岩☆ロック座『Reverberate』観劇。
岩☆ロック座の公演『Reverberate』を観てきました@渋谷ルデコ。
今公演は、昨年12月にオムニバスの一つとして演じられた『Ceremony』の再演。時間堂の菅野貴夫さん主演はそのままに、お相手の奥様役がDULL-COLORED POPの堀奈津美さんにチェンジとのことでかなり期待していました。
前回は自分の中にある痛みを引きずり出されて、男女の別れの繊細な思いを体感しながら見たのですが。今回は・・・正直ちょっと違和感を感じてしまいまして、何が原因なのかなと考えながら観てしまいました。
前回は4つの短編のラストの作品で、独立した作品ながらも最初から伏線が張ってあって。劇中で亡くなる人がみんな全身白い衣装だったので、菅野さん演じる離婚する夫が、そこに居るという芝居なのに「既に死んでいる?」と思わされるファンタジックさがあって。
今回はそれが全然無くて、最初から「普通の」二人芝居。そこから沸いている人間の感情というものが全く伝わってこなかったのですよね・・・。その理由は多分、会話の速さ。しっとりする余韻が全然なかったのが、おいてきぼり感の原因かなと思いました。うーん。なんで今回こんなに速かったんだろう?
ちなみに公演の構成は、この作品のリミックス版との2本立て。リミックス版は二人の女性のダンスユニット「ビビ」がダンスでアーティスティックに演出した作品なのだけど。正直、サイケ寄りの衣装や感情表現のセンスが私には合いませんでした・・・。原作の感情をすくうようにシーンを繋げているのですが、前回観ている人じゃないと分からないだろう、という内容。ストーリーを知っている私でもなんとなく上滑りに感じたし、自分達がやりたいことだけをやっているように見えてしまって。「演劇は人を楽しませるためのもの」という私の思いからはちょっと外れた作風かなと思いました。
うーん。
好きな人はきっと好きなのでしょうけれど。
うーん。

