海賊ハイジャック「B4 paper books2」観劇!(2011.11.1,2)
海賊ハイジャック「B4 paper books2」赤の章と黒の章。
二日連続で見てきました@サンモールスタジオ。
・・・めちゃくちゃ面白かった!!相変わらずのエログロなのだけど。どこを切っても脚演出の宇野正玖さんの美学に溢れてて。
哲学的で。攻撃的で。うわぁ、この人すげー変態だ、と思わされます(笑)
そのフェティッシュな世界観に共感して舞台に上がる役者さん達を観ていると、いい劇団だなぁ、劇団はこうあるべきだなと思います。素敵。
では、演目ごとに感想を。
【赤の章】
「dogma」
不名誉には屈辱の死を。名誉には栄光の死を。その学校では校長の記した経典に従い、厳しい教育を生徒達に強いた。しかし一人の女教師は、自分の生徒達に「生きる」ことを教える。どんなに無様でも、生きろ、と。
この作品が「赤」のメイン。
ラストに、校長の経典の真実を語る、川添美和(みわちゅう)さんの鬼気迫る長台詞に。彼女の確かな実力と魅力をこれほどかと言うまでに感じました。
凄い女優さんだな、と。心底惚れ込みました。
「テッドとリチャード」
連続殺人犯として逮捕されたリチャード。その雄弁さと容姿は愚昧な聴衆を熱狂させた。真犯人と称してテッドが処刑されたそのとき、ロックアーチストとしてもてはやされたリチャードに虚無が訪れる。
堀口武弘くん主演。
テッド役の平良和義さんもだけど、容姿は満点。ビジュアルにとことんこだわるところに宇野さんの美学を感じます。
「シュルレアリスム宣言」
海賊ハイジャックの遊び心のコーナー(笑) アンドレ・ブルトンの言葉を暗誦するのだけど、今回は劇団員のひろしさんの葬式という設定(爆)
ひろしさん何で今回いないのかは知らないけれど、絵面で爆笑。「主よ、人の望みの喜びよ」が流れる中、暗誦。そして遺影の前で役者さんが一人一言ずつ、今回のお芝居のセリフを言って、それを黒板に書き連ねて行くのだけど。「まだ処女」「糞尿を投げつけられた」「ピカチュウよりも」「この穴」「メランコリック」「プサイクなババァ」・・・どんな芝居だ(爆)
どんなにエログロな公演でも、最後に笑わせてホッとさせてくれるところが海賊ハイジャックのいいところ。ああ私、海賊ハイジャック大好きかも。
【黒の章】
「ジャック・ザ・リッパー」
40代の醜い娼婦ばかりを殺した切り裂きジャックが、その美学を語るために他人に殺人シーンを演じさせる。
あ、これ、面白かった(笑) 怖い中にも笑い。ちなみに宇野さんの作品は、実在した犯罪者を描いてはいるけれどエピソードはかなり美化されていて全くのフィクションとなってます。
「きこりと木の精」
木を愛し、慈しむきこり。木を愛しむあまり、森の木々で自分の住む家を作るに至る。切り株の上には赤い靴を履いた女性の足。連続猟奇事件を追って森に入る刑事達。
・・・グロい(爆)擬人化された木なのか、木人化した人なのか。木を模した顔も見えない全身タイツは血と土に塗れていて。アートだけど怖かったです。
「黒髪と魚の足とプレシオサウルス」
そのサーカスは、人体切断マジックが売りとなっていた。事故で白痴となった男が切断した恋人の女の足を医者が即時に縫い合わせ、痛みを紛らわせるために麻薬漬けにする。女には目的があった。男の記憶を取り戻すこと。男には忘れていた夢があった。それは、美しい人魚を作ること。
白痴の青年を橋本慎司くんが演じていたのだけど、凄い勢いで殴られっぱなし。・・・ご苦労。その恋人を体当たりで演じるみわちゅうさんの魅力がまた全開。その兄である医者を演じるひょいのさんもまた狂ってる。すごく暴力的で怖い話だけれど、ひょいのさんの演技で笑いっぱなし。これ、傑作だなぁ。ちなみに青年の名前は「サガワカズマサ」。多分全然実際の話とは違うのでしょうね。
で、今回。みわちゅうさんが心底素敵で、まるで宝物のようだと思いました。実力とフェティッシュさを持ち合わせていて。攻撃的で。
ろりえの梅舟惟永さんもだけど、こういう女優さんがいる劇団は強い。いい役者さんがいるからこそできるハチャメチャっぷりというのは観ていてとても清清しいし、楽しいと思えます。
いい劇団だなぁ、と。海賊ハイジャック、なんだかとっても好きになりました。
(観た日:2011.11.1,2)
二日連続で見てきました@サンモールスタジオ。
・・・めちゃくちゃ面白かった!!相変わらずのエログロなのだけど。どこを切っても脚演出の宇野正玖さんの美学に溢れてて。
哲学的で。攻撃的で。うわぁ、この人すげー変態だ、と思わされます(笑)
そのフェティッシュな世界観に共感して舞台に上がる役者さん達を観ていると、いい劇団だなぁ、劇団はこうあるべきだなと思います。素敵。
では、演目ごとに感想を。
【赤の章】
「dogma」
不名誉には屈辱の死を。名誉には栄光の死を。その学校では校長の記した経典に従い、厳しい教育を生徒達に強いた。しかし一人の女教師は、自分の生徒達に「生きる」ことを教える。どんなに無様でも、生きろ、と。
この作品が「赤」のメイン。
ラストに、校長の経典の真実を語る、川添美和(みわちゅう)さんの鬼気迫る長台詞に。彼女の確かな実力と魅力をこれほどかと言うまでに感じました。
凄い女優さんだな、と。心底惚れ込みました。
「テッドとリチャード」
連続殺人犯として逮捕されたリチャード。その雄弁さと容姿は愚昧な聴衆を熱狂させた。真犯人と称してテッドが処刑されたそのとき、ロックアーチストとしてもてはやされたリチャードに虚無が訪れる。
堀口武弘くん主演。
テッド役の平良和義さんもだけど、容姿は満点。ビジュアルにとことんこだわるところに宇野さんの美学を感じます。
「シュルレアリスム宣言」
海賊ハイジャックの遊び心のコーナー(笑) アンドレ・ブルトンの言葉を暗誦するのだけど、今回は劇団員のひろしさんの葬式という設定(爆)
ひろしさん何で今回いないのかは知らないけれど、絵面で爆笑。「主よ、人の望みの喜びよ」が流れる中、暗誦。そして遺影の前で役者さんが一人一言ずつ、今回のお芝居のセリフを言って、それを黒板に書き連ねて行くのだけど。「まだ処女」「糞尿を投げつけられた」「ピカチュウよりも」「この穴」「メランコリック」「プサイクなババァ」・・・どんな芝居だ(爆)
どんなにエログロな公演でも、最後に笑わせてホッとさせてくれるところが海賊ハイジャックのいいところ。ああ私、海賊ハイジャック大好きかも。
【黒の章】
「ジャック・ザ・リッパー」
40代の醜い娼婦ばかりを殺した切り裂きジャックが、その美学を語るために他人に殺人シーンを演じさせる。
あ、これ、面白かった(笑) 怖い中にも笑い。ちなみに宇野さんの作品は、実在した犯罪者を描いてはいるけれどエピソードはかなり美化されていて全くのフィクションとなってます。
「きこりと木の精」
木を愛し、慈しむきこり。木を愛しむあまり、森の木々で自分の住む家を作るに至る。切り株の上には赤い靴を履いた女性の足。連続猟奇事件を追って森に入る刑事達。
・・・グロい(爆)擬人化された木なのか、木人化した人なのか。木を模した顔も見えない全身タイツは血と土に塗れていて。アートだけど怖かったです。
「黒髪と魚の足とプレシオサウルス」
そのサーカスは、人体切断マジックが売りとなっていた。事故で白痴となった男が切断した恋人の女の足を医者が即時に縫い合わせ、痛みを紛らわせるために麻薬漬けにする。女には目的があった。男の記憶を取り戻すこと。男には忘れていた夢があった。それは、美しい人魚を作ること。
白痴の青年を橋本慎司くんが演じていたのだけど、凄い勢いで殴られっぱなし。・・・ご苦労。その恋人を体当たりで演じるみわちゅうさんの魅力がまた全開。その兄である医者を演じるひょいのさんもまた狂ってる。すごく暴力的で怖い話だけれど、ひょいのさんの演技で笑いっぱなし。これ、傑作だなぁ。ちなみに青年の名前は「サガワカズマサ」。多分全然実際の話とは違うのでしょうね。
で、今回。みわちゅうさんが心底素敵で、まるで宝物のようだと思いました。実力とフェティッシュさを持ち合わせていて。攻撃的で。
ろりえの梅舟惟永さんもだけど、こういう女優さんがいる劇団は強い。いい役者さんがいるからこそできるハチャメチャっぷりというのは観ていてとても清清しいし、楽しいと思えます。
いい劇団だなぁ、と。海賊ハイジャック、なんだかとっても好きになりました。
(観た日:2011.11.1,2)