どもっす。。
ベルリン観光個人ガイド
旅のデザイナー後藤裕起子です♪
http://www.berlin-tsuyakugaido.com
是非ともお客様のお声をお聞き下さい
本日は、
ドイツ近代建築を深堀りしたい方にご紹介させてください。
ブルーノタウトの人間性が垣間見れる
ベルリンのモダニズム集合住宅の1つ
カールレギエン
本年5月にも
「桂離宮を世界に紹介したブルーノ タウトの建築の世界」
というタイトルで触れさせて頂きました
第一次世界大戦が終わり、
ベルリン市は
最悪な労働条件のもと劣悪な住環境に住んでいた労働者達に、
建てられたモダンな光と空気が豊富にある
住宅を建設。
そのプロジェクトに参画し積極的に推進して行った抜きん出ていた
建築家がタウト氏であった様です。
この建築様式はイギリスから影響を受けたスタイルでしたが、
これをさらに新しい建築様式に仕上げたのがドイツの集合住宅だったとか。
タウト氏の弟がTaut&Hoffmannというプロジェクトチームに属しており、
そこからの仕事の依頼でした。
ベルリンには1924年から1932年までの8年間の間に
12000軒の住宅を建設。
このカールレギエンの住宅地は閑静な場所にあり、
緑も多く本当に心が和みます。
何と言ってもし ず か
大都会の真ん中なのに、すごいですね
この住宅をベルリンの壁が崩壊した後修復していますけれど
97年間も私用に耐える
それどころか、
現在でも「ピカピカ光っていてこんなところに住めたらいいな〜」
って思っちゃいますよ。
今ベルリンはラッシュに住宅を建設していますが
まだまだ住宅の数が足りないんです
ブルーノタウト氏がヒューマンに溢れた人だったんだ
と気付く点の1つに、
バルコニーの大きさがございます。
ゆったりとした空間を取った設計は見事ですね。
日本程日照の豊かでないベルリンでは
このバルコニーがついているという事
しかも大きな広いバルコニーというのは
中々一般庶民がゲットする事は難しく、
労働者のために温かく配慮したという点
拍手喝采を送りたいと思うのは私だけではないでしょう
また逸話として残っている有名なお話しがございます。
東京は、渋谷の駅前にある忠犬ハチ公
この前を通ったタウト氏が、
「犬にまで銅像を建てて誠意を高く評価するのが日本なら、
僕の母国は、偉業を残した者を簡単に追放してしまう。」
とこぼしていたとか。
ソ連に1932年から1933年まで仕事で行き
帰って来たら、ナチから非国民のレッテルを貼られ、
母国ドイツを追放されてしまいます。
本日は、
大建築家であり都市計画者であったブルーノタウトについて
ご紹介させて頂きました。
近代、現代建築の粋を集めているベルリンの魅力はつきません。
弊社は、ご研修や視察、またご観光を一歩深堀りしたい個人の方や法人の方を
お客様のご希望に添って
サポートさせて頂いております。
どうかお気軽にお問い合わせ下さいませ。
本日も当ブログにお立ち寄り頂きましてありがとうございました