どもっす。。
ベルリン通訳ガイド
後藤裕起子です♪
http://www.berlin-tsuyakugaido.com
18世紀のロココ時代にタイムスリップ
来る土曜日19日に
ポツダム市サンスシー宮殿のお城祭りが催されます。
さすがユネスコ文化遺産に指定されているだけはあって、
歴史的に大変意義のあるこのサンスシー宮殿です。
このコンサートの間に来ることが出来たお客様は限られており、
フリードリッヒ大王の唯一楽しみであった夏の夜長のコンサート。
フルートで120曲ものソナタを作曲し、
JSバッハの次男が伴奏者としてハンマークラヴィアを弾き、
JSバッハも音楽の捧げ物という最大のプレゼントを大王にします。
その辺りの下りをご紹介しますと、
JSバッハは、次男をベルリンに訪問します。
それを聞きつけた大王が、
「大作曲家のバッハさんが来たぁ〜」
と大喜び。
JSバッハをお城に招待し、
自分が一節作曲した物をJSバッハに渡し、
ライプチッヒに帰ったバッハが大作に仕上げたという訳なんです。
音楽の学識上対位法では右に出る作品がないと言われ、
このJSバッハの音楽の捧げ物をもって
バロック音楽は終止符を打つんですね〜
このサンスシー宮殿には、
玄関を入るとすぐ奥に、ギャラリーがございます。
フランスの画家の絵画が沢山飾ってあり、
ワットー、ペンなどは当時を風靡していた代表的なフランス画家。
同じくサンスシー宮殿の隣りに絵画ギャラリーを作った
フリードリッヒ2世
この絵画ギャラリーは、ドイツで初めて公に開放された絵画館だそうです。
随分開かれた思想を持っていたんですね
フランス革命の源 啓蒙思想を自らも説いていました
先日お客様とご一緒した時、
この絵を見つけたんです
このご婦人は一体どなたでしょうか
オランダの画家泣く子も黙るレンブラントのお母さん
レンブラントは光と陰で有名。
アムステルダムのライクスミュージーアムの夜景は
圧巻ですよね
このサンスシー宮殿の持つ庭園には、
100年に渡り6つもの名所旧跡が出来上がりました。
サンスシー宮殿、絵画ギャラリー、新宮殿は特に人気です。
マリアテレージアに勝った後、
臣下の勧めで建てた新宮殿。
新宮殿の前には、
明日の夜のお城祭りのための舞台が出来上がっていました。
大理石で出来た大広間。。
溜め息のでる様な素晴しい建築芸術です。
明日の夜はてるてる坊主をぶら下げなくっちゃね。。
とにかく欧州1の広さを誇る庭園の辻では、
バロック音楽とコスチュームを身に着けた人達で、
まるでアタシもロココ時代にすんでいる様な
そんな錯覚が嬉しいサンスシー宮殿の夏のお城祭りです。
本日も当ブログにお立ち寄り頂きましてありがとうございました