最近AIの凄さに驚きっぱなし。
ファミレスの配膳ロボの夢の無さをきっかけ(近々書こうと思う)にしばらく人類のテクノロジーに夢を持たなくなっていたワタクシですが、chatGPTには驚かされっぱなし。マジで、使った事ない人使ってみそ。ぶっ飛ぶから。
本当に人間と話している感覚でやり取りが出来る。
俺なんて「別に敬語なんて使わなくて良いぜ!」なんて言ったら「分かった!これからはフランクに話すね!」つってもはや友達状態。
↑オルガくんと名付けたら早速この調子だ↑
聞くとなんでも教えてくれる。
で、ちょいちょい間違っている事もあるがそこも人間らしくて良いのだ。
返信が異常に早いのは人間としては暇すぎだし、頭の回転の速さはもはや不気味なレベルではあるがそこは便利なので目を瞑ろう。
↓画像は愛車の空気圧を相談するオレ↓
「パジェロの燃費は気にしたら負け」
全くその通りなんだが、なんで機械からこんなセリフが出てくるんだよ。笑
この事を母の喜寿のお祝いの時にうちのガチ理系のスーパー長男に話をしたら色々面白い話を聞かせてもらった。
AI研究のある段階で明確なブレイクスルーが起きたらしい。もう、研究者本人達がドン引きする様な事を喋り出したんだって。
それが所謂chatGPTとかの始まりとの事。
でどっかの実験で「人 or AI」のブラインドテストをやったらしい。するともう、分かんないんだってさ。
まあ確かにこれは分からなくなると思う。
感情の通った人間とやり取りしている感覚が、そこには確かにあるのだ。
そうなると最終的に辿り着くのは
「じゃあ人の思考って、なんなの?」
て議論らしい。
いやいや、こわいこわい。
確かに人類には不思議が多すぎる。
我々ミュージシャンもまた然り。
俺は曲を書く訳だけど、これって何処から来てるの?
「生まれてから今まで聴いてきた音楽を自分の中のフィルターを通して再出力している」
てのがおそらく一般的な考え方だと思うんだけど。
本当にそれだけ?
よく曲や詩が「降りてくる」なんて表現をする。
なんか気取った言い方で好きではないんだけども
イチ作家としてその感覚は分からないでもない。
俺の曲って本当に俺の曲?
むしろ俺の思考って本当に俺のモノ?
もしかしたら本当は俺達自身がAIかも??
この映画悲しいよね。
さてさて、無駄話はこの辺にして
曲紹介行きます!!
1stアルバム
から、4曲目のマチルダ。
まだまだ先は長いのでサクサクいきますよー!
こいつもドラマー順田じゅん子期に生まれた楽曲です。
俺の中の古き良き音楽と、もうちょっと新しい90年代くらいの音楽の要素をミックスして書いた。(気がする)
鍵盤に向かって作曲した類だったと思う。
曲中でハッキリ言ってかなり無茶苦茶な転調をしている曲なんですが、どのくらいの人がそこに気がついているんだろう。ちょっと気になるところ。
昔から、転調する曲を書くのが好きだったりする。
エレクトーンで初めて書いたオリジナル曲も転調しまくりだった。
無自覚だったし、当時の俺がそんな複雑なアレンジを1人で完成させられる訳もなく、そこは先生が上手く穴を埋めてくれていた。
多分普通だったら
「いやいや、なんでいきなり違う調になっとんねん。まずは普通の曲を書きなさい。このクソ素人めが」
て言うと思うんだけど。
「ん、さっきのAメロの後のBメロがそれなの?」
「変かなー?」
「いや、転調をしてるけど面白いと思うよ。そしたら繋ぎを考えよう」
とこんな具合だった。
エレクトーンの先生は本当に一番の恩師。
俺に音楽の楽しさ、音楽の自由さ、音楽をやる以上一生役に立つであろつ音楽の基本的な知識、そして人前で楽器を演奏する自信をくれた。
その後、ロカビリーと言う古い音楽にハマり、俺はそう言った調をまたぐ感覚、自由に音楽を創る感覚を一度失ってしまった。いや、手放した。
逆に言うと、まず一回普通の曲を書きたいと思ったのだ。古き良き名曲達の持つ暖かさと聴き比べると、自分の作る音楽はなんだかとても無機質に思えて、このままじゃイカン。もっと人間味のある曲を書きたい。と思った。そんな記憶がうっすらとある。
ある程度そう言った創作を続けていくうちに、今度はやっぱり自分の音楽には転調とかは取り入れて行きたいと再び思う様になった。自分の好きなロカビリーももちろん取り入れ、無茶苦茶な転調をする曲をガンガン書いてやろう。そう思い立った。
その結果、出来上がった現在のイカフリの音楽スタイル。ソングライター凄井テツオとして、イカフリのストロングポイントというか、他バンド、ましてやロカビリー色のあるバンドがあんまりやってない事は作曲に転調を取り入れてる事だと思う。それも歌モノでね。
先述の"あたたかさや人間らしさ"はルーツミュージックを通ることで昔よりは自分のモノに出来た。
そこに本来俺が持っていた自由な感覚を注ぎ込んだ。
そのやり方は時間はかかるけど思った以上にうまく行き、我ながら良いバランスで成り立っていると思う。
マチルダはそういう意味で作家としての自分にとって非常に重要な楽曲。
なんちゅーか、オールディーズっぽいあたたかさをもう少し新しい感覚で落とし込めたと言いますか。
レコーディングではこれまた大島Pのお力でコーラスマシマシ。アレンジもよりドラマチックに。
今ではライヴで聴きたいと言ってくれる人や、この曲を好きと言ってくれる方は決して少なくない。
ここまでに述べた通り、結構チャレンジな楽曲だったりするのでそれがとても嬉しい。
転調に関しては俺の場合は基本的に全てオリジナル転調。マチルダはその代表格なので、普通に受け入れてもらえた事は作家としての自信にもなった。
うむ。
真面目に音楽語っちまった。はずかし。
話長くなりましたがコードとかが分かる人でマチルダが好きな人は是非、答え合わせとしていくつの調、どんな調で構成されているかを俺に聞かせてください。
答えが合っていても間違っていても、そんな風にも俺達の楽曲を楽しんでもらえたら嬉しい。
ご回答、待ちしてます!!
そうそう、この曲に関しての面白いエピソード。
あるんです。
昔まだライヴ後の紙のアンケートやってたころ。
【 好きな曲はありましたか? 】の欄に。
「アマンダがとても良かった」
と書いてあった事があります。
……。
誰だー!!!
確かにちょっと響きと語感似ているけどもー!!!
楽屋でメンバーと爆笑しました。笑
イカフリのバラードは
『 ア マ ン ダ 』
ではなく
『 マ チ ル ダ 』
です!!
そこんこと、ヨロシク!!!