ベルリン観光個人ガイド

後藤裕起子です。

http://berlin-kankougaido.com

 

 

本日は、ベルリンから

とっても悲しいニュースをお伝えしなければなりません。

 

大きな悲しみの中にあるベルリンから

今日は。

 

 

 

昨晩12月19日の20時30分頃、

西ベルリンの町の繁華街で、

 

西ベルリンの当ブログでも何度かとりあげました

カイザーヴィルヘルム記念教会の横にある

 

ブライトシャイデ広場に開かれていた

クリスマス市にトラックが突っ込み

現在まで12名の方がお亡くなりになり、

30人近くの方が怪我をするという事件が発生しました。

 

 

大きなトラックは、

ポーランドナンバーで、

犯人の運転手は23才のパキスタン人。

 

昨年バルカンからドイツに入国。

南ドイツのデッサウからベルリンに難民として

移って来たという話しです。

 

 

現在の所

まだテロ事件だと100%断定できない様ですが、

 

精神病者であったというよりは

はるかにテロ事件であると見ている様です。

 

 

お亡くなりになりました方々のご冥福を

心よりお祈り致します。

 

 

今朝

ラジオで様々な方にインタヴューしていました。

 

ある方は、

もうクリスマス市を訪ねたくなくなった。

 

 

 

またある方は、

このまま恐怖におびえていたら、テロリストの思うつぼだ。

 

 

 

ある年輩の方は、

この記念教会の広場に出るクリスマス市は、

自分の子供、そして孫も毎年必ず一回は訪ねる

心の故郷のようなもの、、。

 

自分の心の故郷がナイフで傷付けられたような気持ちです。

 

 

私達ベルリン子はこの事件を

どうにかして乗り越えて行かなければならないのですが、

 

 

まだ深いショックの中にあるのが現状です。

 

 

本日11時30分から

このカイザーヴィルヘルム記念教会で

告別式が行われます。

 

 

 

 

ここベルリンは、

ドイツ帝国の首都になった1871年から

世界の政治の影響をもろに受けて来た町です。

 

 

ベルリンの壁もしかり、

シリアの内戦しかり、、、。

 

ドイツは世界で3番目に武器の輸出が多い国。

武器を輸出し

そして難民を受け入れる

 

この悪循環に終止符を打たなければ、

最早

永久に平和は訪れないのかもしれません。

 

 

ベルリンには

町の持つ宿命を必ずや

独を薬に変えて行く如く

そんな不死鳥のような力が潜在しています。

 

歴史が教えてくれる様に、

粘り強く

一歩一歩乗り越えて来ました。

 

 

そう言う風に思いを巡らせるならば、

また必ずやこの深い哀しみから抜け出すことは間違いありません。

 

 

 

たくさんのお客様、お友達から今朝はお見舞いのメイルを

頂戴致しました。

 

お心使い衷心よりお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

最後に読者の皆様、

本日も当ブログにお立ち寄り頂きまして心よりお礼申し上げます。