サンモールスタジオプロデュース「NUMBERS」観劇♪(2011.3.8)
サンモールスタジオプロデュース「NUMBERS」観て来ました。
4劇団×30分。テーマは、「確率」。
でもまあテーマなんて知らずに見たし、正直関係なかったかと。
それぞれが面白くて楽しい演劇で満足でした。
あ、でも一つだけ。 当日パンフに配役表がなかったので、
堀越涼さんと和知龍範くん以外は誰が誰だか全然分からず。
その辺ちょっと、間口が狭い印象。 それでいいのか?とちょっと疑問。
では、個別に感想を。
「ブラインド・タッチ」 DART'S
目をえぐられ地下室に閉じ込められた7人の男女。
オートロックキーの解除ナンバーは分からず、開けられる確率は1/100万。
何も見えない暗闇の中、一人、また一人と殺人が繰り返される・・・。
迫力のある音楽と凄惨な事件現場でのスタート。
役者は全員目から血を流し、異常な心理状態。 終始緊張感に溢れたサスペンス。
観客としては犯人も犯人の目的も分かってるので、
その中でどう心理が動いてどう物語が終結するかに注目。
けれど、「目をえぐられている痛みがあってこんなに冷静でいられるのかな」とか
「(女性が)黒いストッキングに白い下着を合わせるのはどうかなぁ」とか
(これは多分、わざと目立たせているんだと思うけど)
リアリティにちょっと欠けてしまい、こちらの集中力が削がれた感。
でもフィクションとして楽しめればいいのだと思う。
そう途中で考えを切り替えたら、漫画的で面白かった。
ちなみに、キャストは血濡れで顔も分からず。
島田雅之さん、長谷川太郎さん、三瓶大介さんは観たことあるはずなのに
全然わからなかった、、、
「轟くヘヤー!!」 世田谷シルク
引退したアイドル「ゆうな」の台でパチンコを打つファンの男達。
その店に、ゆうなそっくりの若い女の子がバイトの面接にやってくる。
彼女の目的は、別れた弟を探すことだが・・・。
イケメンオーディションで選ばれた役者さん達による「イケメン芝居」(笑)
開店前のパチンコ屋に次々と来て並ぶ最初のシーンからもう爆笑。
いや、イケメンがパチ屋に並ぶわけないでしょうww と。
パチンコを打つシーンでは、客席に向かって椅子に座って
延々とこちらを見て演技しているのだけど、
大阪弁でめっちゃイケメンな役者さん(東和宜さんというらしい。)と
見詰め合う形になっちゃって、恥ずかしくてわざと目を反らしたり、
全然違う方向を見たり。惚れてまうやろー!な演出にドキドキ。
(ちなみにこれ、演出の堀川炎さんに言ったら「私じゃなくて役者の狙いだと思います(笑)」って。)
そしてダンスが、めっちゃカッコいい!!
このシーンだけのために、もう一度観たいと思った。
媚を売るような演出は全くないのに、なぜかセクシーだと感じるのは
きっと堀川さんと私の感覚が合うからなんだろうなぁ。
イケメンばかりなのに全然嫌味じゃないのも素敵なところ。
役者さんでよかったのは、やっぱり堀越涼さん。
パチンコ屋の名物店長役なんだけど、
普通に喋るときの柔らかくてふにゃふにゃした声と、
マイクパフォーマンスをするときの張った時の声とのギャップが面白すぎ。
お芝居の間中すごく楽しくて、口を開けたままずっと笑顔で見てしまった。
素敵なパフォーマンスで魅せる世田谷シルク。また観たい。
ちなみに最後、涼さんがマイクで
「アンケートに誰が一番イケメンだったか書いてください!」と(笑)
面白い演出だなぁ(笑)
あ、もう一つ重要なこと。
すごく大切な命題がちゃんとオチ付近で語られていたのだけど
これはきっと、女じゃないと分からない女の大切な秘密。
だから敢えて何かは言いません(爆)堀川さん、Goodです。
「うしろ姿を数えてみる」 The Stone Age ブライアント
鬼の仕事は、一人の人間から100個の絶望の魂を抜き取ること。
それを閻魔様に届けるため、人間を絶望させ、希望を持たせ、また絶望させる。
残るあと一つの魂を巡る、男女の鬼の物語。
なんですかこれブラックメルヘンですか(笑)
大阪の劇団による、ギャグ漫画チックな物語。
人形のような可愛らしい外見の女優さんが、 不治の病の少女に飴を与えて
希望を持たせ、すぐに鞭打って絶望させる。 その繰り返しの絵面に爆笑。
以降も、ホームレスや貧乏漫画家の配置といった
ステロタイプの派手な演出で飽きさせることなくナンセンスな笑いが続く。
楽しかったー。教訓とかテーマとかは全くないんだけど、
楽しいためのストレートな笑いには好感度大。
ちなみに大阪の劇団なんだけど、大阪っぽい感じはあまりなかったかな。
女優さんの茶髪くるくる巻き髪はそんな感じではあったけど。
「ロマネコンティ2006」 同居人
子供を事故で無くした夫婦の会話劇。 母親はホステスで子供はその連れ子。
思いやりを交わすつもりが、すれ違いばかり。
辛さを逃れるために、二人はロマネコンティを開け、薬を溶かす・・・。
正直、人間の描き方がちょっと甘いんじゃないかと思った。
会話劇で見所の、心が動いていく過程の演技があまり楽しめず。
最後のシーン、一つのグラスにだけ薬を混ぜて 二人がそれぞれシャッフルをするのだけど。
どちらが死ぬかは、もしかしたら完全にアドリブだったような気がする。
それを含めての、確率1/2。 よく出来てはいたけれど、感動はイマイチ。
あと一つ難だったのは、静かな物語だったのに
観客のお尻が痛くなる時間だったので、椅子のガタガタ音がやたら気になった(^-^;)
もしかしたら、3番目くらいの上演の方が良かったかなぁ、と。
こんなところで。 楽しかったです、はい。
世田谷シルク、もう一回観たかったなー。
地震で中止になってしまって残念だけど、再演のときは必ず行こうと思う。 本公演も、必ず!
(観た日:2011.3.8。リピートを目論んでましたが、震災で中止に。)
「DREAM TRAIL ~宝塚伝説~」観劇。(2011.1.29)
観てきました@青山劇場。
何もかもが素敵でした。 客席、ピンク色でふかふかだし(笑)
ヅカファンではないので想像の範囲でしかないのだけれど、
100年の宝塚歌劇の歴史やタカラジェンヌのスターダムへの道、
往年のヅカファンの視点なんかにも思いを馳せながら 素敵すぎるステージを終始涙目で堪能。
受け継がれてきた品格が凝縮されていて。
トップスターになるまでの訓練や、退団後の活動も。
彼女達に胸を熱くしたファンの長い年月も。 全部全部、舞台から溢れていた。
そこに見えたものは、夢。そして、希望。
歌声を聴きながら、ダンスを観ながら。
なんだか、血が騒いだ。 歌いたい、踊りたいって。
そう言えば私、ミュージカルを観るのは初めてなんだけど
ミュージカルに出たことはあるのだった。 高校の芸術祭程度だけど(笑)
(「サウンド・オブ・ミュージック」。男の子役でした)
翌年と翌々年には歌劇にも出たし(モーツァルト「魔笛」。王子役ww)
だから宝塚の歌唱法には共鳴を感じる。
歌っていてどんなに気持ちがいいだろう、って。
オレンジ色の衣装の人は・・・杜けあきさんかな?(超絶自信ナシ)
ビブラートや声量が、私の体に驚くほど心地良く浸透して。
「パラダイス・トロピカーナ」からはずっと釘付け。
初風諄さんはすっかりおばあちゃんになってたけど
(私の記憶にはマリー・アントワネットの写真。)
それでもあの煌びやかな衣装を着てこうして大きな舞台で輝いていること。
すごいなって。素敵な人生を送ってるんだなって思った。
(私があの年になったときにはどんなだろうって考えるとかなり怖い、、)
女役の人達や現役のタカラジェンヌ達は、
体に羽根がついてるかのように軽やかで美しく舞っていて。
きれいなドレスに愛らしいパラソル。 すごく素敵だった・・・。
ちなみに客席は後ろから2列目。
段差があったので前の人の頭も邪魔にならず、観やすかった。
後ろにはおばあちゃん達。
始まってからもずっと話しててうるさいなーとか思ってたのだけど
途中解説が入ったりして(「太ったわね」とか「あの二人組んでたのよ」とか)
おばあちゃん達の乙女の時期や、今楽しんでる面持ちに気付いて
仕舞いにはそのおばあちゃん達も素敵だななんて思ってしまった。
イントロで「この曲素敵なのよ」とか。
曲の終わりに感極まった声で「素敵・・・」なんてつぶやいてるの。
こういう場面を、当のステージの方達にも見せてあげたいな。
うん。 すごく、素敵だった。
「素敵」しか言葉が見つからないほど素敵だった 笑
やはり舞台は突き詰めると「夢」。
その裏にどんなに困難や苦悩があっても。
観客に届けられるものは「幸せな時間」であってほしいな。
(観た日:2011.1.29)