qui-co.「LIVE FOREVER」観劇!!(2011.10.29)
qui-co.「LIVE FOREVER」観てきました@大山サイスタジオ。
あらすじを読むと、阪神大震災のお話ということで。今回の東日本大震災とリンクして観客に生きる力を与えようというテーマは容易に想像できるのであって。だからこちらはちょっと身構えて、感動のハードルが高くなってしまっていたのですが。
・・・とんでもなかった。想像以上に素晴らしかったです。内容はもちろんだけど、演劇としての表現の方法も。
黒沢世莉さんらしい毒のない素直な演出の表現に、荒船泰廣さんの攻撃的な映像と、美しいピアノとアコースティックギターの音色とが。ノスタルジックで美しく、心臓を震えさせてくれました。小栗剛さんの脚本は時系列で進まず過去と現在と空想が混ざり合って、それでも混乱せずにとめどなく涙が流れたのは、この美しい空気感のおかげ。
震災に巻き込まれた人達にはそれぞれの人生があってそれぞれの事情があって。物語の中でも様々な愛憎が描かれていたのだけれど。それらを観ながら、並行して自分や自分の家族に思いを馳せました。
私の実家は群馬で、兄夫婦は栃木で。放射能汚染地域はすぐ近くに迫っていて。私の、食べ物の中で一番の好物である赤城のとうもろこしはもう一生食べられなくて。
甥っ子が結婚して子供を産む頃のことを考えるといたたまれなくて。私自身も、私の家族も、内部被爆で病気になるかもしれなくて。日本がそんな未来に包まれてしまっているのは紛れもない事実で。不況は収まらないし。なんの希望もないこの日本という国で。
正直、もう生きたくないと思ってた。サーチュイン遺伝子が発見されたなんてニュースを見ても、辛い未来を見たくないからそんなのいらない、と、昨日も口にしたばかりだった。
それでも。生きろ、生きろ、生きろ、と。このお芝居は私に訴えかけてきました。
美しい星空や、音楽や。人間の表現力や。心を動かそうとする力も。こんなにも人間は、創造的で前に向かっていけるんだよ、と。そんなことを思い知らされて。
こんなお芝居を作ってくれる人達がいるなら、まだ生きてみようかな、と。この力はきっと日本を、そして世界を変えてくれる。そんな風に感じたクライマックスから、驚くほど涙が流れてカーテンコールまで止まりませんでした。
あのスタジオで。拍手が鳴り止まなくて、ダブルコール。女優さんが泣いてたのも印象的。
本当に、素晴らしかった。観てよかった。。
中でも素敵だったのは、美しすぎるピアノの生演奏でも魅せてくれた吉田能さん。彼が姿を見せるだけで、流麗な音楽が流れる予感に包まれる。良い空気感を作ってしまう。こんな役者さんはなかなかいません。また観たいなぁ、吉田さんの舞台。そしてPlat-formanceのコントも(笑)
菅野貴夫さんは、なんだかとても楽しそうに見えました(笑) 主人公の女の子の、亡くなった恋人役で。軽薄そうな前半から、包容力の大きさを見せる後半への変遷が素敵。
・・・素敵な舞台でした。本当に素敵な舞台でした。
qui-co.、次の本公演も是非観たいです。
(観た日:2011.10.29)
追記:この舞台が私の2011年小劇場№1作品です。素敵なお芝居は山ほどありますが、ここまで人の生に関わってくれる作品に出会えることは本当に幸せなことだと思うのです。絶望が希望に変わりました。一週間前に観た花組芝居とともに、私を救ってくれました。演劇って素晴らしい。本当に本当に素晴らしい。
あらすじを読むと、阪神大震災のお話ということで。今回の東日本大震災とリンクして観客に生きる力を与えようというテーマは容易に想像できるのであって。だからこちらはちょっと身構えて、感動のハードルが高くなってしまっていたのですが。
・・・とんでもなかった。想像以上に素晴らしかったです。内容はもちろんだけど、演劇としての表現の方法も。
黒沢世莉さんらしい毒のない素直な演出の表現に、荒船泰廣さんの攻撃的な映像と、美しいピアノとアコースティックギターの音色とが。ノスタルジックで美しく、心臓を震えさせてくれました。小栗剛さんの脚本は時系列で進まず過去と現在と空想が混ざり合って、それでも混乱せずにとめどなく涙が流れたのは、この美しい空気感のおかげ。
震災に巻き込まれた人達にはそれぞれの人生があってそれぞれの事情があって。物語の中でも様々な愛憎が描かれていたのだけれど。それらを観ながら、並行して自分や自分の家族に思いを馳せました。
私の実家は群馬で、兄夫婦は栃木で。放射能汚染地域はすぐ近くに迫っていて。私の、食べ物の中で一番の好物である赤城のとうもろこしはもう一生食べられなくて。
甥っ子が結婚して子供を産む頃のことを考えるといたたまれなくて。私自身も、私の家族も、内部被爆で病気になるかもしれなくて。日本がそんな未来に包まれてしまっているのは紛れもない事実で。不況は収まらないし。なんの希望もないこの日本という国で。
正直、もう生きたくないと思ってた。サーチュイン遺伝子が発見されたなんてニュースを見ても、辛い未来を見たくないからそんなのいらない、と、昨日も口にしたばかりだった。
それでも。生きろ、生きろ、生きろ、と。このお芝居は私に訴えかけてきました。
美しい星空や、音楽や。人間の表現力や。心を動かそうとする力も。こんなにも人間は、創造的で前に向かっていけるんだよ、と。そんなことを思い知らされて。
こんなお芝居を作ってくれる人達がいるなら、まだ生きてみようかな、と。この力はきっと日本を、そして世界を変えてくれる。そんな風に感じたクライマックスから、驚くほど涙が流れてカーテンコールまで止まりませんでした。
あのスタジオで。拍手が鳴り止まなくて、ダブルコール。女優さんが泣いてたのも印象的。
本当に、素晴らしかった。観てよかった。。
中でも素敵だったのは、美しすぎるピアノの生演奏でも魅せてくれた吉田能さん。彼が姿を見せるだけで、流麗な音楽が流れる予感に包まれる。良い空気感を作ってしまう。こんな役者さんはなかなかいません。また観たいなぁ、吉田さんの舞台。そしてPlat-formanceのコントも(笑)
菅野貴夫さんは、なんだかとても楽しそうに見えました(笑) 主人公の女の子の、亡くなった恋人役で。軽薄そうな前半から、包容力の大きさを見せる後半への変遷が素敵。
・・・素敵な舞台でした。本当に素敵な舞台でした。
qui-co.、次の本公演も是非観たいです。
(観た日:2011.10.29)
追記:この舞台が私の2011年小劇場№1作品です。素敵なお芝居は山ほどありますが、ここまで人の生に関わってくれる作品に出会えることは本当に幸せなことだと思うのです。絶望が希望に変わりました。一週間前に観た花組芝居とともに、私を救ってくれました。演劇って素晴らしい。本当に本当に素晴らしい。