Day280-Day379 あらすじ
コオはメンタルとともに体調を崩し、さらに激しい物忘れに悩まされつつ、年を越した。そして、父が倒れて1年がたった頃、再び高齢者住宅の紹介業者・藤堂から、”父の希望している施設に空きが出る”という連絡をうける。空くのは確定であり、コオはすぐに動き出す。
まずコオは現在の老人保健施設に『すぐにキーパーソンである妹と話し合いを持ってほしい』と連絡をする。
老人保健施設ケースワーカー・浅見、友人響子、高齢者住宅紹介業者・藤堂さらには転居予定だった施設まで巻き込んだ結果、父は
『莉子のYESはほんとうのYESではないから、入居はできない』という奇妙な主張で新施設入居を見送った。
水の泡になったことで、コオはひとりでやけ酒をのみながら、父は、妹・莉子だけが大事なのだ、としみじみと思った。