「日本の問題」観劇!!(2011.12.4)
「日本の問題」観てきました@中野ザ・ポケット
何故演劇で「日本の問題」を?という疑問も多少ありはしましたが、「このタイトルを聞いただけで誰もが日本の問題について少しでも考えるきっかけになる。それって素敵なことなんじゃない?」くらいの軽い気持ちで観に行きました。
結果、純粋に「演劇」として高揚感を以って楽しめました。同じテーマで、同じセットで。8団体が全く違うアプローチで臨んできて、団体によって作品のクオリティに差はありましたが総じて満足です。4時間という上演時間が苦にならないほど楽しかったです!!
今回一番の収穫は、DULL-COLORED POP。最初はあまりの騒がしさに「え?」と思ったのですが、次第に18人の役者さん達が、その大人数にも関わらず驚くほど「統制された喧騒」を演じていることに気付いて、その演技能力の高さと、それを演出できる谷賢一さんの力に戦慄を覚えました。その光景は、まるでモーリス・ベジャール振付のバレエ「ボレロ」のようで。それはそれは美しく、人間の持つ力の可能性を感じさせてくれました。初めて見た谷さんの役者としての姿も◎でした。(素かも?)
(追記:後ほど、これがガチのエチュードだと知ってびっくり!!谷さんも役者さんも化け物かと!)
そして前評判を聞いて一番楽しみにしてたMrs.fictions。今村圭佑さんが先日の本公演「サヨナラサイキックオーケストラ」とは全くの別人で目を疑いました。3人の役者さんの掛け合いがおかしくておかしくて。面白かったー。
そしてそして、もう大のお気に入りの、ろりえ。ここに於いてもまさかのバカっぷり(注:褒めてます)。あの素敵な斜めに配置された舞台美術に、じじい(注:前回本公演の役名です)を寝かせちゃうんだもん(笑) ああもう、ろりえ大好き。笑いすぎて死にそう。演出の奥山雄太さんと、多分その父親以上の年齢であるあのじじいとが嬉々として稽古してる場面を想像するとなんだかそれだけでも笑えます。重い演目が多い中、ある意味清涼剤(?)のようにも思えました。
アロッタファジャイナは、物語としては非常にシンプルなのですが、松枝佳紀さんの脚本が伝えたいことを役者の西村誠太さんが実感として身に着けていて、それを演技に乗せて確りと伝えられる、という役者力に引き付けられました。政治経済について分かりやすく説明し具体的に改善策を提案するというストレートな手法は一番ダイレクトにテーマを伝えてくれて好感度大。
ミナモザとJACROWはずっしりと重い空気感を感じさせてくれましたが、今までに観た公演から鑑みての「想定内」の出来の良さで、意外性はありませんでしたがその分安心して観ることが出来ました。しかしどちらも人間一人一人の「尊厳」を「問題」として提起していて、ちょっと似た印象だったかも。JACROWで女子高生役を演じていた藤沢玲花ちゃんが可愛かったなぁ。
(観た日:2011.12.4)
(追記:感想を書いた翌日のメモ)
企画として、8団体のバランスが絶妙だったな、と。
対極に位置するのがアロッタとろりえで。
多分、全部の団体がアロッタのようだったら大不評で
全部の団体がろりえのようでもダメで。
「日本の問題」というストレートな企画だから、
そのストレートさを(誤解を招くことを恐れずに言えば)
「かっこ良くない」と思う人もあるだろうし。
その、かっこ良くない部分を一手に背負って引き受けたのがアロッタで、
ものの見事に一つの表現としてかっこいいとこ見せてくれたという印象。
アロッタがここまでやってくれたから、ろりえがあそこまで出来た。
逆に、ろりえがあそこまでやってくれたからアロッタがああできた、と。
そんなことを考えてた。
役者さんがねー、すごく良かった。総理大臣役の人。
あの人の演説がダメだったらアロッタの芝居は成り立たないし、
「日本の問題」の企画そのものが揺るいだかもしれない。
何故演劇で「日本の問題」を?という疑問も多少ありはしましたが、「このタイトルを聞いただけで誰もが日本の問題について少しでも考えるきっかけになる。それって素敵なことなんじゃない?」くらいの軽い気持ちで観に行きました。
結果、純粋に「演劇」として高揚感を以って楽しめました。同じテーマで、同じセットで。8団体が全く違うアプローチで臨んできて、団体によって作品のクオリティに差はありましたが総じて満足です。4時間という上演時間が苦にならないほど楽しかったです!!
今回一番の収穫は、DULL-COLORED POP。最初はあまりの騒がしさに「え?」と思ったのですが、次第に18人の役者さん達が、その大人数にも関わらず驚くほど「統制された喧騒」を演じていることに気付いて、その演技能力の高さと、それを演出できる谷賢一さんの力に戦慄を覚えました。その光景は、まるでモーリス・ベジャール振付のバレエ「ボレロ」のようで。それはそれは美しく、人間の持つ力の可能性を感じさせてくれました。初めて見た谷さんの役者としての姿も◎でした。(素かも?)
(追記:後ほど、これがガチのエチュードだと知ってびっくり!!谷さんも役者さんも化け物かと!)
そして前評判を聞いて一番楽しみにしてたMrs.fictions。今村圭佑さんが先日の本公演「サヨナラサイキックオーケストラ」とは全くの別人で目を疑いました。3人の役者さんの掛け合いがおかしくておかしくて。面白かったー。
そしてそして、もう大のお気に入りの、ろりえ。ここに於いてもまさかのバカっぷり(注:褒めてます)。あの素敵な斜めに配置された舞台美術に、じじい(注:前回本公演の役名です)を寝かせちゃうんだもん(笑) ああもう、ろりえ大好き。笑いすぎて死にそう。演出の奥山雄太さんと、多分その父親以上の年齢であるあのじじいとが嬉々として稽古してる場面を想像するとなんだかそれだけでも笑えます。重い演目が多い中、ある意味清涼剤(?)のようにも思えました。
アロッタファジャイナは、物語としては非常にシンプルなのですが、松枝佳紀さんの脚本が伝えたいことを役者の西村誠太さんが実感として身に着けていて、それを演技に乗せて確りと伝えられる、という役者力に引き付けられました。政治経済について分かりやすく説明し具体的に改善策を提案するというストレートな手法は一番ダイレクトにテーマを伝えてくれて好感度大。
ミナモザとJACROWはずっしりと重い空気感を感じさせてくれましたが、今までに観た公演から鑑みての「想定内」の出来の良さで、意外性はありませんでしたがその分安心して観ることが出来ました。しかしどちらも人間一人一人の「尊厳」を「問題」として提起していて、ちょっと似た印象だったかも。JACROWで女子高生役を演じていた藤沢玲花ちゃんが可愛かったなぁ。
(観た日:2011.12.4)
(追記:感想を書いた翌日のメモ)
企画として、8団体のバランスが絶妙だったな、と。
対極に位置するのがアロッタとろりえで。
多分、全部の団体がアロッタのようだったら大不評で
全部の団体がろりえのようでもダメで。
「日本の問題」というストレートな企画だから、
そのストレートさを(誤解を招くことを恐れずに言えば)
「かっこ良くない」と思う人もあるだろうし。
その、かっこ良くない部分を一手に背負って引き受けたのがアロッタで、
ものの見事に一つの表現としてかっこいいとこ見せてくれたという印象。
アロッタがここまでやってくれたから、ろりえがあそこまで出来た。
逆に、ろりえがあそこまでやってくれたからアロッタがああできた、と。
そんなことを考えてた。
役者さんがねー、すごく良かった。総理大臣役の人。
あの人の演説がダメだったらアロッタの芝居は成り立たないし、
「日本の問題」の企画そのものが揺るいだかもしれない。