雪月花 -3ページ目

第三話「それが当たり前」


雪月花3



二人は近くにいた兎(?)にたずねました。


月希「ここはどこ?」


兎「さあ。わたしが生まれた場所なのはたしかだけど。」


夢雪「どこかわからないの?」


兎「場所はわかるけど名前とかないんだよ。強いて言えば『世界』かな。」




話してみると、どうやら月希や夢雪のいた世界とは別の世界に来てしまったようです。




兎「なぜかこの時期になると君達みたいな来訪者が来るんだよね。」


月希「どうやったら戻れるの?」


兎「さあ。でも、来訪者はいつの間にかいなくなってるからいつか戻れるんじゃないのかな。」


夢雪「大丈夫かなぁ・・・。」




二人はあたりを見回すと、好奇心と不安で胸がいっぱいになりました。




月希「変わった世界だね。僕達の世界の空は青くて、鳥が飛んでるよ。」


兎「そうか。この世界の空は赤くて魚が飛んでるなぁ。」


夢雪「なんか変。」


兎「それはそういう世界にいたからだよ。わたしたちにはこれが当たり前だよ。」


月希「当たり前・・・か。」


兎「まあ、自分にとっての『当たり前』と他人にとっての『当たり前』は違うものだよ。」


夢雪「ふ~ん。」




二人は「当たり前」の意味がわからなくなってきました。


いったい「当たり前」とはなんなのでしょうか。




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第四話はこちら

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第二話「気づくとそこは・・・」


雪月花2


夢雪「ここ、どこ?」


月希「サンタの靴の中?」




赤い空。


浮かぶ島。


空を泳ぐ魚。


空で釣りをする生き物。



ここはどこなのでしょう?





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第三話はこちら

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第一話「サンタの靴」


雪月花1



最近できたおもちゃ屋さんは夢雪と月希のお気に入りの遊び場です。


クリスマスイブの今日、店には大きなサンタさんの靴がありました。


月希「大きいね。」


夢雪「いっぱいプレゼントもらえるね。」


二人が靴に近づいたとき、靴の中から声が聞こえました。


”プレゼントが欲しいのかい?”


ゆったりとした、暖かい声です。


二人は不思議に思いながらもこたえました。


夢雪&月希「うん、ほしい。」


そう言った瞬間、二人は光につつまれて靴の中に吸い込まれていきました。




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