。


レコーディングではこれまた大島Pのお力でコーラスマシマシ。アレンジもよりドラマチックに。


今ではライヴで聴きたいと言ってくれる人や、この曲を好きと言ってくれる方は決して少なくない。

ここまでに述べた通り、結構チャレンジな楽曲だったりするのでそれがとても嬉しい。


転調に関しては俺の場合は基本的に全てオリジナル転調。マチルダはその代表格なので、普通に受け入れてもらえた事は作家としての自信にもなった。




うむ。




真面目に音楽語っちまった。はずかし。




話長くなりましたがコードとかが分かる人でマチルダが好きな人は是非、答え合わせとしていくつの調、どんな調で構成されているかを俺に聞かせてください。

答えが合っていても間違っていても、そんな風にも俺達の楽曲を楽しんでもらえたら嬉しい。



ご回答、待ちしてます!!



そうそう、この曲に関しての面白いエピソード。


あるんです。


昔まだライヴ後の紙のアンケートやってたころ。


【 好きな曲はありましたか? 】の欄に。



「アマンダがとても良かった」

と書いてあった事があります。





……。




誰だー!!!


確かにちょっと響きと語感似ているけどもー!!!


楽屋でメンバーと爆笑しました。笑




イカフリのバラードは



『 ア マ ン ダ 』



ではなく



 『 マ チ ル ダ 』



です!!



そこんこと、ヨロシク!!!



うーむ体調不良。


体壊して寝てる場合じゃないんだけど、とりあえず今日は家でゆっくり寝てました。くそっ。


でも余程じゃなければ、飯はしっかり食べます。



吉野家の肉だく黒カレー、最近ハマってます。

美味いよ。


今はもう昔ですが、吉野家はずーっと牛丼一筋に拘っておりました。そしたら流石に競合他社に遅れを取っちゃって、結局カレーとか牛丼以外のメニューも始めた。そんな経緯があったハズ。あと伝票使わないとかの謎のこだわりも確かあったよね。昔は。笑


そーゆー不器用な感じ俺は好きなんで、やっぱ牛丼は圧倒的に吉野家推しです。そもそも牛丼が段違いに美味いし。

そしていまだに深夜料金には踏み切らずって所も素晴らしい。応援してます。頑張ってね吉野家。 


しかしまあ、気軽に外食が出来るこの国は素晴らしいと思いますね。なんか最近雲行きが怪しいけど。

明日は二郎でも食いてえなー。


さてさて、過去アルバムの曲紹介シリーズ。

行ってみましょう!


今回は1stアルバム「Roll Over Vintage」の三曲目。


「ナツメグ」という楽曲。


タイトルはズバリ、肉料理によく合う香辛料ですね。

覚えやすくて語感も良いし、我ながら素晴らしいタイトルだと思う。オリジナリティがあって、何より美味しそうだ。


で、これも録音は2回目でした。

ただトモさんを迎えた現メンバーでRECするにあたってアレンジにかなり大胆な変化を加えた。


8ビート→シャッフル

という曲の根幹であるリズムの変更。

(シャッフルとは8分音符を3連のリズムに当てはめて演奏するリズムのスタイル)

ガチガチのエイトビートからスウィングへ。

ガラリと雰囲気から変わった。


トモさんと仕上げた曲としてあらためてやりたかった。

そしてイカフリというロカビリーを下敷きにしたバンドの、今後もずっとやり続けられる代表曲として、ロカビリースラップベースでやれるアレンジに変えたかった。

(8ビートとスラップは相性が悪いのです)


このアレンジ変更の発端は実は外部からのアドバイスでした。1stは元THE HIGH-LOWS、大島賢治さんとの共同プロデュースの作品なんですが、実は大島さんにお願いする前に一度他の方にも頼んでいた経緯があります。

結果的にお互いちょっと合わないかもって事になってその話は流れたんですが、その方とも一度だけ一緒にスタジオに入ってまして。その時にナツメグを聴いてもらった際「この曲、シャッフルにしてみたら?」と言われて試しにやってみていたのです。

そしたらメンバー3人とも

「あー、違和感は凄いけど、これも良いかも」

と感じたんですね。


でプロデューサーが変わってもこのアイデアはそのまま採用。リアレンジとなり現在の形に。


当該プロデューサーの方とはハッキリ書くとその後色々あって主に音楽の事でちょっと揉めちゃった訳なんですが、そもそもがとても素晴らしいミュージシャンの方なのでやはり秀逸なアイデアも頂いたなと感謝しております。俺のブログなんて読んでいないと思いますが、その節はありがとうございました。


もちろん、大島さんのアイデアも沢山入っています。

というかこの曲、そもそも順田期に最初に仕上げた時も大島さんにアドバイスをもらっていたな。

歌のエンディング部分で5度のコードのままアウトロに入る重要なアレンジがそもそも大島さんのアイデアです。今思い出した。笑


Cメロの「chu chu chu」のコーラスは今や自分的に必須なんですが、これも大島さんのひらめき。うーん、流石。ロマンチックと哀愁が増しました。


ギターはこの曲は数本被せたと思う。

手前味噌になっちまいますが、典型的なロックンロールギタリストだと思われがちなこのワタクシ、実は結構お洒落な音使いも得意だったりします。

トリオスタイルのLIVEでは絶対にやれない繊細なギターがコッソリ鳴ってます。音源を聴く際はその辺の音も自然と楽しんでもらえたら嬉しいですねー。

(ちなみにそーいうサイドギターはレコーディングの時にその場でアレンジして録って、終わったら2度と弾かないから基本覚えてません。笑)


つーか、ギターソロずいぶんクリーンで弾いてるなー。速弾きまで上手だなー!やるねえ!!

(はい、練習します)


8ビートバージョンから知る方々にはやはり「前の方が良かった。なにしてくれてんねん」と言われがち。

でもシャッフルバージョンから知る方々にとってはそんな事もないみたい。

「そもそも曲が良いからアレンジの問題ではない」

とまで言ってくれたナイスガイな音楽友達もいた。


ちなみに、前者の方々の為と、順チャンへのリスペクトをこめて俺の弾き語りや凄井ブラザーズでは8ビートのままでやっています。


元々アコギでダーッと勢いよく作った曲。

もう覚えてないけど、割と早く書き上がった類の曲だったと思う。

俺たちは曲を仕上げる時にトータルタイムは必ず気にするんだけど、この曲も2分25秒の好タイムを記録しております。ナイス!!

(基本はバラードを除いて3分半がギリギリの許容タイムです)


話逸れますが、悔しい事に今現在でサブスク上に数曲同じタイトルの楽曲がありますね。くそー。


でも多分俺の方が早かったと思う。(どうでもいい)


オリジナルのナツメグは、イカフリ。


ナツメグと言えば、イカフリ。


どうぞ一つ!よろしくお願いします!!










絶賛イカフリREC中。


つい先日までメンバーとスタジオに籠って合宿しておりました。いやはや疲れましたが少しずつカタチになる作業はやはり楽しい。


ひとまずベーシック録りが終了!

(ウチの場合はドラムとベースをせーので録ります)

基本は俺も一緒に弾くし歌うんですが、同時にギターアンプは鳴らせないので基本的にはギターはガイド。リアンプはできる様にしてるので使えたら使うんだけど、それもめんどーなので大概は結局アンプ鳴らして録り直しちゃう。ボーカルもまあちゃんとしたマイク使えないしそもそも雑になっちゃうから、録りなおすよね。


歌もギターも一発録り、とか憧れるけどまだまだ無理だなあ。設備的にも実力的にもかなりハードルが高い。ちなみにこの前凄井ブラザーズで共演したMooneyさんは基本一発録りだし逆に歌とギターを別で録った事がないって。ひゃー。俺もそうなりたいな。なれる気はあんまりしませんが、とにかく精進します。修行修行。


さて、ニューアルバムに入るのはズバリ14曲!

まだLIVEでやった事ない曲も一曲入ります。結構イカフリ的にはチャレンジな楽曲。聴いてもらうのが楽しみ。でもちょっと怖い。そうなんです。我々作家は、どれだけやっても新しい作品を人に評価してもらう時はドキドキもんなのです。イマイチだねーとか、まあ言う人はいないけど反応で分かるし。

※個人的にはメンバーに新曲を聴かせる時もハラハラドキドキです。


今日(と言うか昨日)は夜中までエビタイガーのワイタクに来てもらってピアノを録りました。曲は随分前に一度ラフミックスシリーズというCD-Rの音源で発表したバラードです。LIVEではあんまりやってないなー、良い曲なんだけど。


とりあえず良い感じに録れたので完成が楽しみ。


とまあそんなレコーディングの近況報告でした!


ではでは行って参りましょう。

過去のアルバムから全曲解説!


分かんなくなりそうだから順番に行こうかな、と言う事で今日は「vintage」という楽曲について。

1stアルバム「Roll Over Vintage」に収録されてます。

今でもLIVEの定番曲。


曲が出来た時期は八百くんがドラムを叩いてくれてた頃。なのでドラムフレーズの土台は八百くんのアレンジです。トモさんは自身の加入前から有る曲に関しては本当に前任ドラマーへの敬意をもってアレンジをしてくれる。ちゃんと自分の色も出しつつ、元々のアレンジを壊さない。すごいよね。

常にその時その時全力で曲に向き合ってイチから仕上げている俺としては、トモさんのそのスタンスは当時本当に有り難かった。感謝、感謝。

とりあえずトモさんのドラムめちゃカッコいいからよく聴いてほしい。

※特にイントロの技アリのギミックはトモさんと一緒に3人で仕上げた。あんな事やってるロカビリーバンドはいないと思う。


曲としては俺の原点であるStray Catsのロカビリーを、イカフリなりに消化したナンバーですね。出来るだけロカビリーの泥臭い感じを削ぎ落としたいなーなんて考えながら仕上げました。


で問題は歌詞。ロックンロールっぽい曲になればなるほど、日本語でやるのは歌詞が難しい。基本ダサいんだよね、ロックンロールは日本語でやると。これはもうどうしようもない。

だからダサいのはまあ受け入れて、後はどれだけ面白い歌詞が書けるか。そんな勝負をずっとしている。

でも横浜銀蝿みたいなの俺はやりたくないし(好きだけどね)、テカテカリーゼントな感じからもイカフリ的には離れたい。もう誰もリーゼントじゃないし。

で書き上がったあんな歌詞。時間が経った今でもとても気に入ってるし、良いと思う。俺はね、一般的な音楽好きな人々とロカビリーの架け橋になりたいのです。

(奇しくも歌詞の内容としては前回のブログと親和性有り)


メインのギターリフは、ブライアンセッツァーっぽいのを弾きたいと思って作った。酔っ払って深夜にアコギを生音でガシガシ弾いて作った記憶が有ります。

そしたらブライアンのソロ作品にほとんど同じリフの曲があって笑いました。(笑い事じゃねえ。笑)

お陰でたまに「イカフリの曲テレビでかかってたよ!」とか言われた事が何度か。むむむ、それ多分ブライアンの曲。流石に突然テレビではかからないハズ。


聴いたことはあったけど、コピーした事なんて無かったんだけどなあ、不思議。

ま、俺ブライアン大好きだし、パクリだよね。いいよパクリで。ロックンロールってのはそんなもんです。

(オマージュという事でご勘弁を)


リンのアホはウッドベース始めた頃からこーいうロカビリースラップだけは本当に得意だったから、やつの真骨頂のプレイも聴けます。上手いよねリンはやっぱ。リンほど弾けて味のあるロカビリーベーシスト、俺はほとんど観たことが無い。


そしてイカフリは楽曲云々だけではなく、何よりバンドのグルーヴを聴かせたいバンド。イカフリより上手いバンドはそりゃ五万といるだろうが、イカフリと同じグルーヴが出せるバンドはいないだろーな。

レコーディングではそこに拘って録音作業を進めています。そんな所も感じながら聴いてもらえたら嬉しいな。


さて、今回のブログで頻繁に出てきたロカビリーという言葉。俺は多感な中学生の頃、家庭でも学校でも部活でも嫌な事ばかりで何一つ上手くいかなかった。

そんな現実から逃げ出す様に駆け込んだのが渋谷のピンクドラゴン、通称ピンドラだ。

当時はよく分かってなかったけど日本のロカビリーの聖地だった。


ピンドラに行くと嫌な事を全部忘れられた。店員も今思えばチンピラ揃いなんだけど皆優しくて本当に素敵な人達だった。面白い話をたくさん聞かせてくれた。今となっては細かい事は覚えちゃいないけど、ピンクドラゴンには楽しい思い出、ワクワクの思い出しかない。


ロカビリー音楽もそこで教わった。ロマンチックで、楽しくて夢があって、そして何よりもキラキラした不良の音楽だった。


不良ってなんだろーと、最近よく考える。

決して悪いことをしたり人を傷つけたり、そーゆー事じゃない。今の俺なりの答えなんですが、自分自身に正直に、強く生きる事なんじゃねーかなと思う。


ありがとうロカビリー。

俺はなんだかんだでやりたい事やって、素晴らしい人間達に囲まれて楽しく音楽をやっています。

全部ロカビリーのお陰です。

俺はとっくにリーゼントもしてないし、革ジャンも着ない。でも心はずっとロカビリアンなのです。


長くなりましたが、THE CATTLEFISH FRITTERの楽曲「vintage」はそんな気持ちから出来上がった曲でもあります。


沢山の方々が好きと言ってくれる。

こんなに嬉しい事はない。

これからも大事に演奏していきます!


ちなみに余談ですが、ロカビリーのギターって本当にギターの練習曲として良いんですよ。これはマジ。

基本的なテクニックがしっかり身についてないと弾けないので、初心者の頃に基礎を練習しながらガンガンチャレンジすると良いと思う。


Stray Catsはもちろん、イカフリの曲もオススメです!!君もロカビリーを弾こう!!





おはようございます。

最近生活リズムが滅茶苦茶過ぎて逆に早起きに。笑
(よくある)

3月は先日のチャリティードカドカでLIVEは終了。

次の予定は5/3(土)新横浜LiTでドカドカやります。
あーこれちゃんと告知しないと。
近々やります。

そして5/31はニューアルバムのレコ発です。
500円とドリンク代で観れるワンマンLIVEです。
ニューアルバムもいち早くゲットできます。

是非!!!
よろしくお願いします。
※お昼のLIVEなのでご注意を。



さて、そこで前々からちょっとやりたいなと考えていた事をこのブログでやって行こうかな、と。


ズバリ、イカフリのアルバムから全曲解説!!


解説とは言っても"この曲はどんな意味がある"とか

"この歌詞にはこう言った意味やニュアンスが"とか

そう言った解説をするのは一応芸術家の端くれとして個人的にはタブーなので、しません。


なんちゅーか、曲が生まれた時期の事やエピソード、レコーディングでの思い出、とかね。そういったもの、書いていきます。自分自身、やっぱり人間なのでどんどん忘れて行ってしまいそうなので、覚えてるうちに書き留めておきたい。そう思ったのです。多分メンバーも知らない事も含まれます。


では行ってみましょう。


記念すべき一曲目は1stアルバム「Roll Over Vintage」の1曲目。


『チェンジ』


1stアルバムは、そもそもトモさんが加入してすぐにレコーディングに突入したアルバムなので全体的にそうなんですが、これはトモさん加入前からLIVEの一曲目で定番で演奏していた曲。

順チャン(順田じゅん子)の頃に書いた曲ですね。


この曲を書いた時のことはよーく覚えてる。

(流石にそれって結構珍しい)

今、というかしばらく、俺が使っているギターは

Gretsch (グレッチ)のホワイトペンギンというギター。


その前はずーっと同じくGretschの6120というギターを使っていた。

(今はTheイカフリッターズのタンパンに貸してるギターです)


6120は俺のアイドルで、ギターの先生みたいな人、"ブライアンセッツァー"のトレードマークみたいなギター。

※ブライアンセッツァーはStray Catsのギターボーカル、ブライアンセッツァーオーケストラでも大活躍のスーパースター。知らん人は是非ググってください。


イカフリは高校生の頃に元々Stray Catsのコピーバンドからスタートしている。中学の頃からロカビリー仲間だった、リンと初代ドラマーの勝彦と始めた。

それぞれ高校は別だった。結成の頃、俺は川崎の工業高校、リンはよく分からん変な私立、勝彦は不良偏差値70超えの高校に通っていた。それぞれ好き勝手やっていたので中々LIVEが出来なかったのを覚えている。


↓せっかくなので当時の写真をば。↓


奥にいるリーゼントのアホが勝彦。

手前の変なやつは、、誰だコイツ、、、??


でね、俺がずっと大切にしているブライアンセッツァーの言葉があって、それは「50年代のロカビリーをそのままやっても意味がない」て言葉。

(ロカビリーは1950年代の音楽、Stray Catsは1980年デビュー。ネオロカビリーとかパンカビリーと言われた)


俺は彼のそう言った精神性が好きでね。

懐古主義に走り過ぎないところ。

なんだか、捻くれ者の俺にはピッタリだった。


だからオリジナルをやり出してからは特に、ブライアンセッツァーの教えを守り、逆に彼への強すぎる憧れからの脱却を考えるようになった。同じ事をやろうとする行為は、敬愛する彼の美学からはむしろ離れて行ってしまうからだ。


まず、中学生からのこだわりだったリーゼントと所謂ロカビリーファッションをやめた。あんま似合わねーし、何より思い描くモノと仕上がりに大きな乖離があった。

「ブライアンセッツァーみたいに」というよりは「ブライアンセッツァーに」なりたかった俺には耐えられない現実だったのもあるだろう。


↓参考画像↓


ブライアンセッツァーも若い頃は画像の様にトラディショナルなロカビリーファッションばかりでは無い。彼は彼で1970年代後半のパンクムーブメントの中で、独自のロカビリースタイルを確立して行った。


だから俺もちゃんと少しは現代を生きないといけない、そう考えた。あと、ちゃんとある程度似合う格好をしよう、そう考えた。笑

(ブライアンの写真を見て察してください)


その結果、ファッションに関してはコンプレックスであるスタイルの悪さをある程度隠せる半ズボンスタイルに辿り着いた。楽だし、なんか性に合っていた。理屈じゃなく「コレだな」と思った。

※よくハイスタのヨコヤマケンさんへのリスペクトだと思われる事があるんですが、失礼ながら当時俺ほとんどハイスタ通ってません。ごめんなさい。今はカッコいいと思います。


音楽性もどんどん変わって行った。

高校生になると俺は、トイドールズにハマった。

(それについては割愛。多分そのうち書きます)


そうなるとやっぱ必然的にギターは歪ませたくなった。世間は前述したハイスタを筆頭にメロコアとか全盛期だったしそこにサウンド面で対抗したくなったのか、それは今となっては分からない。


でもとにかく「もう俺はロカビリーとしては邪道に生きる方向で腹を括ってる訳だし、Gretschを歪ませてカッコイイ音を出したい」そう考えた。


そんで6120で頑張って歪ませて弾いてたんだけど、やっぱあんまり上手くいかないんだよな。悪くは無いんだけど、俺が求めているサウンドからは程遠かった。


そんな中、忘れもしない。

今も愛用しているギターアンプ(ビンテージのフェンダーバンドマスター)のローンが終わった直後、俺は一人で楽器屋を彷徨いていた。渋谷の石橋楽器である。

(俺を含む一定数のバンドマンはローンが終わると貯金が完了したと判断します)


そこで初めて出会ったのだ。

「中古の」ホワイトペンギンに。


ホワイトペンギンはGretschのソリッドボディ系のギターの中で何故か一番高級で値段が高い。

確か、当時のカタログの定価で6120が25〜30万くらい。それなのにホワイトペンギンは定価が50万円だった。

※Gretschは6120とはまた別で、ホワイトファルコンという箱型の白い高級モデルが有名。多分ホワイトペンギンのオリジナルモデルはそれをもじった半分冗談みたいな限定モデルなんだと思う。


参考記事


で、中学生の頃にグレッチのカタログを渋谷のKEY楽器でもらって帰り、穴が開くほどじっくりと見ていた俺はずーっと気になっていた。


「なんだこのホワイトペンギンとかいうふざけたギターは。つーな、メチャたっけえな」と。


まあ高すぎるし、結果的に一番最初に手に入れたGretschはやっぱブライアンセッツァーが使ってるヤツになるべく近い6120だった。そのあとその6120は10年以上は愛機として活躍してもらう訳なんだけど、ホワイトペンギンへの憧れは決して消える事はなかった。


そして話は戻る。

時代はその10数年後、場所は渋谷石橋楽器。

目の前に、中古のホワイトペンギンである。


既にかなりボロボロだった事もあり、なんと価格が16万円。前述の通り、定価は50万のギター。実際新品だと店頭でもたしか40万近くはした。それが16万だ。

そんなの、買うしかないじゃんね。丁度貯金も貯まったタイミングだった訳だし(貯まってない)


とりあえず楽器屋の店員さんに声をかけ、試奏させてもらう。うーん、ネック反ってる。状態は微妙だ。

でもいい音するな。つーかカッコ良すぎるだろ。

うん。状態に関してはメンテに出せば良い。

もはや買わない理由がねえ。金ならあるし。(ない)


その日は時間がなかったので財布に入ってた三千円を前金に入れ"商談中"の札を貼ってもらい「アイルビーバック」と言い残し、帰った。

16万の買い物で、三千円の前金。自分でもどうかと思うが、信じてくれた店員さんには感謝だ。


後日、約束通り石橋楽器渋谷店に車で突撃では無く普通にエスカレーターで入店した俺は、そのまま禁断の魔法を発動。念願のホワイトペンギンを手に入れた。


その足でスタジオへ。さっそく個人練習だ。


スタジオにあった程よく歪みそうなアンプに直でインプット。とりあえず思うがままに弾き倒す。

やはり同じグレッチでも、6120とは全く違うサウンド。

もちろんどちらにも良さはあるが、俺の目指す音楽性には完全にコイツだ、コイツは俺の為にあるギターだ、と少し弾いた時点で確信した。


歪ませても6120ほど簡単に音がつぶれないし、張りがある。立ち上がりのシャープさも全然ちがう。

トイドールズのオルガ君の様な、歪んでいながらもタイトで鋭いカッティングが、このGretschなら可能だ。


余りにもホワイトペンギンのサウンドが心地よくて、しばらく夢中でギターを鳴らし続けた。多分もう深夜だったと思う。


その興奮状態で先ず、Cから始まるコードリフが出来た。

何のことはないフレーズだが、ホワイトペンギンで弾くと滅茶苦茶カッコよく響いた。

ずっと同じリフを弾いていたい感覚だ。良いリフは、どれだけ繰り返して弾いても飽きない。むしろ繰り返せば繰り返すほど、気持ちが良いのだ。


そのまま歌詞と一緒にメロディが降りてきた。

タイトルはメインギターを換えるタイミングとなった事も有り、記念に「チェンジ」と名付けた。


楽曲としては本当になんて事のない曲なんですが、歌詞には俺の価値観は詰まっていると思う。結果的にとてもシンプルで勢いのある2ビートナンバーに仕上がった。

サウンドも全編バチバチロカビリースラップ炸裂の、文句無しのパンカビリースタイルだ。


※実は順チャン時代にも一度レコーディングしているので、Roll Over Vintageが2度目の録音。

一度目の音源には冒頭にタイトルにちなんだトイドールズ風の悪ふざけが入っているので、見つけた人は是非聞いてみて欲しい。かなりの自信作。


レコーディングのプリプロ段階で、イントロをギターのカッティングからスラップベースに変えた。


ギターは全編オーバーダビングなし。

ギターソロも含めて全員で完全なる一発録り。


ちなみにドラムのトモさんはイカフリ加入前は2ビートはほぼ叩いた事が無かったらしく、俺の誘いに開口一番に「いやいや、人選ミスだがや笑」と答えたのですが、俺は「いやいやいや、トモさんならちょっとやったら絶対カッコよく出来ますよ!」と答えた。


ほらね。


超カッコいい!


あと豆情報としては


ギターソロの最後は掛け声で

「oi!! oi!! ドスコーイ!」

と言っています。


さあ、このブログを最後まで読んでしまった皆さん。

LIVEではご一緒に、ドスコーイ!!


よろしくお願いします!!



※文中に出てくる懐古主義という表現ですが、決して否定してません。古い物を愛する気持ちは俺だってかなりありますし、むしろその様な拘りを信念として強く持って生きる方々に多大なるリスペクトを持っています。

現代でリーゼントしてる人に悪い人はいない。というのが俺の持論です。願わくば誤解のなきように。



おはようございます。

テツオです。


今日は以前ブログで書こうかなと呟きそのままだった凄井ブラザーズ(※以下「スゴブラ」とも称する)に関しての事を書きます。明日LIVEだし。



溝の口neoneraという、去年スゴブラで見つけためちゃんこ素敵なLIVEバーでやります。これで4回目かな。

早いものでこのユニットも2周年。


切実に、お祝いに来て欲しい!!

ご予約、よろしくお願いします!!


チケット予約はコチラ


↑TIGETは本日(21日金曜日)23時まで受付。

※それ以降は直接ご連絡ください。なるべく対応します。


という事で、今日はイカフリの活動を介して俺を知ってくれている皆様に凄井ブラザーズとは一体なんぞやという記事を書きたいと思います。
※長くなるしどうでも良い自分語りも含まれます。面倒な方は読まずとも結構ですが、是非一度ライヴに足を運んでくださいませ。

「凄井ブラザーズ」
略してスゴブラはバンドでは無く二人組の所謂音楽デュオ。

相方はそう、この男、凄井ヒロシ!!


ピアノ、というか鍵盤全般を弾きます。

見た目は割りかし地味ですが内面は地味と言うには程遠く、かなりの強烈なクセと個性・こだわりを持ったクレイジーかつイカした殿方であります。

俺含め、俺の周りのそれなりに長く音楽活動をして来た才能あるミュージシャン達が口を揃えて「どこでこんな人見つけたの?」と言う音楽の素養の持ち主なのですが、何のことは無い小中の同級生です。幼馴染ってやつですね。そう、俺は運が良いのだ。

(なのでイカフリのリン君とも幼馴染です)


※ちなみに三人編成の凄井ブラザーズトリオのベースOKDは初めてヒロシとリハに入った後に「ヒロシ、気持ち悪いよ。なんなのアイツ(笑)」と畏怖の感情さえ覚えていた模様。


前に書いたイカフリでの現メンバーはもちろん、これまで支えてくれた全てのメンバー達の事を考えても"異常"とも言える程に一緒に音楽をやる仲間には恵まれて生きて来た俺。

(多分ロックンロールの神様が俺の事好きなんだと思う)


そんな男が40歳を過ぎてから新たに見つけたもう一人の音楽の伴侶が凄井ヒロシであり、イカフリとは全く違った事をする為の新しい音楽活動。それが凄井ブラザーズなのです。





さて、せっかくなのでスゴブラの起源をガッツリと掘り下げて記しておこうと思う。


事の始まりは忘れもしない、2022年12月の俺の大怪我まで遡ります。知ってる方は知っていると思いますが、12月17日(土)大阪寺田町FIRELOOPでのワンマンLIVEの機材搬入時。重たい機材を持ったまますっ転んでギタリストの命である左手の薬指を骨折。まさかの当日直前のLIVE中止に至ったあの痛ましくも非常に迷惑な、間抜け極まりない事件です。

(皆様、その節は本当に申し訳ありませんでした。涙)


当然その後もLIVEは入っておりまして、こりゃイカンぞどうしよう、と悩んだワタクシ。

ギターにはそれなりのこだわりと、誰にでも出来る様な簡単なプレイをしていない自負もありますので、サポートギタリストを頼むとかってのは、余り気が進まない。


そこでピンと来たのがこのアイデア。


「そうだ!ピアノを弾いてもらおう!」


とりあえず俺の小中でぶっちぎりでピアノが上手だったヒロシ君に突撃電話。


「かくかくしかじかでギターが弾けないんだけど、来週が俺の弾き語りLIVEでさ。飛ばしたくないんだよね。ヒロシ、ピアノ弾いてくんない?俺歌うから」


と、まともな生活をしているヒロシからするとハッキリ言ってチンピラ同然の小中の同級生からの突然の無茶振り迷惑電話。


しかし言ってみるものです。


「うーん、力になってあげたいけど、今忙しいんだよな。時間取れるかな、あと俺もう20年くらいピアノ弾いてないよ?」


とヒロシ。

結果とりあえず一回音合わせしてみよう、という事に。

今思えばやはりヒロシもどこかまともな人間とは感覚が違うのでしょう。普通やらないよね。笑


そんな訳で忙しい中スタジオに来てくれました。

1度目のリハ。何をやろう。

凄井テツオのLIVE。まあ当然、俺の曲だ。


イカフリ曲はイカフリバンドバージョンの音源は聴かせられるが、問題は弾き語り曲。

ギター弾けないしマトモな音源を作ってないので(作らないとね)ちゃんと聴かせる音源も無い。

もちろん譜面などある訳もない。

仕方がないからiPhoneとかで録ったLIVEの録音を探して聴いてもらった。もちろん、劣悪な音質とバランス。


この曲と、この曲、あとこの辺をやれたらどうかな?

と何曲かザッと、聴いてもらう。


「オッケー、もう一回聴いても良い?」

とヒロシ。

で、とりあえずやってみた。


するとあら不思議。既にちゃんと音楽になっちゃっているじゃあ有りませんか。

2回通して聴いただけなのに、コードはバッチリ取れてるし何ならメロの合間にオブリも入れてくる。アレンジもなんだか知らないけどばっちり素敵。

思いつくままにその場で弾いてちゃんと音楽として成立しちゃうみたい。え、なんなのこの人。

てゆーか20年弾いてなかったんじゃないんスカ。


「めっちゃいい感じ。すごいな、ヒロシ」


その後も深く考えずに気がつけば「スゴイ!」を連発していた俺、スゴイテツオ。

いやもうほんとに、驚きの連続だったのです。


そんな感じで、多分2回位?のリハを経て迎えた弾き語りLIVE当日。場所は富士山友達でもある‪THE VOLTS‬、3点ボックスのギ→スの店、経堂浜焼太郎。


もう書くまでも無いんですが、俺たちはサイコーの演奏をした。ヒロシのピアノは練習の時よりも更に音楽的に俺の楽曲を彩ってくれた。俺はヒロシのピアノをバックにただ気持ちよく歌だけを歌い、付け焼き刃のブルースハープを吹いた。お客さん達は、我々の演奏とお酒を心から楽しんでくれていた。


そしてライヴが終わった直後に機材を片付けながらヒロシが俺に言った一言。


「あー、終わっちゃったね」


この時に俺は確信した。そうだよね。やっぱりヒロシ、音楽やりたいんじゃん!そりゃそうだよな!

何より、俺も同じ事を考えていた。

これっきりだなんて、とても考えられなかったのだ。

そして目の当たりにした圧倒的なヒロシの音楽の才能。これがまたしても、決して開けられる事のない引き出しの中にしまわれてしまうのを黙って見ている事は俺の音楽愛が許さなかった。


数日後、二人でそのLIVEの打ち上げがてら飲みに行った。俺は行く前から決めていた。そこでヒロシを本気で口説こうと。どんな答えが返ってくるのか、言ってみないと分からない。

「いやいや、確かに楽しかったけど、そこまではやる気はないよ、ごめんね」

そんな答えが返ってくる可能性だってもちろんあったので伝えるのは怖かった。可能性は五分五分か。

「あ、これアレじゃん、告白じゃん。笑」と思ったのを今でも覚えている。


「俺の指が治っても、一緒に音楽をやってください!お願いします!」

(こんな言い方はしてない)


幸い「ちょっと待ったコール」もかからず

(古い、と言うか俺も多分リアルタイムでは無い)


ヒロシの返事は「やってみよっか!」だった。

よっしゃ、やっぱ何事も言ってみないとね。


そうやって無事に結ばれた二人。

彼の芸名もユニット名も既に考えていた。

凄井テツオを「スゴイよ!スゴイ!」と幾度となく驚かせた男である。「凄井ヒロシ」の他には無い。

失笑しつつもそのお馬鹿な芸名をヒロシは気に入ってくれた。(多分)


よし、凄井ブラザーズの誕生だ!


ヒロシには

「ヒロシの曲もやろう。半々くらいを目指そう」

と伝えた。実はリハの段階で、昔ヒロシが書き溜めていた曲を数曲聴かせてもらっていた。

「ゲゲゲ、コイツ音感が異常でピアノがクソ上手いだけじゃなくて作曲の才能まであんのかよ。ムカつくうぅ」と驚かされていたのだ。実際、どの曲も素晴らしかった。まじか。すごいよ、ヒロシさん。


ヒロシの作曲の才能に多大なる可能性を感じた事が、実は凄井ブラザーズの結成のアイデアの決め手だったとも思う。流石にピアノが上手いだけだったら、ユニット結成までは持ち掛けなかったかもしれない。


ちなみにその時にヒロシ様からは凄井ブラザーズ結成を受けてくれた理由として「なかなか良い曲かくじゃん、と思ったのもあるよ!」(原文そのまま)

と有難いお言葉も頂戴しました。(笑)


※ヒロシの曲と俺の曲を聴き比べて当てるのもまた一興。多分すぐわかる。笑


これだけのズバ抜けた才能を持ちながら仲間に恵まれず、結果20年間も音楽から離れて生きて来た男と、25年位?決して日の目を見る事なく半端な才能と情熱だけで音楽に向き合って生きて来た男、そんな二人の挑戦。


それが凄井ブラザーズなのです。



初LIVEが2023年2月22日。


イベント当日、明日2月22日が丁度2周年となります。


ちょっと興味湧かない?


いやいや、沸けよ!!


ここまで読んだならさ!!(笑)



誤解のない様に。イカフリはサイコー。


俺とリン君がずっと守って来たモノにトモさんという超ロックな個性が乗っかった稀有なバンドだ。誰にも負けないし、絶対このまま終わる訳ねえ。と本気で思っている。


その素晴らしいバンドの活動が絶好調なのにも関わらず、やらずにはいられない凄井ブラザーズ。


何故なら全く違う事をやっているから。

イカフリしか観たことが無い人にも是非観に来てほしい。


とりあえず明日、溝の口neoneraで待ってます!


そうそう、明日はツーマンなんですが、知る人ぞ知るミュージシャンズミュージシャン、Mooneyさんにダメ元で声をかけたら出演を快諾してくれました!!


まじですんげえから、Mooneyさん。


更にスゴイテツオ激推しのアーティスト、夜明けシゲオさんにオープニングアクトをお願いしました。やったね。


素晴らしい、全く違うタイプの音楽が楽しめます!

ぜひ、最初から見てほしい。


溝の口neoneraにて。

18時オープン、19時スタートです。


ご来場おまちしてます!!


※追伸

骨折のくだりからのもう一つの物語があります。実はそれが現在のイカフリッターズにも通じるのですが、それはまた日をあらためて、、、


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2/22(土)

溝の口neonera

『Sugoi Music Conversation vol.4 〜 2nd anniversary party〜』

music charge ¥3,000 + 2order

※子ども料金 (小学生 / 中学生) 1500円+1オーダー

※幼児 (未就学 / 混雑時膝上鑑賞) 入場無料 1オーダー

open 18:00  start 19:00

【musician】

・凄井ブラザーズ (20:40〜)

・Mooney (19:40〜)

・夜明けシゲオ (19:00〜) ※O.A


溝の口neonera


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